【パートナーシップについて vol.01】ポリアモリーは形ではなく“質”だと思う
【ポリアモリー】とは…
関与するすべてのパートナーの同意を得て、複数のパートナーとの間で親密な関係を持つことだと言われています。(wikipediaより)
ここ1年間の私のメインの探求テーマは「パートナーシップ」でした。しかもポリアモリー。
これを1本目に書くのはなかなか勇気がいりましたが(笑)勇気を出して書いてみます。
わたしはもともと、性質的に「好き」の境界線?がうすい感じがありました。。。
若いときは彼氏がいるのに、家なしになった男友達を家に受け入れ二人暮らしをしていたことも。今考えると、私は好意にグラデーションはあれど、はっきりその「好き」をカテゴライズしにくい質なのかもしれません。
で、そんな感覚は日常生活を送る中で、ずっと忘れていたのですが、、、
去年フリーランスになって会社員の枠が外れたときに、 「私はポリアモリーかもしれない、それならばもっと自分の性質に素直でいいのかもしれない、、」と思い至り、まるでやれといわんばかりの流れによりポリアモリーの関係を実践・実験してみたのでした。
その後、シブヤ大学で、先生にきのコさんを迎え(「わたし、恋人が2人います。~ポリアモリーという生き方~」の著者)ポリアモリー授業を実施させてもらったり、ポリーラウンジではほかの方々のお話を聞く機会にも恵まれたり …色々感じたり気づきがありました。
かなり想定外のことも、ちょっとした後悔もたくさんありましたが、この実験全体で感じたのは、
1 .今までタブーだったことが、社会的に受容されるようになってきたという雰囲気
メディアに取り上げられる機会が増えたこともあり(私の5年間の実感値ですが)、認知度があがってきているのを感じます。
次に、今回やらせてもらったシブヤ大学の授業ですが、数年前はこのテーマにNGがでていました。今回はなんと一発OK!これもこの数年の変化だと思います。
そして本当にありがたかったのですが、私の友人たちにこの話しをしたところ(男女とも)、誰も否定しなかったのです!そればかりか受け入れ、実験を応援してくれました。
まだ多少の罪悪感ももっていた私は「自分を生きよう」と背中を押され、変化しつつある社会の潮流もひしひしと感じました。
2.ポリアモリーは形でなくて“質”だ
当初私は、複数人とパートナーシップを結ぶという形を追っていました。
なぜならば、ポリアモリーの自分を生きたいという思いがあったのと、パートナーたちとのチームのような子育ての未来を意図していたから。
なので、しばらくは関係者が一人抜けるごとに、チームの仲間を増員したほうがいいのかな?とソワソワもしました。そのときの私は、形を追っていたから。
しかし、経験から感じていたのは、
複数の相手とのパートナーシップには、真摯で誠実なコミュニケーションと、それにもとづいた深い信頼関係が不可欠ということ。
だから相手は、選びに選ばないと大変なことになるのは想像に容易いですよね。
関係を続ける中で、自分や相手に強い感情(例えば嫉妬。相手が複数いるので出やすいとは思います)がでてきても、それをどう扱うのか、お互いが深くコミットして「自分はどうしたいか」と対話を繰り返し、都度都度お互いにとって安心で心地よい関係性を築いていくので、その部分では通常の一般的な恋愛よりコミット度は深いかもしれません。
…そういう相手はなかなか見つけられなかったのです。
そこで、大前提の「大切な人とパートナーシップを結ぶ」に立ち戻ることになりました。(考えてみれば、至極ふつうのことなのですが 笑)
シブヤ大学の授業のきのコさんの話でも「ポリアモリーの形に正解とか不正解はない、一人のパートナーと付き合う時期もあれば、複数パートナーがいる時期もある」という話が。全くその通りですよね。。
経験を通してたくさん思い込みを取っ払ったと思っていたのですが、「モノガミーは一人と、ポリアモリーは複数人とパートナーシップを結ぶ」という思い込みがガッツリあったのでした 笑
私は私でよい、あなたはあなたでよい。
そして、お互いに常に正直であること。そこに責任をもつこと。
常に大切な人を思いやり、関係性を創っていくこと。
きっとお互いが自分の“心地よさ”に本当に正直になって合意の上なら、愛に正しいとか間違いとかはないと思うのです。
形なんて問わないんです。
自分とパートナーの“心地よさ”の間にこそ、“心地よい”パートナーシップってあるんじゃないでしょうか。
最初は、そんな大きな気づきをシェアします。
(カバー画像はオリジナルパステルアートです)
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