スプラトゥーンはいいぞ。パブロはナンバーワン
パブロっていいよね。スプラトゥーンやりすぎてリアルな世界までスプラトゥーンに侵されたイカ脳の私の話です。
スプラトゥーンは銃で撃ちあうFPSの対戦ゲーム。
FPSってコアなゲーマーやリアル調のグラフィックに臨場感があってちょっと血が出て、キルされたら怒り狂うプレイヤーがいて、近寄りがたい雰囲気があったけれど、そのハードルをぐっと下げた画期的なゲームだった。
プレイヤーはリアルな人間じゃなくて、パワーパフガールズみたいなイカちゃんだし、武器は銃じゃなくて水鉄砲やバケツとか身の回りのものだし、インクで塗って戦うバトルは緊張感も臨場感もあるけれど、ゲームの中でも
人は死なないし血も出ない。
ただしバチバチのバトルだしキルされたら怒り狂うプレイヤーはいる。
就活中の夏、どうしてもスプラトゥーンが欲しくて、昼からある一次面接の前に朝一でゲオにいって、wiiUとイカを買って二時間だけゲームして面接に行ったのがスプラトゥーンとの出会い。「はよ帰ってゲームしたい」と思いながら受けた会社が新卒入社した保険会社との出会いでもある。
3年間勤めた後保険会社はやめてしまったけれど、スプラトゥーンの続編スプラトゥーン2は今も遊んでるしなんならさっきまでガチアサリでウデマエ下げてた。スプラトゥーンとの付き合いは、出会いが同じ時期の保険会社より長い。
このゲームにはプレイヤーが使える武器がたくさんある。わたしが一番好きな武器は「パブロ系」だ。
筆の形をしていて何より機動力が高い。
基本的に武器は機動力が高い武器は攻撃力が低くて、機動力が低い思い武器は攻撃力がある。
パブロは機動力がトップな代わりに攻撃力が低く、攻撃モーションが筆を振って相手をひっぱたくため連打する必要があり、相手を倒すには4回ひっぱたく必要がある。
機動力と同じくらいの強みは「塗り」であり、地面をぱぱっと広く塗るためスプラトゥーンの「塗って味方に貢献する」テーマに沿った武器だ。
パブロに行きつく前に使っていた武器は「スプラシューター」。
機動力もあり、相手を倒すには3回打つ必要があるので攻撃力もそこそこ、インクが出る連射力もまあまあある。
だから塗りも強いしバトルも強い。使う人を選ばないし、武器の中で一番使いやすいと思う。
主人公格の武器でソツがない。そこがいけすかない。
スプラトゥーンは基本的に、相手を攻撃できる長さすなわち射程が長ければ長いほどバトルは有利だ。
射程が長いと攻撃を当てる対象が小さく、外しやすいためプレイヤーの腕が試されるがスプラシューターは遠距離攻撃の手段もあるので苦手とする相手があまりない。私は下手だから苦手な相手がたくさんいるけれど。
きっとスプラトゥーンの世界がリアルにあったとして、スプラシューターを使うのは初めての人かクラスの中心人物とか、明るい人だ。
味方にいれば「あっスプラシューター味方にいるから心強いじゃん」ってなる。
日陰者としては非常につまらない。ソツがなくて好かれやすいとかやっかみではなくつまらない。
さっき言った「射程こそ強さ」を体現したのが「チャージャー系」。
こいつもまあまあそつがない。的になる相手に攻撃を当てる難しさはあれど、なんと一回攻撃を当てれば相手を倒せられる。
あと近付かれたように爆弾も所有していて、うまい相手がチャージャー使いだと近付くことが不可能で一方的にやられる。
妬ましい。持てるやつが持てば最強のポジション。クラスにいたらテストの点数がいい秀才ポジション。
習熟度が低いとなかなか倒せられないため味方から疎まれるが、たぶんそういう厳しい視線を潜り抜け、黙々と練習したプレイヤーがかっこいいチャージャー使いとなって、やがて誰も彼らに近づけない最強ポジションになっていくんだと思う。
