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【ハピネッツ】ロスター確定!リリースを読む!

 チームからロスター確定の報が出ました!
 今回はロスター確定のリリースからこういう意図があるのでは?と深読みする記事になります。
私の読み取り方なので、実際がどうかはわかりません。
 予想記事見てもらった方ならわかると思いますが、私は世に出てない移籍情報を得ていませんのでそこもご理解ください。


ロスター早見表

 いつもの表が完成しました。
 ロスターを一度確認してください↓

平均身長は昨季開幕時より1cmアップ

リリース本文

 まずはリリースを読みましょうか。
 気になったところを太字にしてそれぞれ後述します。何回かに分けて更新予定です。
※7/15 ①更新
※8/2 ③、⑤を更新
※8/19 ポジションと身長の表と⑥、⑧を更新。③に元田のスタッツなどを追加。
※8/23②、④、⑦を更新。⑥にメコウルとモランのハイライトを追加。これにて本記事の内容は完成しました。追加するとしても、いこーるの別記事へのリンクくらいです。

本日のヤニス・モラン選手のリリースをもちまして、2024-25シーズンのロスターが確定となりましたのでご報告いたします。

契約継続の選手が田口選手、中山選手、熊谷選手、赤穂選手、小栗選手、元田選手の日本人選手6名、外国籍選手としてライスナー選手。新規で日本人選手2名、アジア枠選手1名、外国籍選手の2名が加入し、計12名のロスター編成となります。

まずは、継続選手についてですが、田口選手にはシューターとしてのプレー面はもちろん、チーム最年長としてもチーム全体を引っ張っていくことを期待しています。中山選手は多くのチームからオファーがありながら秋田に残ることを決めてくれました。中山選手はクラブの生え抜き選手でありますが、年齢・経験的にも中心選手としてマチュア(成熟的)なプレーとチームでの役割をさらに担っていってもらいたいと思います。熊谷選手、赤穂選手は秋田2年目となりますが、昨シーズンは代表活動があり、シーズン前のチームの練度を高める大事な時期に不在となり、秋田のスタイルに慣れるまで時間を要していたかと思いますが、今シーズンは開幕当初からフィットしてくれるでしょう。熊谷選手には正ポイントガードとして特にオフェンス面ではチームを引っ張っていくことを期待しております。赤穂選手は攻守にわたり今シーズンの秋田のキープレーヤーとなりますので、さらなる成長がチームの躍進には不可欠でしょう。

小栗選手は在籍3シーズン目として今シーズンは出場時間を大きく延ばせるチャンスが来ており、高確率の3Pシュートを武器にポイントガードとして飛躍が期待されます。

昨季特別指定選手として途中加入した元田選手は開幕から通してシーズン経験する初めての年にになりますが、持ち味であるアグレッシブなプレーでウイングとしてのプレータイムを勝ち取っていってもらいたいところです。

新規日本人選手としては、土屋選手と栗原選手が加入しますが、2人とも脚力がある選手であり、秋田のプレッシャーディフェンスに非常にフィットする選手たちです。土屋選手にはビッグマンの貴重なバックアップとして体を張った献身的なプレーを、栗原選手には恵まれた体格を活かしたしつこいディフェンスとドライブを武器にB1の舞台でも活躍することを期待しています。

外国籍選手としては、ライスナー選手と契約継続をすることができました。昨シーズンはライスナー選手が途中加入後に勝率を伸ばしていきましたが、今シーズンもハードで献身的なチームプレーとシュート力でさらに活躍してくれることを期待しています。新規外国籍選手としては2人の選手の加入が決まりました。昨シーズンは当初の新規外国籍選手がチームにフィットしなかったという反省を踏まえ、早めにリサーチを重ねてきたことと、外国籍選手の獲得に関するアドバイザー契約を結んでいるニコラ・アルベラニ氏とも協議を重ねて契約にこぎつけました。2人ともBリーグは初めての選手となりますが、前田ヘッドコーチ(HC)の目指す秋田のバスケットスタイルを実現するのに非常に適した選手たちであります。メコウル選手、モラン選手ともに脚力と高さがあり、トランジションの速いバスケットに順応でき、強固なディフェンス力もある選手でもあります。ライスナー選手も含めた外国籍選手3人でのローテーションバランスも良く、とても楽しみなラインナップになりました。

