スイングバイIPOについて解説します
こんにちわエクおです^0^
時間の空きが出来て調子が良いので続けてエントリーします~
※港区女子の続き書けよって突っ込みがありそうですが、こちらを先に書きたいのですw
最近スイングバイIPOというワードが使われ始めていますね~
HiOLIというスタートアップのシリーズC資金調達でも使われています
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HiOLIは、本資金調達により、シリーズAラウンドより資本業務提携し、販路の拡大、社外取締役の派遣などリードインベスターとしてのハンズオン支援を受けてまいりましたオイシックス・ラ・大地グループに加わることで、共同での商品開発や販路拡大など事業シナジーを強化し、今後のさらなる成長を通じてスイングバイIPOを目指してまいります。
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カンタンに言うと、
一旦 M&Aにより過半数以上の株式を取得し連結子会社化し、
株主は現金化も行い、資金調達もしてパワーアップして、その後IPO目指してやっていきましょうー!
ということです
そもそもスイングバイとは、
宇宙探査機が惑星の重力を利用して加速する技術 とのことです
①単独(スタートアップのみ)ではなく、ほかの力(大企業の資金力や信用力)を借りて成長
②新たな目的地(IPO、そしてその先)へ効率的に向かう
とのことです
例としてはソラコムとKDDIの事例がよく取り上げられております
メリットは
①もちろん資金調達 (出資としてあるいは親会社からの大型の借り入れも可能)
②親会社のナレッジを使える (人事、組織作り、役員の派遣等)
③信頼性の向上 (上場会社であればその看板が使えるのは非常に大きい役割です)
デメリットは
①多少、自社だけではコントロールできなくなってくる (連結子会社ですからね)
②カルチャーがややベンチャーぽくなくなるかも (意思決定のスピード等)
ですかね~
ただどっちみちIPOを目指すわけですから
連結子会社になったときIPO会社のカルチャーを分かっておいて真似できるぐらいの素養は身に付けた方が良いですしIPO後もスムーズに成長出来きます。
またIT業界では 2001年になりますが
VOYAGEというIT企業がかの有名なサイバーエージェントの連結子会社となりました。
そして2012年にサイバーエージェントは保有する株式70%以上のうち
ほとんどを売却し、VOYAGEは連結子会社を外し、単独でIPOを果たしました。素晴らしいパチパチパチパチ👏👏
但し通常は、親会社からしたら儲かっている連結子会社を手放す必要はないですし手放せません。なぜなら儲かっている連結子会社を手話すことは株主の反発をくらうからです。そりゃそうですよね。
これはひとえに宇佐美さんと藤田さんの信頼関係の賜物かと思います。
そういう意味ではスイングバイIPOが世の中に認知されれば
IPOを条件に連結子会社になるわけですから業績が良かろうと
一緒にIPOを目指せるのは良いことかと思います。
最後にソラコム社の玉川社長
「何回買収されたっていい」
やりたいことに対する信念と執念と強靭な精神
かっこよすぎます 経営者としてしびれますね!!!!
現場からは、以上です^^☆