ミリオンライブのおかげで生きていた話
こんにちは、いこーるです。
初めてバスケ以外のnoteを書きますね。
自分が大学生の頃から応援しているアイドルマスターミリオンライブのアニメがテレビ公開に先駆けて全国の映画館で上映されるということでこのnoteを書いています。
自分が社会人1にミリオンライブで体験したことです。めちゃくちゃ殴り書きなのでオタクの心境ってオモシレーって思いながら読んでください。
リアルでの前提
2019年6月にミリオンライブの6thライブ福岡公演がありました。
ちょうどその年の4月、自分は就職して新たな環境で頑張ろうとしていたところです。
配属された部署は災害などで土日の出勤もありえるところで、そうでなくても週末のイベントが割とあるところでした。
今だからもう笑い話というかどうでもよくなった話ですけど、その部署に2人いた班長がまあ終わってまして、1人は永久にセクハラしていて、もう1人は何かあれば部下を怒鳴りつけるような人でした。
その部署では通常セクハラ班長の側の仕事に新人が携わっていくのですが、怒鳴る班長の部下が案の定5月くらいに1人病んで休んだせいで新人の自分が両方の班の仕事の補助をしながら仕事を覚えていくような形になりビクビクしながら仕事に行っていたのが思い返されます。
プロデューサーとしての前提
そんな自分にとっては4、5、6月にあるミリオンライブ6thライブツアーは安寧の場所でした。
自分は高校時代にミリオンを知り(部活や勉強がクソ忙しくてすぐやめたけど)、大学時代にミリシタが始まったことで復帰した、というかそれが本格稼働だったPです。(ちゃんとやりはじめたのは虹色レターイベントからですけど)
そして自分の担当(推し)アイドルは永吉昴です。(エレナや美也じゃないんかい!ってツッコミはなしで)
昴担当の時点で察する方もいるかもしれませんが、6thライブの福岡公演は永吉昴役のゆっけさんこと斉藤佑佳さんの育休明け復帰ライブだったんです。
チケットは残念ながらday1しか取れませんでしたが、人生初のアイマスライブがそういうメモリアルなタイミングだからこそ、何に代えてもこのライブに行きたいという熱量のあるライブでした。実際にday2は秋田に帰るまでに通る東京でLV(ライブビューイング)参戦することにしましたし。(現地ライブ自体も人生2回目でした。)
ライブに参加したら…
福岡公演day1ではたくさん良いことがありました。
P同士での名刺交換もできましたし、大学の友達や先輩と数か月ぶりに会ってライブ後の飲み会もできました。なにより、たまたまライブの席でペンライトを落としたら、拾ってくれた隣のPが昴Pでライブ始まる前に盛り上がれたことはライブ本編以外でのハイライトでした。以降その方とはタイミングさえ合えば別のライブでも挨拶させてもらったりしています。
福岡day1ではこれまでツアーで回った神戸、仙台でのライブとも違う面白くて楽しい構成でめちゃくちゃ楽しかったです。言葉にするのは大変なので気になる人はライブBlu-ray持ってる人から借りてください。私いこーるも当然ながら持ってます。
ただ神戸、仙台両公演で既にわかっていた傾向なんですが、この6thライブツアーではライブの後半に参加メンバーがソロ曲を歌っていくパートになるんですが、福岡day1では永吉昴の曲は披露されませんでした。
個人的には
だから昴のソロ曲は高確率でday1のソロ1発目で「元気にただいまー!!」ってなって会場どかーーん!!!の流れだと思っていたんです。
でもそうはならなかった。この時点でday2のセットリストに昴のソロが含まれることはもう確定です。
福岡から東京に戻り、友人宅からLV会場に向かう間ずっと考えていました。
(昴の曲はいつ披露されるのか)(披露するなら今日のソロ1曲目なのでは?)(でももしかして、本当にもしかしてオオトリにしてもらっているのか?)などと。
秋葉原で勝ったミリオンライブコラボの海鮮丼弁当の味も大してわからないほど考えました。
そしてday2の公演が始まります。
セットリストの大枠はday1と同じ。先に4つのユニットの曲があってそれぞれが素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。
昴のいるJerry Pop Beans(通称ジェリポ)もレトロポップでめちゃくちゃ可愛くて楽しいステージでした。
でも公演中、自分の心にはずっと昴のソロがいつになるのかという思考が巡っていました。愛美がライブのド頭の曲のイントロをミスったあたりはまだ大丈夫でしたけど、ライブが進んでいくごとにその考えは強くなります。
そして遂にユニットパートが終了。ソロ曲パートに入りました。
いこーる(最初の曲はなんだ…何が来る…HOME RUN SONG♪の入りのコールをする心づもりはできているぞ…!