そして、アジア枠として台湾のT1リーグで2年連続MVPを受賞したガディアガ選手の獲得は今シーズン最大の補強となります。チーム編成上では「外国籍選手のアップグレードとアジア枠の最大活用」をテーマに臨んでおりましたが、そこにまさに合致した選手がガディアガ選手になります。オフェンスではハンドラーとしての役割を、ディフェンスでは相手のエースガードへのマッチアップを想定でき、今シーズン攻守に渡って中心選手になっていくことを期待しています。性格もとても良い選手であり、Bリーグのルールと秋田のスタイルに早くフィットしてくれるとチームの大黒柱になり得る選手でしょう。

チームスタッフは小高統括マネージャーと緑川マネージャーとの契約継続とともに、新たに大塚ストレングス&コンディショニングコーチ、川田アスレティックトレーナー、飯田アスレティックトレーナーに加わってもらい、選手のケア・フィジカル強化を行っていきます。

そして、コーチングスタッフは前田HCを筆頭に、福田アシスタントコーチ(AC)、ダウナーAC、奈良AC、守屋ビデオコーディネーターと全員が継続となります。昨シーズンのアシスタントコーチ陣全員と継続できたことで、このオフは前田HCの求めるバスケットへの理解が深まっており、今シーズンは昨シーズン以上に秋田のバスケットスタイルを追求できる状態になっていくでしょう。秋田のハードなバスケットスタイルを実現できる選手たちが集まったこととコーチングスタッフの理解がさらに深まることにより、昨シーズンからさらに進化したチームバスケットをお見せできると思います。

2024-25シーズンは前田HCと作りあげてきた秋田のバスケットをさらに進化させていくチャレンジングなシーズンとなります。タイムシェアをしながら全員で日本一ハードなディフェンスのチームを目指すとともに、オフェンス面も日本人選手と外国籍選手の融合したアップテンポな展開の速いチームバスケットを目指していきます。レギュラーシーズン60試合を戦い抜いた後には、チャンピオンシップ進出を果たせるよう、そして、その先には優勝できるようチーム・フロント一丸となり全力で戦ってまいりますので、10月からの秋田ノーザンハピネッツ15年目シーズンである2024-25シーズンを楽しみにしていてください!

秋田ノーザンハピネッツへのたくさんの応援を引き続きよろしくお願いいたします。


ポイント①:中山の残留

中山選手は多くのチームからオファーがありながら秋田に残ることを決めてくれました。中山選手はクラブの生え抜き選手でありますが、年齢・経験的にも中心選手としてマチュア(成熟的)なプレーとチームでの役割をさらに担っていってもらいたいと思います。

 これは中山継続のリリースが出たときから気になってたことなんですけど、今オフは中山の争奪戦が起こっていたみたいです。規模感はわかりませんが、CS優勝経験のあるチームからも声がかけられていたようで(個人的には琉球、次点で宇都宮が欲しがりそうかな、と)それでも残留してくれた中山には大感謝です。
 感謝を込めて来季のタオルは中山にしようと思っています。
 流石になんらかの形で応援を示さないとな、っていう思いが個人的にあります。

 あとは古川が抜けた分、オンコート・オフコート両面での役割が増加することが触れられています。Xで誰かが言っていましたが古川に集まっていたボールが散らばるはずですので中山の得点やアシストが増える可能性は高いかと
 あとは以前に単独でキャプテンを務めたこともありました(19-20だったかな)が、そのときはリーダーシップの取り方で悩みがあったようなのでリベンジでキャプテンに就任はありえるかもですね。

── なるほど。では話を戻しますが、中山選手に今悩みがあるとしたらどんなことでしょう。
中山 うーん、これも悩みと言えるかわかりませんが、秋田のキャプテンを任された自分がリーダータイプの人間ではないことについてちょっと悩むことはありますね。悩むというのは違うかもしれないけど、そのことについては結構考えます。
── 自分はリーダータイプの人間ではない?
中山 そう思います。やっぱりリーダーになるタイプの人間っていると思うんですよ。たとえば大学時代を振り返っても同期の寺園(修斗)なんかは見たからにキャプテンタイプじゃないですか。僕はどちらかというとマイペースで、まず自分がいかにしてチームに貢献できるかを考えてやっていました。周りに目を向けないわけではないですが、当時はすごい選手の中に混じって上手くもない自分がどうすれば役に立てるのかを優先して考えていたような気がします。でも、今は僕の下に若い選手がたくさん入って来てチーム全体を見なくてはなりません。幸い古川(孝敏)さんが気づいたことをその場ですぐ伝えてくれるので助けられていますが、自分もああいう伝え方ができるようにならなきゃいけない。それは自分の課題ですね。今までは自分が100%のパフォーマンスすることがチームのためになると、それだけを考えてやってきましたが、キャプテンになった今はさらにいろんな視点を持ってチーム全体のことを考えなきゃならないと思ってて。なかなか難しいです。