その努力家なところが私は好きだからうまいチャージャーがいると敵でもフレンド申請してしまうが長い射程が妬ましい。
そして攻撃一回で倒せられるしだけど機動力も無くはないし射程も工夫次第で得られる天敵が「ローラー」。
こいつに至ってはスプラトゥーン2でましになったものの前作では謎に攻撃されていないはずの後ろにまで攻撃判定があって任天堂の過保護を受けていた。
だいたい角とか味方側自陣の死角に隠れていて、近付いたところをバンと叩かれて倒される。
パブロ使いとしては相手のミスがないと倒せられない。先手を取っても振り下ろされる方が早いし、後ろをとってもコロコロで一瞬くるっと回られるだけでひき殺される。いつか私がパブロでこいつを轢いてやる。
ここまで恨みつらみを語っていると、気付くことがある。パブロは苦手な武器が多い。
そう、機動力が高くても自分一人で敵陣に行けば3:1の不利な状況が多く、攻撃力はかなり低いし射程は武器の中で一番短い(もしかしたらボールドよりちょっとあるかも)
パラメーターが「機動力・塗り」に特化しすぎてバランスが悪いうえに、機動力と塗りを求めるならば他の武器でも補えられる。
あとパブロは味方受けが非常に悪い。
どのウデマエでも「パブロ来たか……」という味方の嘆きがsoftbank光を通じて聞こえてくる。
だからこそパブロ使いは結果が求められる。結果を出せば…シューターに襲われたチャージャーを助けたとき、エリアをとったとき、ガチアサリをシュートした時味方から「ナイス」を送ってもらえる。
結果を出すにはどうしたらよいか?
圧倒的に射程が短く、攻撃力も低いパブロが相手に勝つためには「状況判断」が必要だ。
パブロは全武器と対面した時、正面から勝てることはあまりない。相手の死角から叩くか、すでに手負いのイカを攻撃するかのどちらかでないと有利ではない。
いま攻撃して相手に勝てる見込みはあるかは常に考えて、見込みがなければ持ち前の機動力で逃げる必要がある。
逃げる方向は安全か、ここは逃げずに無理をしてでもエリア維持・ヤグラ維持・アサリを投げてカウントを取る必要があるか。
パブロはすぐに味方と合流することも、敵陣に乗り込むこともできる軽さがあるのでめまぐるしく変わる戦況を把握して身の振り方を考える必要がある。
その判断ができるようになるまで、死んだ後に原因は何だったのか反省をして行動を改めるのだ。そしていつか「パブロ楽しい。パブロが一番使いやすい」と思う日が来るはずだ。
いつだってスプラトゥーンは楽しいし、いつだってパブロはかわいくて強い武器だけれど負けが続くと精神不衛生になる。
パブロに射程があれば、パブロより攻撃力のあるホクサイであれば勝てたかもしれないとタラレバを口にすることもある。
味方運もあるけれど、正直負けが続くときは私自身の反省が足らない時だ。
パブロの機動力を過信しすぎて突っ込みすぎたり、カウントをとりたいあまり味方の動きを読めていなかったりする。
あとスプラトゥーン2でスプリンクラーの弱体化、スフィアの弱体化、マニューバの出現でかなりパブロは窮地に立たされている。
なんか前作のほうがパブロは強かった。
なんだこれ、自分の腕前を磨くチャンスか?逆にパブロ愛が奮起する。
私自身が強くなることで、更にパブロの魅力と強さを引き出すことができればプレイヤー冥利だ。
まさかゲームでここまでPlan Do Seeサイクルを回すとは思わなかった。あとこのマインドを仕事に生かしたい。このメンタルつよつよ逆境強化状態はスプラトゥーンをやることでしか発揮できない。仕事で生かしたい。
#全力で推したいゲーム
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