そんな心境で見つめる中、始まったのは二宮千鶴の恋心マスカレードでした。
みんなが沸き立つ中で自分は混乱していました。
今、昴じゃないということはもうこれはほとんど100%確実にHOME RUN SONG♪がオオトリであることが確定してしまった、と。
もうそこから他のアイドルたちのパフォーマンスは半分以上は行ってきません。志保のライアー・ルージュ、恵美のフローズン・ワード、静香のCatch My Dreamが次々と披露されますが、1人パフォーマンスが終わるたび、昴がトリになる現実が近づいてくるから。
ソロ曲ラッシュが一旦終わり、MCとソロ曲以外の曲が1曲披露されたあと、ソロが残っているのは桃子と昴だけでした。もうここまで来たら昴がトリなのはほぼ見えています。わかりきったことです。
でもそのときの自分はまだ信じていいかわからなかった。Pながら恥ずかしい限りですが。
そしてステージがオレンジ色に染まります。なぜなら次に始まるのが桃子の『ローリング△さんかく』だから
このイントロが流れた瞬間に自分は涙が止まりませんでした。
永吉昴がアイドルマスターミリオンライブというコンテンツのライブでオオトリを務める瞬間が、しかもゆっけさんの復帰ライブのタイミングで音連れたという感動が自分の涙腺を簡単に崩壊させました。
桃子の曲の間涙でゆがんだ視界で桃子を応援することしかできませんでした。
桃子の曲が終わります。そして当然始まるのはHOME RUN SONG♪、「ちゃっちゃっちゃちゃん、ちゃっちゃっちゃちゃん、ちゃっちゃっちゃちゃん、ちゃっちゃっちゃちゃん、カキーン!!」というイントロに合わせて「かっ飛ばせ―、すーばーる!!」と叫ぶのが一番重要で盛り上がるコールです。でも当時の自分は一回目の「ちゃっちゃっちゃちゃん」の段階で膝に手をつき泣き崩れてました。
この瞬間を見るために自分は嫌なことも乗り越えて、福岡から東京に弾丸で帰ってLV参戦したんだと、ゆっけさんの復帰をこの目で見て体験したことが何にも代えられない宝物だ、とそう感じたんだと思います。
かろうじて「すーばーる!!」だけは涙声で叫びましたが、もうそのあとの記憶は皆無に等しいです。昴役のゆっけさんが「応援聞こえてたぜー!」的なことを曲中に言ってくれてまた涙があふれてきたような気がします。
ライブが終わって
以上のような素晴らしいライブを体験して秋田に戻り、その後はもう仕事がしんどくてしんどくてたまらない日々を過ごしていました。
でもこのライブがあったからこそ、この感動を体験したからこそ、それを魂の動力として地獄の社会人1、2年目を乗り越えました。
毎日出勤の車内でBorn on Dreamのコールを叫んで無理やり仕事に行くまでの気分を上げて、オレンジの空の下に励まされながら暗い道を帰った日々は今ではもう過去の話です。
正直に言うとあれから3年が経ち、今の自分の中にはあのときほどの熱量はありません。ミリオンに支えられなくても生きていけるだけの自信と経験を得たつもりでいます。
でも、そうであってもあのときの自分を支えてくれていたのは6thライブツアーで得た感動とその余波です。あれがなければ前を向いて生きていたかわからないほどに、自分はミリオンライブに支えられていました。
そんな感謝してもしきれないミリオンライブが遂にアニメとなり、劇場で先行公開されています。
当初劇場に行けるかわからなかった自分ですが、都合が付きなんとか劇場で見ることが叶いそうです。
これを見て、わずかでもミリオンライブの盛り上がりの助けになること、それが自分のできるミリオンライブへの恩返しです。
6thのあとも何度もライブに行きました。でも自分がミリシタに出会うまでに苦しい時期を乗り越えてきたミリオンライブというコンテンツへの恩返しは、ゲームというものが到達できる一つのゴールであるアニメ化を盛り上げること。そう思っています。
この記事は8/22の23時頃書いていますが、明日の今頃はもう劇場から帰り、家に着いた頃でしょう。
願わくば、このアニメが素晴らしいものであり、ミリオンライブを見ていてよかったと思えるものになっていますように。
まあ、SNSで他のプロデューサーさんたちの反応を見ていればそんな心配は必要ないですよね。
筆者Twitter(現X):equal_5240
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