 個人的に、田口はキャプテンではない立ち位置でやる方が良い気がしますし。田口はちゃんと喋る選手なのでキャプテンにしなくても問題ないと思うんです。
 中山もFCの密着動画でロッカールームの様子を見てると喋っていますが、今の秋田の象徴として内外に強く印象付けるためにキャプテン就任の線は強いと思います。
 話ずれますが赤穂を副キャプテンにして中心選手としての自覚を強くさせるのもありかもです。


 話を契約のことに戻すと、中山ももう29歳ですし、キャリアの全盛期はここからもう3,4年ってところでしょう。ここで複数年契約を新たに結ばなかった(結べなかった?)のは次のオフでの懸念点です。
 次の契約、というか富樫の4年契約(≒引退まで千葉宣言)のような大型契約を結べるように今季の秋田は結果が求められます。

 こう言うと不安に思う人もいるでしょうけど、私は昨季23-24の序盤あれだけ大コケしても勝率5割になったこと、外国籍、アジア枠のアップグレードがあったこと、東3強のアルバルクが中地区に行ったことを考えれば今季のCSはチャンスがあると思うんですよ。
 行くならWCが濃厚だと思いますが、それも中地区が魔境化してつぶし合いになる可能性が強まったことでWC枠争いに食い込みやすいのでは、っても思いますし。

 理想はCSに出場し1勝以上を上げること、そして「これ25-26はもっと期待できるでしょ!」ってクラブの内外が希望を持てる状況になることだと思います。それで契約継続のオファーに説得力が持たせられれば、ってとこですかね。


ポイント②:赤穂の重要性

赤穂選手は攻守にわたり今シーズンの秋田のキープレーヤーとなりますので、さらなる成長がチームの躍進には不可欠でしょう。

 昨季の赤穂は横浜から移籍してきて自らのスタッツを伸ばしました。
 以下の表のとおりです。

 プレータイムは減ってしまったもののそれでも得点が伸びているあたり横浜時代からの進化を感じられます。
 3Pの試投率(%FGA3PT)が減り、ターンオーバーも増えてしまいましたが、それはおそらく自分でボールを持ってドライブアタックを選択する割合が増えたということだと思います。ここにはありませんが、フリースローの数も40→73と増えていますしね。次はシュートの成功率を上げていくことが課題なのかなと数字を見ると感じます。
 ダブドリの宮本さんのインタビューでも、自分でもっとクリエイトしたいという話をしていました。(以下にリンク。動画だと一部だけなので時間があればnoteの方を読んでみてください。)

 古川分の得点はもしかするとアバシ1人で埋めてくれるかもしれませんが、埋めただけでは今までと得点力が変わりません。チームが次のステップに進むためにも赤穂の得点力の積み増しは必須でしょう。

 彼の目標として日本代表というのもあるでしょうから、代表のウイング枠を勝ち取れるようもっともっと進化した姿を期待しています。
 次のW杯やオリンピックでは日の丸をつけて戦う赤穂を見てみたい!


ポイント③生え抜きの若手の成長

小栗選手は在籍3シーズン目として今シーズンは出場時間を大きく延ばせるチャンスが来ており、高確率の3Pシュートを武器にポイントガードとして飛躍が期待されます。

元田選手は開幕から通してシーズン経験する初めての年にになりますが、持ち味であるアグレッシブなプレーでウイングとしてのプレータイムを勝ち取っていってもらいたい

  生え抜きの若手2人は昨季なかなか安定して出場機会を得ることができませんでした。
 チームがギリギリまでCSの可能性が残っていたことと藤永が後半になってようやく復帰したこと、そもそもガードとウイングの選手が多かったこと、この3つが要因だと思いますが、今季は12人で開幕ということで全員がベンチ入りできます
 これまで3シーズンほどロスター13人と特別指定を除いた上限いっぱいのロスターで戦ってきた秋田ですが、今季は12人ぴったりということで育成の意識も少しありそうな気がしています
 かつての大浦、多田もベンチ外になることがありました。彼らが移籍先で重宝されるのは嬉しいですが、秋田が獲得した選手が秋田で活躍するのがクラブ・ブースターにとって一番嬉しいことです。
 そういった才能の流出をなるべく起こさないために、試合に出て経験を積み才能が開花する可能性を見極めるためにも全員がベンチ入りできる12人はありだと思います。

