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Pixel 8aを買った
5月14日に発売されたPixel 8aをGoogleストアで予約購入しました。Pixel 5aからの3年ぶりの機種変更で、結論から言ってしまうと使用感などはまったく変わらず、普通に今まで通り使えています。プロセッサやメモリが強化された実感はない。最新デバイスならではの目新しさが感じられない寂しさはありつつも、もはやスマートフォンの最大の価値は「普通に安定して使えること」にあると思っているので、中期的なOSアップデートを含めた安心を買っているみたいなところは実際あるかもしれません。
わたしとPixel
Nexusの時代からピュアAndroid端末のユーザーであった自分は、Pixel 3の日本上陸のときからの(正確にはその廉価版である「3a」からの)Pixelユーザー。Pixelの良いところはGoogle純正という点もさることながら、無駄なものが入っていないミニマル感、ライフログのための極めて優秀なスナップカメラ性能、そして「a」シリーズのお値打ち感というところでしょうか。
3年近く使ったPixel 5aについても特段の不満点はなく、なんならもう一年くらいは更新せずに使い続けてもいいかと思っていました。ただ、突然ブラックアウトすることがあるという、いわゆる不良問題の話もあり、事実自分の環境でも稀に理由なくOSクラッシュするということがあったので、8aの発表を機に乗り換えることに。
税込72,600円はかつての「a」シリーズの水準に比べると決して安い価格ではないけれども、単純に掌サイズのコンピューターとしてそれだけの価値はあるデバイスだし、それは納得している。そのうえ、今回はGoogleのキャンペーンで旧機種の下取りで5aの見積もりが25,800円(満額の場合)になるというのと、ストアポイント20,000円分の還元がつくというのが強力な後押しになりました。遅かれ早かれ更新するのだし。
新しいPixel 8aと純正ケース
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本体カラーはObsidianにして、付与されたストアポイントでBayカラーの純正ケースを購入しました。全体的に角丸のRが大きくなっており、丸っこくてかわいらしい。7aが角ばっていたので、そこは顕著な違いですね。ディスプレイに関してベゼルの太さを指摘されることもありますが、片手操作のときに意図せず掌で端に触れてしまうことが減るので、個人的には明確に太い縁があったほうが使いやすいです。
純正ケースはさらっとした質感で特筆する点もなく。わたしは3a、5aといずれもGoogle純正ケースを愛用してきたので、この超シンプルさが気に入っていますが、人によってこれに4,900円はお布施かなと思うかもしれません。なお、画面保護シートは貼らない主義です(最新の高精細タッチディスプレイの上にわざわざなにか透明な異物を貼る意味が分からないので)。
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指紋を拭いていないのがあれですが、5aと8aのサイズ比較はこんな感じ。わずかに小さくなっている。そして5aと6a以降との大きな違いとして、インカメラのレンズ位置が上部中央になったこと、音声用のステレオミニジャックが廃止されたこと、指紋センサーが背面から画面内に変更されたことなどがあります。そういう意味での物理的な使用感は変わったと言えるかも。
背面のレンズユニットの出っ張りは気になるといえば気になるけれども、カバーをつけていれば相殺できるし、むしろ画面を見ずに触れただけで上下が把握できるのは便利かもしれませんね。重さも厳密にはわずかに重くなっているはずですが、実感できるほどではありません。
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デフォルトで入ってる壁紙が、なぜか画面がバキバキに割れているように見える柄ばかりで笑ってしまいました。この壁紙、なんと「AI壁紙」という機能を使って、任意の文章から無限にアブストラクトなパターンを生成できるようになっている。これもGeminiかな。トレンドを抑えているなあ。
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Pixel 8aのカメラ
せっかくなので、カメラの試し撮りがてら自転車で近場の牧場へ出かけて少し撮影してきました。すべて無加工撮って出しです。
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体感そんなに5aのカメラと変わらない、見たままのパキッとした画が撮れるという印象です。色は最初から仕上がっているというよりも、白飛びや黒潰れを避けて現像で追い込む余地を残してくれている情報量で、これはiPhoneのカメラの傾向と違う部分かも(イメージです)。
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上のようなデジタル8倍ズームはさすがに荒れるけれども、5aではもっと厳しかったと思うので、けっこう頑張っている。
なによりGoogleフォトとの連携の良さが際立っていますね。以前のPixelのような容量無制限がなくなってしまったのは惜しいところですが、年額2,500円で100GBのGoogle Oneベーシックを契約しているので、当面困ることはない。総じてこれまで通りです。
今どきのスマホ移行の大変なところ
ところで、機種変更にあたってのデータ移行には多少の難がありました。Googleアカウントを介した環境の移行はまったく問題ないけれども、以前のようにUSBケーブルによる有線接続を要求されないので、写真を含む数十GBのデータ移行にはかなりの時間がかかり、しかも不安定で途中で断念せざるを得なくなりました。まあ、写真はPCにバックアップすれば良し。
けっこう大変なのがアプリごとに異なる移行作業で、PCのあらゆるアカウントの多要素認証を管理しているMicrosoftなどのAuthenticatorアプリもあれば、ワンタイムパスワードを管理している銀行系アプリもあり、Googleウォレット上の各種電子マネー、端末IDに紐づいている系のアプリ(病院の予約アプリなど)、スマートバンドに紐づけたヘルスケア関連のデータ、LINEのトーク履歴、ソシャゲのプレイデータなどなどを一つずつ確認して潰していく。普通に数日かかる。クラウドサービスが主流になって機種変更の手間が省けるようになったかと思いきや、一方でスマートフォンのIDとしての重要度は増すばかりで、なかなか。
ともあれ、またしばらく8aでやっていきます。5aはお疲れさまだね。
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