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「楽しい」「ワクワク」でアンチエイジング

今回は別の場所で話に出た
「楽しい、ワクワクなオーラを身体全体から発している人って若くないですか?」
ということについて感情と脳のアンチエイジングについて考えてみたいと思います。




「楽しい、ワクワク」が鍵

楽しい、ワクワクといった感情を感じているときに「ドーパミン」と言われる脳内神経伝達物質が多く分泌されます。このドーパミンは海馬の働きと関係が深く記憶に影響を及ぼします。

小さな子どもは目をキラキラ輝かせ、いつもワクワクしながら好奇心旺盛で見るもの聞くものを驚くほど記憶しています。これは、小さい子どもの脳がドーパミンを大量に自然分泌しているためだと言われています。
思春期頃になると脳は大人の脳へと発達の段階を迎え、見聞きしたことを全て覚える段階から抽象概念化することで記憶を整理圧縮するようになります。この頃から次第にドーパミンの自然分泌が減っていき、20歳を過ぎた頃からドーパミンの自然分泌が治まります。
大人になると「楽しい」とか「ワクワク」を感じたときにドーパミンが分泌されるようになります。

よくご年配の方が小さいお子さんとの間で、「小さい子は、いろんなことを直ぐに覚えるのね。歳をとるとダメね。覚えるどころか忘れっぽくなって」と話しますが、これは、前述のような脳の発達段階によって生じるものです。

「楽しい」「ワクワク」することや時間を持ちましょう

日常的に「楽しい」「ワクワク」を感じている人たちは、ドーパミンによって海馬が刺激され子供のように目を輝かせ、多くを学び記憶し、脳がアンチエイジングされているわけです。
「楽しい」「ワクワク」を感じたことは「あの時あそこでの体験がとても楽しかった」というように記憶に強く刻まれる体験を持つ人も多いと思います。
EQの研修などで私が冗談めいて伝えることがあります。
「ワクワクしないとボケますよ」と。
EQを用いた研修のチェックインで「最近楽しかったことは何ですか?」というお題で対話をして頂くと「楽しかったことはしばらく無いなぁ」と話される方が多いと感じると黄色信号と判断してお伝えします。
ちなみに、ワクワクしている人はいつも遊び心があって輝いて見えるのでモテます。

繰り返しになりますが「楽しい」「ワクワク」を感じることや時間を作り、意図的にドーパミンを分泌させることで脳がアンチエイジングします。




素直に受け入れる柔軟さと学び続けることも大切

少し前までは、脳は歳をとると衰えると考えられてきました。
ところが、最新の研究では脳は可塑性に優れ、歳をとっても神経の配線(ニューラルネットワーク)柔軟に変えられることが分かっています。ただし、何もせずに配線が変わるわけではありません。一度覚えたことを繰り返しやっているような場合、脳の配線は固定します。
他者の言葉を素直に受け入れ柔軟に考えを変えたり、日常的に新しい学びを得ている場合に神経の配線が変わり新しいニューラルネットワークが作られます。
そうして脳の可塑性(柔軟性)を維持することで脳の若さを保てます。

年齢、性別、地位に関係なく他者の言葉を受け入れ学び続ける姿勢がアンチエイジングに効くと考えられますね。

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EQ|SEL|非認知能力|専門家|三森朋宏
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