 小栗と元田それぞれについて語ると、
 チームで田口と並び3P確率の高い小栗はPG陣の中で既に特徴を持っています。ドリブルからのプルアップだけでなく、キャッチ&シュートもできるので他のPGと出るときにはシューター的に動くこともできるのが良い点ですよね。
 チームを盛り上げられる性格も素晴らしいので、正統な進化先は宇都宮の渡邉裕規って感じでしょうか。
 3Pのアテンプト割合でいくと昨季の小栗は71.7%、渡邉が83.7%でした。
 ↓このハイライトとか小栗に近い感じがします。

 昨季の長崎戦なんかは小栗の入ったセカンドユニットから流れを掴んで試合をひっくり返しました。今季も流れを加速させ、また引き寄せる活躍を期待したいです。
 ちなみに小栗に関してはバスケットボールダイナーさんのYouTubeでも紹介されてます。6:57あたりからですね。

 
 元田はデビュー戦のVS川崎で見せたようなプレーがどれだけ出せるかになると思います。
 190cmとサイズもあるSGで攻防どちらでもオールラウンドに活躍できる選手なのが魅力。
 今季はチームにピュアシューターが田口しかいないので同じポジションとして3Pに注力するかもしれませんが、3&Dに収まらない、もっとスケールの大きな選手になってほしいところ。ハピブー的にはネクスト中山として期待されてる感じでしょうか?自分もそのうちの1人ですが。
 平均7分23秒のプレータイムでは特徴がつかみきれないだろうと思い、東海大4年生のときのスタッツを漁ってみました。

オフェンスリバウンドがリーグで同率22位

 スタッツ見れば見るほど中山だな、このルーキー。
 3Pは伸びしろがあります。大学では優秀なハンドラーが周りに多かったのかアシストやターンオーバーは少ないですね。
 高校時代のハイライトではハンドラーというよりスコアラーって印象なので昨季よりボールが回ってくる今季どう進化するでしょうか。

 目指せ新人賞ベスト5。期待してます💪


 ただ新加入の栗原、土屋もそうですが、12人のロスターだからといって出場が保証されてるわけではありません
 練習生として金久保翔選手(元B3金沢、B2香川)がいますし、U18の倉光くんも夏休みを利用してトップチームの練習に参加していますし、バチバチに競争してほしいですね。
(倉光くんは仮に契約になっても、ユース枠はベンチ入り12人とは別の枠でベンチに入れるのでロスターの席が彼に奪われることにはなりません。)

 シン・わげしゅうが今季大いに飛躍してくれることを期待しています!


ポイント④:栗原、土屋の立ち位置

土屋選手にはビッグマンの貴重なバックアップとして体を張った献身的なプレーを、栗原選手には恵まれた体格を活かしたしつこいディフェンスとドライブを武器にB1の舞台でも活躍することを期待しています。

 これまで秋田は即戦力となる日本人選手を他チームから獲得することが多かったと思っています。
 19-20の古川、伊藤、細谷
 21-22の川嶋
 23-24のクマコー、赤穂、藤永
 といったように。

 そういったなかで彼ら2人は異色と言えます。
 自由交渉リストに載って数日経ってからの獲得(これは藤永もだが)なので、もしかしたら本当に獲りたかった選手がいるのかもしれないという点。そしてB2下位チームのPGとBリーグでは立ち位置の厳しい日本人ビッグマンという点で、です。

 今までは入ってきた選手がそのままローテーションの1番手、2番手に入っていましたが、彼らの場合は(特に土屋はポジションも相まって)出場機会を勝ち取りに行く立場になります。

 栗原はキャリア中盤での個人昇格であり、土屋は確固たる出場機会を得られぬまま30歳手前まで来ています。B1での居場所を確保し、更に良いキャリアを作り出したいという彼らのモチベーションは高いのではないでしょうか。

 チーム内競争が彼らの加入で激しくなることを期待しています。

 
 Twitterで誰かが呟いていたことなんですが、「彼らのようなB1経験が少なく、獲得競争の起こりにくい選手を前田HCがB1仕様に育て上げて立派な戦力にすれば、安定した戦力をこれからも保持し続けることができるようになるかもしれない」、と。
 この視点はなるほど、と思いました。
 新卒で良い選手を取って育てるのも重要でしょうけど、他チームでくすぶっている選手を秋田仕様に育てるというのも確かにアリです。
 大浦が三遠に移籍してブレイクしたのと同じことを秋田でも起こせたら…。栗原と土屋にはそのような存在になれるよう頑張ってほしいものです。


