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ピアノ連弾作品を作曲しよう⑦旋律と伴奏
●完成に向けて
来月(※記事の最後をご覧ください。)の作品の全曲初演に向けて、作曲の完成を目指す生徒さん。
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おやおや、まだお悩みが尽きませんか
生徒「センセー」
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メロディや伴奏は決まってきたんですが、連弾では、Primo(第1奏者=高音域パート)とSecondo(第2奏者=低音域パート)、どちらが受け持てばいいんですか??
「なるほど。それでは実際の作品を参考にして考えてみましょうか。」
●連弾の旋律と伴奏1
連弾では単純に考えて、4手ということで4本の手がそれぞれ役割を持つことになります。
参考として、代表的な連弾作品である、G.フォーレの組曲「ドリー」を見てみましょう。
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ドリーの冒頭は、Primoが両手でメロディーを演奏、Secondoが伴奏という、一番オーソドックスな役割分担をしています。
それでは中間を見てみましょう。
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Primoが両手ではなく単旋律になりました。
ディナーミク(強弱)や響き、厚みや、音域的な弾きやすさなどを考慮して、両手で演奏するべきか、単旋律とするべきかを選択しなければなりません。
続いて、最初の旋律が再現される後半を見てみましょう。
Secondoが右手で旋律、PrimoがSecondoの左手と一緒に高音域でキラキラとした伴奏をしていますね。
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生徒「なるほど、旋律と伴奏と言っても色々な分け方があるんですね!」
役割を明確にしてあげて、バランスを整えることが大切ですね。
●連弾の旋律と伴奏2
例えばメンデルスゾーンの「アンダンテと華麗なるアレグロ イ長調 作品92」の冒頭、Andanteの部分を見てみましょう。
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PrimoとSecondoが短い間に役割が入れ替わる複雑な技法になっています。
二人が交互に旋律を歌う姿は、まるで二重唱のようですね。
「演奏している姿をかっこよく見せることができますね!」
●分担しましょう!
それでは、今作曲をしている作品の旋律と伴奏を分担し、整えてみましょう。
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次の場所では、Secondoの右手が主旋律を受け持っています。
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今回は、ピアノ連弾の、旋律と伴奏について学びました。
PrimoとSecondoが、場面に応じた役割分担をする。それが「連弾」という身近なアンサンブルの楽しみなんですね。
次回は、この連載記事の最終回になります。
では、また!
●お知らせ!
記事で取り上げています、連弾作品(組曲)の全曲版が初演されるコンサートはこちらです!
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《ゆうがたくらしっくおんがくvol.4》
2/18(日)15:00開場 / 15:30開演
鎌取コミュニティセンター
3階 多目的ホール
JR外房線鎌取駅下車徒歩5分
定員 200名入場無料
●最後に…
私たちeqhor music labo Tokyoでは、今後も、珍しい切り口から音楽理論に関する記事、作品の配信と通して、音楽の魅力を発信していきます。
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○生徒:平田真里奈
《プロフィール》上野学園高等学校音楽科演奏家コースを経て上野学園大学演奏家コースに特待生として入学。現在4年次に在籍。合唱、器楽、声楽の伴奏及びソロのほか2022年「Pianoduoまなつ」を結成し演奏活動を行なっている。
第11回東京ピアノコンクール高校部門 審査員特別賞、第82回東京国際芸術協会新人演奏会オーディション、コンセール・ヴィヴァン新人オーディション(室内楽部門)合格、第25回万里の長城杯国際音楽コンクール優秀伴奏者受賞。
ソルフェージュと作曲を武澤陽介、室内楽を荒井伸一、声楽伴奏法を吉田伸昭、ピアノを佐古田彩子、安田正昭、星子知美の各氏に師事。
○Pianoduoまなつ
石川千夏 & 平田真里奈 (Piano)
出会いは幼稚園時代。音楽を通して繋がり、2022年第6回きらり鎌ヶ谷アーティスト発掘プロジェクトへの参加を機に「Pianoduoまなつ」を結成。