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鎖骨骨折治療記(3)

怪我から5.5週(40日)めの記録です。前回の記事はこちら

固定帯がとれました

入浴のとき以外は基本的に起きてるときも寝てるときも一日中つけていた、鎖骨固定帯(クラビクルバンド)を外してもよいという許可が出ました。折れた鎖骨が概ねくっついたということですね。長かった…! 気がつけば夏も終わり、秋になってしまう。

レントゲンの画像を見る限り、素人目に見ても鎖骨の中央付近で折れたあとが線のように入っているものの、ほぼひとつに繋がっているように見えた。体感としては、触っての痛みはまったくなく、可動域は前横90度くらいまでは平気で、それ以上上げようとするとイタッって感じ。以前noteでも書いたとおり、四十肩になりかけたことがあるんだけど(実際にはすぐ直ったのでプレ四十肩といえる)、そのときの症状にちょっと似ています。

おかげさまで、どうにかここまで順調に回復しました。

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それにしても、この鎖骨固定帯というのにはお世話になったなあ。前回の記事で書いたとおり、鎖骨に本来かかる負担を文字通り「肩代わり」するかたちで上に吊り上げてくれる器具で、姿勢が前傾するときに走る痛みも防いでくれるという安心感があった。服の上から着用するとはいえ、やはり汗を吸うので数日ごとに手洗いしてを繰り返してきたけれど、それもおしまいだ。なんならAmazonでも買えるらしい。幸いにして替えは不要になりました。

ここまでの経過

改めて、自転車でコケで左鎖骨を骨折してからここまでの回復の経過をまとめると、次のような感じです。あくまで手術をしていない自分の場合。

直後:脳内麻薬で麻痺しているのかほぼ痛みを感じない。それでも肩がポコッと外れるような不安定さがあり、なんかヤバイというのが感覚的にわかる。しばらくして振動に過敏になり、歩いたり車の揺れさえも患部に響く。

3~4日後:じっとしていれば平気なのでデスクワークは問題ないものの、姿勢を変えるたびに痛く、寝たり起きたりに苦労する。左半身全体の打撲が地味に痛く、深呼吸したり笑ったりすると痛い。せき・くしゃみが無理! 処方された湿布と痛み止め(ともにロキソプロフェン)が手放せない時期。

1週間後:皮膚のケガがほぼ治ってくる。体の表面は早い。相変わらず姿勢を変えるのは辛いけど、起き上がってじっとしていてもそれはそれで肩凝りに似た疲れが蓄積しやすくなっている。仰向けに寝ているのがいちばん楽。気をつければ寝返りも打てる。

2週間後:だいぶ痛みがマシになってくる。特に、起き上がるときの肩関節のズレみたいな痛みが軽減されてくるほか、呼吸に伴う痛みもほぼなくなる。一方で、鎖骨の下あたりの神経に慢性的な疼痛が出てくる。体の動きに連動してこの位置の筋が動いてコキコキとなる…。

3週間後:肩の可動域に連動する痛みが軽くなり、油断してうっかり負荷をかけてしまうと、今度は鎖骨下あたりの痛みのぶり返しがひどくなる。何もしていなくてもたまに耐えられないくらい痛むことがあるので、ひたすら痛み止めに頼る。鎖骨固定帯をしているほうがむしろ気が楽になってくる。

4週間後:脇を締めていれば多少重いものを持ったり前傾姿勢をとれるようになり、日常生活への支障は少なくなる。鎖骨下の神経の痛みが自然解消する。ただ、長時間立ったり歩いたりする姿勢でいると肩凝りで疲れやすい。

5週間後:前屈みになったり、腕を高く上げたり、体重をかけたりするような姿勢さえ避ければ、ほぼ痛みから解放される。長時間立った姿勢はまだ少ししんどい。鎖骨固定帯が外れる。

◆ ◆ ◆

いろいろなブログ記事などを見ていると、高い負荷をかけたりできるような完全な元通りになるにはやはり3~4か月はかかるみたい。わたしはここまで、おおよそ2週間ごとにレントゲンと整形の定期検査を行ってきて、次は1か月後とのこと。あと1、2度の通院でなんとかなるかな。

固定帯を外したあとのリハビリなどに関しては特に何も言われなくて、とにかく痛くない、無理のない範囲で普通にしていいとのことでした。腕立てとかはダメって言われたけど、そもそも拷問でもそんな負荷まだ無理だから…! 当然ながらこの一か月余りで筋力も落ちているはずなので、徐々に戻していきたいし、あわよくば他の部位も筋肉をつけていきたいです。

鎖骨骨折治療記(4)【完結編】

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