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【競馬】香港国際競走 2024

週末に行われた香港国際競走に、日本馬が多数出走しました。
香港国際競走は1日にGⅠレースが4競争も行われる祭典です。
秋は各国でこのブリーダーズカップ方式のイベントが多く、この香港のレースを持って終了となります。

香港ヴァーズ

距離2400mのクラシックディスタンスです。過去10年で日本馬が4勝と
かなり得意なレースになっています。日本馬は2000m~2400mの国内GⅠを
勝つのが至難なので、意外と国内GⅠ未勝利馬が勝ったりします。

1番人気は桜花賞馬のステレンボッシュです。
結論から言うと、3着に敗れますが、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズから5戦連続GⅠを使ってすべて3着以内と堅実です。

香港スプリント

このレースは長い歴史の中でも、日本馬が最も苦手なレースです。
ロードカナロアが風穴あけるまでは歯が立ちませんでした。その後も
ロードカナロア産駒のダノンスマッシュが勝つまで苦労してますし、
タレント不足が否めないレースです。

今回勝ったのは、地元香港のスター候補カーインライジングでした。
ゴール前だいぶ余裕があり、力の差を感じる内容でした。日本馬の再先着は
サトノレーヴの3着でした。正直これは勝てないですね。しかも日本馬が
ベストでも肉薄できるかみたいなレベルで、このレースを勝つには、
新たなスターの誕生を待つしかないぐらいの印象です。

香港マイル

マイル前後は日本馬もそこそこ強いのですが、近年Beauty Generationや
Golden Sixtyなどの地元香港の有力馬が君臨していたこともあり、10年で
2頭しか勝ち馬がいません。

日本から3歳マイル王のジャンタルマンタルとマイルチャンピオンシップ勝ちのソウルラッシュが出走です。マイルCSでのソウルラッシュの強さは本格化の雰囲気があったので、正直楽勝だと思ってました。

勝ったのは地元香港のヴォイッジバブルでした。この馬も強かったですね。
今充実期のソウルラッシュ相手に余裕の勝ち方でした。ただ枠も含めて地元有利な雰囲気を感じたので、異国の地で決戦したいところですね。一方で
期待のジャンタルマンタルが負けすぎで気になります。

香港カップ

ラストはメインレースの香港カップです。過去10年で5勝と近年最も成績の良いレースとなっています。ただ直近2年は地元香港の英雄Romantic Warriorが連覇しています。

勝ったのは3連覇となるRomantic Warriorでした。いくら地元とはいえ、
3連覇をさせてしまったのはちょっと残念ですね。ただ日本勢は3冠馬の
リバティアイランドとダービー馬タスティエーラがっ出走し、2,3着と
検討していますので、春の遠征に弾みをつけた点は評価できると思います。

GⅠを4レースも行い楽しい時間となりましたが、日本馬が未勝利となったので、あまり喜ぶシーンがなかったことが残念です。ただこの後は中東遠征が始まりますので、いいステップになった馬もいたと思うので前向きに考えたいと思います。


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Equinox
今日の夕飯は外食にします!!