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K840 Mechanicalを買った
キーボードどうする問題の続きです。
記事を書いた昨日の今日で都内を回って、また実機をあれこれ触ってきました。渋谷ではたいした収穫はなかったんだけど、池袋のビックパソコン館がすごかったね。キーボード売り場のなかに「高級キーボード」という括りの棚があって、そこにMajestouchからREALFORCEから各種…というか、在庫のある商品は基本的にすべて展示機があって自由に試せる状態になっていた。やはり売っているところには売っているんだなあ。
池袋ビックやばい
前回の記事を書いた時点では触ったことがなかったので敢えて触れなかった東プレのREALFORCEシリーズ、たしかにこれはファンが多いというのも頷ける。Cherry MXスイッチを採用したメカニカルキーボードとはまた全然違う独特のタッチで、聞くとこれはまた「静電容量無接点方式」という別の仕組みのキーボードらしい。それにしても価格帯も2~3万円とさらにワンランク上な感じ。
実はFILCO Majestouch 2の茶軸か赤軸・テンキーあり日本語配列・USBの在庫があればもうそれに決めようかなと思っていたんです。でも、あいにく今日の時点では在庫がなく取り寄せ扱いになっている…。Bluetoothと有線のコンパチバージョンのはあったんだけど、BT使わないし機能がシンプルじゃないので避けたかった。ほかに在庫あるものはテンキーがなかったり、はたまた青軸黒軸だったり、英語配列だったり。
で、前回の記事の最後で気になってると書いたLogicoolのK840 Mechanicalの展示サンプルが出てたんです。触ってみて、あっこれかもと思った。メカニカルスイッチはCherry MXとまた違う独自のRomer-Gスイッチというのを使っていて、軽いけどほどよいクリック感がある。Cherryでいうと赤軸と茶軸の間ぐらいの感じかもしれない。税込9,860円で十分に今回の予算の範囲内でもあったので、これにしてみた。
実は今回大手家電量販店をあちこち回ってみて、K840に関しては比較的どの店にも在庫があるようだった。ただ、試し打ちできる状態で展示されていたのは池袋ビックのみ。いくらデザインが好みでも試さずに買うのはちょっとないなと思っていたので、その意味でもありがたかった。
K840を使ってみて
でまあロジクールって周辺機器メーカーのなかでは安物っていうイメージがあるけれど、気づけば長く愛用している製品が多いんですね。まずマウスがM235という製品で、特段の機能があるというわけではないものの必要十分で気に入っている。あれこれ多機能マウスに変えてた時期もあったけど結局これに落ち着いた。あと、一時期安い割に謎の音の良さで話題になったZ120というスピーカーもロジクール製だ。
ただこのキーボードはさすがに1万円近くするものなので安っぽさはあまりない。ボディ上面がアルミニウムで、キーを叩いたときの剛性もあり、当然ながらたわみも感じられない。設置したときもぐらぐらしない。
いいな思うのはフレームがないところ。お掃除しやすそうっていうか。特に手前側で指に当たりそうな部分がないところがいいですね。
ちょっと気になるのは、キーを強めに叩いたときの独特の響き。なんていうか、金属の空洞にプラスチックの部品を叩きつけたような(それそのものなんだけど)コオーン…みたいな独特のリバーブ音が残るのだ。慣れないノイズなので、静かな環境で使っていると最初だけ多少気になるかもしれない。
もちろんだけど特にソフトを入れなくてもUSB繋げば勝手にドライバをインストールしてくれてすぐ使える。求めていたシンプルさと、メカニカルキーボードの快適なタイプ環境が手に入って満足です。タイプミスも減りそう。
せっかくなので新旧キーボードの比較。上がK840で、下がDellのSK-8115。キー配列は日本語フルサイズなのでほぼ同じだけど、Dellのスペースバーの窮屈さとか、改めて見るとけっこう不思議な感じもします。こんまりメソッドに従って、ありがとうしてお別れしないといけないね。
というわけで、高級キーボードあれこれ比べてみて、意外な伏兵としてロジクールの"ちょっといいやつ"が今のところの自分にはちょうど良さそう、みたいな結果になったのでした。
っていうかロゴ変わったよね? logiだけになった。かわいい。