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修悦体ガチャ(雑記)

やー今日、出かけた先でやっと見つけたんですよ修悦体ガチャ。

ラバーキーホルダーとしてガチャガチャになるというのは3月ごろに知って、それからあちこち出かけたときにはついでに置いてあるかどうか気にしていました。うちの近くでは全然見つからなかった。

元をただせば2007年ごろに最初に話題になった「修悦体」、警備会社に勤める佐藤修悦さんという方がJRの駅の案内板としてガムテープで作った文字があまりにも独創的かつアーティスティックで、自分も虜になった。

以来、駅に"新作"が出たとなれば見に行くなど気にはしていたものの、実は公式のグッズとしては書籍が出たくらいで、ファンとして手元に置いておけるようなアイテムは全然なかったんですよね。作者の佐藤さんは今でもあくまで警備員さんで、商売っ気がまるでないのか、デザイン制作での企業コラボ案件は度々あったものの、カプセルトイ化なんていうのは初めての機会。

置いてあったのはショッピングモールの一角のよくあるガチャガチャコーナー。東急ハンズとかヴィレヴァンとかのほうがありそうかなと思っていたんだけど、わりと普通のとこにあった。たぶん本気で探すならメーカーさんに問い合わせるのが早いんじゃないかと思う。

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かわいい。全部がSSR。「中央東口」は特に欲しかったから1発で引けてうれしかったのです。

修悦体の魅力はここでは語り尽くせないけれど、わたしが一番惹かれる点はタイポグラフィ本来のプロダクトデザイン的な用の美と、それを明らかに逸脱したアウトサイダーアート的な作家性が完全に同居しているところです。ひとつひとつの文字における曲線や省略が、必ずしも一定の法則にのっとったものではなくて(だから機械的にフォント化できない)、ひとかたまりの看板としての見映えを優先している、自由なところ。

にしても今回のグッズとっても出来が良くて、ガムテープの凸凹こそないものの、実際に掲示されていた看板をモチーフにして細かい精度で立体化されている。もちろん、ちゃんと裏にはコピーライトが「©佐藤修悦」と入っていたりして。コンプするつもりまでは別になかったけど、また行ったときあったら運試しで引いちゃうな。「未完成」か「現在地」が欲しいんだ。

以下、過去に集めた修悦体から。

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