【競馬】サウジカップデー 2025
海外競馬の幕開けを告げるイベントサウジカップデーです。
日本からは６レースに１８頭もの大船団での遠征となり、
チームジャパンとしての活躍も期待されました。
サウジダービー（GⅢ）
過去にフルフラット・ピンクカメハメハ・フォーエバーヤングと
日本馬が３勝と相性の良いレースです。芝適正のある馬が好走するのも
特徴の１つでもあります。しかし今回勝ったのはUAEのゴールデンヴェコマでした。前走UAE2000ギニーを勝ってるだけあって強かったです。
日本勢は2着にシンエンペラーが入ってますが、こちらは初ダートで、
ダート適正というよりは、芝馬が走る馬場だったということだと思います。
リヤドダートスプリント(GⅡ)
ダートスプリントは現在も世界と距離があるレースの１つです。
特にダートの本場米国勢とはかなり力差を感じてしまいます。
これまでダートスプリントは勝っても種牡馬としての価値も高くない
こともあって、あまり爆発した馬が生まれにくい気もします。
今回勝ったのは米国馬で、昨年のBCスプリントを制している
ストレートノーチェイサーが圧勝でした。日本勢の最先着馬は
3着ガビーズシスターで、残り4頭リメイク、ジャスパークローネ、
チカッパ、イグナイターは7着以下で惨敗となっています。
ネオムターフカップ(GⅡ)
芝２１００ｍの中距離ということで、芝レースで言うとど真ん中のカテゴリーとなっています。この後のドバイターフに繋がるレースとしても注目です。日本からは1頭シンエンペラーが参戦しましたが、前走ジャパンカップ
2着は伊達じゃないところを見せつけて快勝でした。シンエンペラーは海外レース3戦目にして初勝利となりましたね。この後はドバイ転戦でしょうから、連勝で海外GⅠ初制覇にも期待が掛かります。
1351ターフスプリント(GⅡ)
マイルレースがない代わりに、ちょっと短めのスプリントレースです。
ここには今後日本のマイルを背負って欲しいアスコリピチェーノが参戦。
前走は豪州のゴールデンイーグルに出走も12着と大敗してたこともあり、
ちょっと心配されましたが関係ありませんでした。日本で京王杯や阪急杯の1400m重賞を制しているウインマーベルが逃げて勝ちを思わせるレース
運びをしているところに、しっかり外から差しての勝利は強かったです。
こういうところを僅差で勝つところがGⅠ馬という印象を受けました。
レッドシーターフハンデキャップ(GⅡ)
こちらは一気に距離が伸びて芝3000ｍのレースとなり、更にハンデ戦ということで、負担重量にも注目です。世界の潮流としては、スプリント・マイルに2000mから2400mのクラシックディスタンスが主流となっていることもあって、3000mという距離の大型レースが少なくなっています。日本では伝統的な3冠が重視されているため、菊花賞参戦組や天皇賞・春を目指す馬には、適レースとなると思われます。今回は菊花賞5着のビザンチンドリームが参戦し、直線一気で快勝となりました。国内だけだと長距離レースが限られるため、このようなレースに積極的に参戦するのも良いなと感じます。
サウジカップ(GⅠ)
ラストはメインレースのサウジカップです。1着賞金1000万ドルの超ビッグレースです。そして今回の話題はアジア最強馬のロマンチックウォリアーが
初ダートへ参戦することでした。オッズとしてはフォーエバーヤングが1番人気でしたが、僅差でロマンチックウォリアーが2番人気となっていました。個人的にもロマンチックウォリアーのダートは難しいのではと思ってましたが、直線に入るところから加速し、一気に先頭に立った時はその強さに驚きました。しかしダート適正の差だと思いますが、ラスト100mからの巻き返しでフォーエバーヤングが見事差し返しての勝利はしびれました。
今回は6戦4勝でメインレースも制し、最高の結果となりました。特に昨年は久々に海外GⅠの勝ちがゼロとなった寂しい1年だったこともあり、スタートから勝利ができて幸先良いですね。次はドバイワールドカップとなりますので、こちらも期待を膨らませてレースを待ちたいと思います。
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