ポイント⑤:ライスナー残留

ライスナー選手と契約継続をすることができました。

 たった一文ですが抜き出しました。
契約第一号がライスナーだったことから彼との契約はクラブにとって重要課題だったのでしょう。
 11月のバイウィークでの補強だったので元々1シーズンのみの契約だったのでしょうけど、負傷時期が災いして契約解除せざるを得ず、FAになってしまったのもあり、シーズン終了を待たずに他クラブとの交渉の席につける状況が発生してしまいました。
 活躍ぶりを考えれば即契約継続は納得ですが、もしかすると私たちが思う以上にクラブが契約にこぎ着けるのは苦労したかもしれません。だからこその「契約継続をすることができました。」という表現なのかと勘繰ってしまいます。
 とはいえ継続できたのは僥倖です。今季はメコウルとモランというBリーグ初参戦の外国籍がいますが、彼らにクラブやリーグについて伝える役割を上手に担ってくれるでしょう。ライスナーは彼らと同じ欧州を主戦場としていた選手ですしね。

 プレー面で言えば、今季のインサイド陣の中では3Pのアテンプトが多く、替えが利かないと言えます。なので怪我には本当に注意してほしいです。クラブもトレーナーの数は増やせなかったもののアスレティックトレーナーが1人→2人に増えましたので、素人の考えですがトレーナー陣の能力は昨季より補強されてると思いたいです。
 話を戻すと3Pもドライブもできて柔軟に役割を変えられる選手であることに加えて、泥臭いプレーもできるという素晴らしい選手です。顔も良いし(これ重要)
 
日本人ビッグマンの土屋、アジア枠のアバシがいるのでもしかして
PG:アバシ
SG:赤穂
SF:ライスナー
PF:土屋
C:モラン

というビッグラインナップもできちゃう?なんて思っちゃいます。
 いずれにせよ継続の主力として大きな期待を背負う今季、2年目のジンクスなんて吹き飛ばすほどの活躍を見たいです。(そのまま5年くらい秋田にいてくれ。)

ポイント⑥:新外国籍の契約とアドバイザー

昨シーズンは当初の新規外国籍選手がチームにフィットしなかったという反省を踏まえ、早めにリサーチを重ねてきたことと、外国籍選手の獲得に関するアドバイザー契約を結んでいるニコラ・アルベラニ氏とも協議を重ねて契約にこぎつけました。

 2月のハピネッツマガジンで契約していることが明かされたアドバイザー:ニコラ・アルベラニさん。ライスナーは彼の薦めもあり、昨季加入しました。
 クラブがいつアルベラニさんと契約して、いつからバイウィーク中の入れ替えを考えて動き出したのかわかりませんが、緊急補強として提案されたライスナーが完璧にハマったことを考えると、「早めにリサーチを重ねてきた」今季の外国籍陣は期待してもいいような気がします。
 正直な話、個人的には新規外国籍の数をスタッツ眺めても参考値にしかならないことは昨季記事を書いたあとに思い知ったので(クロベイすまん…)アルベラニさんが言うなら期待してみるか、って気持ちでハイライトを見る程度に留めています。
 アルベラニさんについては別で調べてみようと思ってます。これからもリクルート面でお世話になるでしょうしね。

 クリスチャン・メコウルとやニス・モランについて。2人とも欧州リーグで戦っていてメコウルはナイジェリアの現役代表、モランは元フランス代表と代表歴を持ちます。
 スタッツとハイライトを見た感じですが、メコウルはアスレティック能力の高さ、アテンプトは少ないけど確率の高い3P、モランはP&Rからのミドルショットが得意で柔らかいシュートタッチを持ちます。そして2人ともディフェンスを頑張れる選手のように見受けられます。
 まずは東北カップ、天皇杯で実際のプレーを見るのを楽しみに待ちましょう。


