![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32570485/rectangle_large_type_2_066279336caa4af72009f6581463003a.jpg?width=1200)
密は楽しい(非日常日記8/15)
ここ一週間くらい、特に朝起きたときの猛烈な体の重さに悩まされています。6時に暑くて目が覚めて、エアコンをつけて二度寝したりするんだけど、そうすると起きたときにはもう何年も油を注していない機械になったような、全身が凝り固まったような気怠さを感じる。珍しく胃がもやもやするような不調もある。
思い当たる原因はありすぎるほどあって、どう考えてもエアコン過剰と運動不足(ほぼ10日以上まったく歩いていない)から来る睡眠の質の低下、自律神経の乱れなんですよね…。夏の暑さピークのころは陥りがち。一時的な体の重さは体操なんかをしてストレッチすると徐々にエンジンかかってくるんだけど、根本的なところでは毎日座ってばかりではなく、まともに体を動かして健康的にカロリーを消費するくらいしか対策がない。
とはいえ、この殺人的暑さのなかで急に運動するわけにもいかないので、夜、夕食後に近所を散歩するようにしてみました。夜道を歩いているとセミも鳴いてるけど、秋の虫もけっこう鳴いていたりなんかしてそれなりに風情がある。暑いは暑いので、帰ったらそのままシャワー浴びて早めに寝る、というのがルーチン化できれば改善するかなと思っています。
『半額タイムセール』が出た
ザ・リーサルウェポンズの新曲『半額タイムセール』のPVが公開され、各種配信サイトでも配信が始まりました。ソニーミュージックレーベルズからのメジャーデビューシングルとなるこの曲、8月26日発売のCDは通販サイトなどで予約受付中です。
メジャーへ行ってもまったくブレないキャッチーなサウンドと溢れ出る生活感、それでいながらスーパー貸し切りロケ&たけし軍団とのコラボというメジャーならではのチャレンジ、呼び込み君のメロディーを巧みに引用するテクニカルなところとポンズの魅力が詰まった作品! またひとつ宇宙に名曲が生まれてしまいましたね。
実際、たけし軍団はわたしを含めたポンズ世代のアラフォーロスジェネ(元)テレビっ子にはレジェンドであって、このコラボにはシナジーしかない。義太夫さんの無精ひげを隠そうともしない100点満点の女装にウワッとなり、赤フンで駆け抜けるらっきょさんのリアルにいそうなヤバイおじいちゃんぶりに引き、ノリノリの和尚と化したラッシャーさんのかわいさにフフッとなる。このご時世にスーパーでソーシャルディスタンスをひとつも守らない潔さ! なんと言っても密閉、密集、密接から生まれる肉体的な体験の共有というダイナミズムは「楽しさ」に直結しているのだ。
来月にはメジャーデビュー連続シングルリリースの2作目が出るそうで、やっぱりこう、ライブができなくてもどんなに逆風でも、作っている人は淡々と作っているし、やり続けることはかっこいいなと思った。
『Fall Guys』はファンシーなメキシコ
密といえばこれも完全に3密のやつなんだけど、PS4/Steamで出た『Fall Guys』が無限におもしろいです。最大60人のプレイヤーがオンラインでワーッとゴールを目指し、最後に生き残った1人が優勝というイギリス発のサバイバルアクションゲーム。
人気すぎてサーバーが不安定になり、度々メンテが入るなどが続いていましたがここ数日は概ね安定してプレイできており、これから始める人にもおすすめです。PS4ならPS Plusに入っていれば無料でプレイできる。
VTuberなどの実況者による配信も多くて、自分がプレイするだけでなく、それこそバラエティ番組でも見ているような気分で楽しめる。このゲーム、上手い人がちゃんと毎回優勝できるかというとそうでもなく、大人数でわちゃわちゃしたときのアクションやランダムによるチーム戦などのなかに不確定要素が多分にあり、キャラクターの独特の間抜けな着ぐるみっぽさ、Goat Simulatorのようなラグドール挙動(開発者はfloppiness=ふにゃふにゃ感と表現している)も相まって、シリアスとコメディーの絶妙なラインを突いている。
ここで落とされることある!? #PS4sharehttps://t.co/pqYlXHpoxL pic.twitter.com/nEBRznEIA8
— R-9 (@epxstudio_nj) August 13, 2020
わたしなんかまだ一度もクラウン(最終ラウンドで1位)を取ったことないのに、疎外感を感じることなく十分おもしろいのだからこのバランスはすごい。ゴール前に立ちはだかって他のプレイヤーを邪魔しようとしてくるやつ、隠れていて狙いすましたように飛び出してくるやつ、レースそっちのけでキャッキャしているやつ…。わちゃわちゃのなかで見え隠れする人間心理の観察がおもしろいし、コースによってはたとえ操作がクソヘタでもラッキーで生き残れる余地が残されている。
これは安全地帯で勝利を確信していた狼マンのしっぽを残り1秒で奪ったときの思い出 #PS4sharehttps://t.co/pqYlXHpoxL pic.twitter.com/Op8nh54Rvn
— R-9 (@epxstudio_nj) August 15, 2020
イギリスの開発スタジオを訪問するデベロッパーの紹介ビデオはもっとおもしろくて、なるほどこういう遊び心のなかで生まれたゲームなのねというのがよくわかる(字幕オンで日本語字幕あり)。風雲!たけし城についても何度も言及されていました。アイデア自体はほんと、言われてみればありそうでなかったようなものだから、"密"が避けられているいまの時代にこそ生まれるべくして生まれた作品なのかもしれません。
で、遊んでいると操作のちょっとしたコツみたいなものはだんだんわかってくる。何につけてもジャンプ着地時の高低差やスピード、他のオブジェクトとの衝突による転倒がタイムロスの原因になりがちなので、ジャンプ中にダイブ(転倒をキャンセルできる&飛距離をちょっと伸ばせる)をうまく使うのが第一歩のようです。シーソーで落ちなくなった。
掴みモーションで両手を前に出してワーッて走っているときのバカっぽい動きがかわいくて好きです。これはまだまだ盛り上がりそうだね。この夏はバーチャル密で遊ぼう。