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【pop'n music用】ハンドメイドコントローラーについて

今までポップンミュージック用のアケコンを作らなかったのは、ネット上に制作方法がたくさん載っている上に既にKCGコンとして販売している人が居たからだった
しかしKCGコンも入荷が未定であり、本人に確認してみたところ許可を貰えたので制作及び販売をすることにした

とはいえ、大まかな制作方法は以下の記事にまとめてある

それに加え、基板をArduinoからPC/PS2両対応基板のCY-3103に変更した当製品について、以下の記事と合わせた内容で書いていく


1,ボタンについて

ボタンの入手方法はいくつかあるが、やはり正規品を買うと非常に高いためAliExpressの非純正品を使う。筆者は複数台を作る都合上、大量注文でコストを下げているが、1台作るくらいならセット商品を買うのが良いと思われる

上記の商品は各色2個の10個セット。赤が余分に1つ付いてくることになる
※注意:自身でAliExpress上を探して購入する場合は大きさに注意すること。似た写真で60mmボタンの商品もある(ポップンのボタンは100mm)。また、ドーム状のボタンと平たいボタンがあり、ポップンで使われているのは前者。値段で即決する前に商品概要の熟読を忘れずに※

赤が余分に送られてきた

AliExpressで売っている音ゲーボタン全般に言えるが、そのままではスイッチ、ボタン共に重すぎるため純正品に換装する。重さは好みに合わせて
製品では100gバネ+50gスイッチor100gスイッチを使用している

2,基板について

製品ではPC/PS2両対応ゲームパッド基板「CY-3103」を使用している。商品ページと制作記事

また、Arduino基板でも制作することができる。その場合は以下の記事を参考

CY-3103を使う場合は、ポップンコントローラーとして認識させるためのはんだ付け等の工夫が必要になるが、そこ以外は付属の配線を接続するだけのため、難しい工具等は必要無い

3,天板、枠組みについて

ポップンコントローラーは全音ゲーの中でもプレイ中の衝撃が大きく、生半可な設計では耐久性が心もとない。筆者は枠組みに2×4材を、天板には5.5mm合板を用いている。さらなる安定性を求めるなら天板はもっと厚くしてもいい
実は上記のポップンコントローラーの記事では寸法が違っていたらしく、正確には上段のボタンと下段のボタンの感覚は130mmとなっているようだ

なので正確な寸法は以下となる

拡大推奨

天板は厚い上に丸く切るとなれば一工夫、もしくは専用の工具が必要になる。筆者は大量生産を見越して自在錐を購入した

本当に丸く切れる

ただこの自在錐、扱いが難しく上手く使うにはコツが要る
高パワーのドリルを使用すること(写真は100V)、切断する対象とドリルをしっかり固定すること、表面を少し削った後に裏側から削って穴を開けること、特にドリルは両手でしっかり固定していないと引っかかったときに腕が持っていかれるため大変危険。事故を未然に防ぐためにも片手で使うことは避けよう
写真の黒いものは円の中心点に印を付けるためのもの。円ではなく中心点を基準に穴を開けるため必要になる

ズレ防止用の溝も作る

天板は多めのネジで固定することを推奨。叩いた反動で浮いたりすると過反応や騒音の原因になる

上記の工程から各パーツを組み合わせることで完成となる

以下商品ページ