ポイント⑦:今季最大の補強アバシ

そして、アジア枠として台湾のT1リーグで2年連続MVPを受賞したガディアガ選手の獲得は今シーズン最大の補強となります。チーム編成上では「外国籍選手のアップグレードとアジア枠の最大活用」をテーマに臨んでおりましたが、そこにまさに合致した選手がガディアガ選手になります。オフェンスではハンドラーとしての役割を、ディフェンスでは相手のエースガードへのマッチアップを想定でき、今シーズン攻守に渡って中心選手になっていくことを期待しています。性格もとても良い選手であり、Bリーグのルールと秋田のスタイルに早くフィットしてくれるとチームの大黒柱になり得る選手でしょう。

 渡邊雄太の千葉J加入でかすんでしまった感はありますが、今季のBリーグ内でも大きなニュースの一つだったと思われるのがアバシのBリーグ参戦です。
 台湾代表のエーススコアラーである彼ですが、両親の国籍はセネガルとアメリカです。それでも10歳から台湾で暮らしていたために特別に帰化枠ではなく、台湾人としてFIBAに特別に認められています(日本では名古屋Dの張本も同じような形で日本人として代表に選ばれていました。)。だからBリーグにアジア枠として参戦できることになったという特殊なケースです。
 

 これがどういうことかというと

 今季の秋田は外国籍枠を実質4人使っているということです。

 これはめちゃくちゃでかいです。
 リリースの通り早く馴染めればラベナ兄弟以上のアジア枠としてリーグに君臨できるんじゃないでしょうか
 日本人のPG~SFまでをディフェンスできると思いますし、身体能力を活かしたオフェンスにも期待大です。

 プレー以外にも秋田と台湾はチャーター便で繋がっていますから、台湾のファンが秋田に興味を持って彼を見に来てくれる可能性もあります。
 契約も2年契約報道が台湾で出ていました(1+1という情報なのでどちらにチームとプレイヤーのオプションが付いているかはわかりませんが。)。
 中山、クマコーと共にバックコートの主力として来季もそれ以降も秋田の柱になってくれることを期待しています。

↑NBAと同じ1試合48分かつ延長戦ですが、50点オーバーのとんでもねえ試合のハイライト
 他の彼のハイライトなどは後日まとめて別記事にしておきます。


ポイント⑧:コーチ陣の継続と今季の目標

昨シーズンのアシスタントコーチ陣全員と継続できたことで、このオフは前田HCの求めるバスケットへの理解が深まっており、今シーズンは昨シーズン以上に秋田のバスケットスタイルを追求できる状態になっていくでしょう。

2024-25シーズンは前田HCと作りあげてきた秋田のバスケットをさらに進化させていくチャレンジングなシーズンとなります。タイムシェアをしながら全員で日本一ハードなディフェンスのチームを目指すとともに、オフェンス面も日本人選手と外国籍選手の融合したアップテンポな展開の速いチームバスケットを目指していきます。レギュラーシーズン60試合を戦い抜いた後には、チャンピオンシップ進出を果たせるよう、そして、その先には優勝できるようチーム・フロント一丸となり全力で戦ってまいります

 昨季AC陣がまるっと入れ替わったときにクラブは「前田HC体制の中では過去一番経験のあるコーチ陣となります。」と述べてました。
 それ自体はすごく良い変革だと思ってました。コーチが多ければ強いわけではないでしょうけど、アルバルクなんかはACだけで6人いますからね。

 ただ自分が昨季のコーチ陣に前田HCとそれ以前も一緒に戦ったことのあるコーチがいないのが気になっていました。
 22-23はケビンと田中AC、21-22は池端AC、20-21は前田健滋朗ACなど前田HC初年度はともかく、それ以降は誰かしら前シーズンも秋田に所属していたコーチがいました。
 やっぱり前田HCにとって腹心とも言えるようなACがいる方が良いと思うんですよね。選手へ意図をより伝えられると思いますし。
 そう考えているので、健滋朗さんと池端さん、ケビンが他に行ったときは「大損害すぎる。」と感じました。
 今のコーチ陣は全員が前田HCのもとで2年目を迎えるのでコーチ陣の意思が統一されているであろうことが大きいはずです。
 新加入選手も多いので前田HCの哲学をしっかりと浸透させてほしいですね。

 あとは今季の目標、やはりCSに出ないと勝負になりませんから、CSにはまず出たい。例年のCSの目安である35,36勝を目指したいところ。
 今季は新加入選手が多いですからリリースの通りしっかりタイムシェアをしてケミストリーを高めながら終盤に向かっていってほしいです。
 昨シーズンはそこまでアップテンポなバスケができませんでしたから、秋田らしいハードなディフェンスからの速攻が多くみられるシーズンを期待しています。


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