【競馬】米BCと豪ゴールデンイーグル
この週末は日本の競馬はGⅠはお休みでした。
一方で海外遠征に行った馬が多くて、そのレースがあったので、
ちょっと楽しい週末となりました。
以前にも記事を書きましたが、今年は米ブリーダーズカップ(BC)が
西海岸デルマー競馬場で行われたことで、距離的にも近く、日本から
大量の出走馬が大先生を行いました。
こちらはレース数が多いので、1日目は2歳の若い馬、2日目に古馬のレースという風に割り振られていましたが、どちらにも日本馬が出ていたので、
2日も楽しめる!と思ってたら、1日目の放送がない。。。
JRAもグリーンチャンネルもそれはないよと思います。
ただ2日終わって結論としては日本馬の勝ちはありませんでした。
一言で言うと米国の壁は厚いということなんでしょうが、芝とダートの
それぞれの最も格式あるブリーダーズカップターフとクラシックの
両レースでは日本馬が一番存在感を示していました。
2歳の遠征は過去にも例が少なく、あまりノウハウがないのもあったかもしれません。しかもほとんどが森厩舎なので、実力的にも少し微妙だったかもと思ってしまいました。
BCディスタフはなんといっても7戦無敗馬のオーサムリザルトが当日の朝に
出走を回避したのが痛かった。ライバルと目されたソーッピードアンナが
予想通りの圧勝だっただけに、戦ってみたいかったですね。日本の無敗馬と
世界一の馬の距離感が見える良い機会だったので残念です。
BCスプリントは相手にならなかったですね。
出走しているリメイクなんて、韓国で調教ような楽勝してたのに、米国だと
逆に子ども扱いされるほどの差がありました。スピードとパワーの要るダートスプリントはまだまだ改善の余地があるように感じます。そもそもレースが少ないのもありますが、スプリントタイプの種牡馬を導入していないのもあるので、ドバイのゴールデンシャヒーンやBCスプリントを圧勝できるような馬を日本にも導入して欲しいです。
BCマイルはテンハッピーローズが大健闘です。
ジオグリフは適距離ではなかったでしょうが、好走はしてたと思います。
芝のレースは米国馬より欧州馬との対決の構図なので、芝中心の日本勢としては、負けると悔しいですね。
そしてBCターフは日本の総大将シャフリヤールと大阪杯2着のローシャムパークが出走。ライバルは一昨年の勝ち馬で1番人気のレベルスロマンス。
レベルスロマンスは2月のアミールT、3月のドバイシーマクラシック、
そして今回のブリーダーズカップターフと日本馬と対決したレースすべてで
勝ち馬となっていて、個人的に日本馬キラーに見えてなりません。
勝ったのはレベルスロマンス。これで今年6戦5勝。唯一の負けがキングジョージ。このキングジョージの勝ち馬ゴリアットはこのあとジャパンカップにオーギュストロダンと共に来日予定です。そして2着のブルーストッキングが、その後牝馬にして凱旋門賞を勝利してますから、レベルスロマンスの強さはこの辺の馬と同格ということになるので恐ろしいです。
そしてダート中心の米国として最も格式の高いBCクラシック。
こちらの注目は芝の世界最強馬シティオブトロイが引退レースとして出走すること。父Justifyが米国3冠馬ということで、ダート適正があるということで、ダート初挑戦が最高峰のレースとなりました。
また地元勢も真夏のダービートラヴァーズS勝ち馬のフィアースネス、
ケンタッキーダービー2着馬のシエラレオーネとフォーエバーヤングの
同世代のライバルたちが迎え撃つ構図となっていました。
レースは米国勢引っ張る中、やはり最後の直線でフィアースネスとシエラレオーネが競い合い、少し遅れたフォーエバーヤングがなんとか根性見せて
3着確保という感じで若干差がありましたね。いつもに比べて直線に入った時の感触が良くなかったように見えました。まぁ、米国は向こうのホームなので、次回はドバイで再戦といきたいところですね。
米国のレースが多すぎて忘れそうですが、豪ゴールデンイーグルに、マイル女王のアスコリピチェーノと、京王杯2歳S勝ち馬のコラソンビートが出走。こちらはGⅠではないものの、賞金5億円もあり、昨年オオバンブルマイが勝ったことで話題となりました。おもしろいのが3歳限定レースなので、この時期の秋華賞や菊花賞にこだわらなければこっちはおもしろい選択だと思います。
豪州のレースは短距離のスピード型が多く、イケイケな感じで少し日本とは異なるのもあって、今回もちょっと波に乗れなかったように見えました。
結果どちらも着外で残念な結果となりました。
アスコリピチェーノはまだまだ先があるので、年内は休養でもいいかなと思います。来年はぜひドバイターフ行って欲しいですね。
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