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【競馬】ジャパンカップ 2024

日本競馬の最大の国際レースであるジャパンカップが行われました。
創設期は海外の2流馬にも勝てないぐらいレベル差があったのですが、
今ではこの高速馬場で日本馬に勝てないと参戦する馬さえいなくなって
ました。国際感のない時代が続きましたが、今回は欧州の有力馬が
多数参戦してくれたおかげで盛り上がってました。

JC出走表

海外からの参戦では、なんといってもディープインパクト産駒でGⅠ6勝の
オーギュストロダンです。このレースをもって引退して来春から種牡馬入りとなります。成績も良いので、欧州でディープインパクトの血を広げてくれるのではと期待されています。

また人気はそれほどでもありませんが、今年のキングジョージを制している
ゴリアットに加え、昨年の独ダービー馬で今年のバーデン大賞を制している
ファンタスティックムーンも参戦ということで、例年にない豪華な顔ぶれとなっています。

レースはあきらかな逃げ馬がいないこともあり、普段逃げないシンエンペラーとソールオリエンスが先行しますが、1000mの通過が1:02.2と条件戦でも見ないぐらいのスローペースとなり、先行勢有利な展開となります。

4コーナーを回ったところでは、ドゥレッツァ先頭、シンエンペラーが2番手で絶好の手応えとなり、前残り濃厚な感じがしてました。ここを4コーナー後方4番手ぐらいから大外を回してドウデュースが直線一気を仕掛けますが、ドゥレッツァとシンエンペラーがしぶとく厳しいかと思わせましたが、
なんとかわし切って総大将として役目を果たしました。

勝ったドウデュースですが、かなり調子が良かったと思われるのが上がりの
タイムです。

さすがGⅠだけあってどの馬も33秒台なのですが、ドウデュースだけ異次元の数値で32.7を叩き出しています。通常先行して33秒出されたら勝てないのですが、この上がりの数値は種牡馬としても価値が出そうな内容です。

欧州勢はゴリアットの6着が最高ですが、遠征してのこのスピード勝負するには、ちょっと酷だったかなと思います。日本で勝つには相当なスピードを
持った馬ではないと厳しいのが現状ですね。

他の日本馬も見ておくと、凱旋門賞帰りのシンエンペラーがドゥレッツァと
同着での2着は価値ありますね。来年は日本のエース格として期待できる気がします。またドゥレッツァも英インターナショナルS帰りな上に、菊花賞馬であることから、もう少し長い方がと思ってましたがお見事です。

また牝馬2冠のチェルヴィニアもこのメンバーで4着は実力を示せてますし、
久々のスターズオンアースは次走以降で感覚を取り戻せばという感じでしょうか。このメンバーに女王リバティアイランドがいないのが残念ですね。

ドウデュースは順調なら有馬記念でラストランです。
間違いなく1番人気となるでしょうし、有終の美を飾る走りが今から楽しみです。

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Equinox
今日の夕飯は外食にします!!