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【名古屋→新潟】青春18きっぷで日本縦断旅をした話 4日目

どうも。εカタクチイワシです。長年の夢だった「青春18きっぷを使って鉄道で日本縦断」をやったときの記録です。12日間旅行したうちの7日間かけて南は鹿児島県の枕崎から、北は北海道の稚内まで旅行しました。

前日の記事はこちら↓

前日は山口県の徳山からひたすら東に向かい、愛知県の名古屋まで行きました。日本縦断旅行4日目の本日は長野を経由して新潟県の新潟まで行こうと思います。


千種 8:31 → 中津川 9:45

昨日は高校時代の先輩の家に泊まらせてもらいました。先輩の家が名古屋よりも千種寄りだったので本日は千種駅からスタートです。

千種からスタート


高蔵寺あたりまではずっと市街地が続くんですが、そこから先はちらほら緑が豊かになっていきます。
多治見、瑞浪、恵那と過ぎて中津川に着きます。

中津川で乗り換え

中津川 10:00 → 塩尻 11:51

中津川で後続の特急の通過待ちをして出発。
中津川から先は木曽川に沿って山間を縫って進んでいきます。
中山道も木曽川に沿っているのでところどころに宿場町があり、有名なものだと妻籠宿があげられます。山間部の宿場町の雰囲気っていいですよね。寄りたかった。
少し視界が開けたと思ったら、長野県は塩尻に到着です。

塩尻に到着
4方面に線路が伸びる
ターミナル駅さながらに電車が集まる

塩尻 11:57 → 松本 12:14

塩尻で甲府から来た電車に乗り換えます。そのまま乗っていても松本には着くんですが、乗り換えたほうが若干早く着くので乗り換えました。
ここから先はJR東日本の管轄です。随分と東まで来たなあと思いますが、ここでやっと半分弱。まだまだ道のりは長いです。

赤:塩尻まで 黄:これから先


松本に着いて、15分後の長野行きの電車に乗るつもりでしたが、せっかくなら松本城に行ってみたい。ということで時間を作って松本城に行くことに。
朝ご飯がまだだったので牛乳パンを食べました。ボリューミーだけどあっさりしていたのでペロッと食べられました。

パンダのパッケージがかわいい


バスを使って数分で松本城に着きました。この時松本の気温は39℃。バスを使って正解でした。
松本城は現存する木造の天守の中で日本最古であり、国宝に指定されています。黒色の天守閣は松江城と同じですが、アルプスの山々や空の青さとのコントラストが綺麗で、松江城とは全くの別物でした。雪の時期に来たらまた違った美しさなんだろうな。

松本城


ゆっくり天守閣を眺めていたら電車の時間が迫ってきました。天守閣の中に入りたかったのですが時間がなかったのでまた次の機会に。少し急いで松本駅に戻ります。

松本 13:30 → 長野 14:49

ここからは山を越えて千曲川沿いの街、長野を目指します。
途中日本三大車窓として知られる姨捨駅に停まります。この駅では行き違いをするため6分停車します。姨捨駅は標高551mの山の中腹に位置し、長野盆地(善光寺平)を一望できます。

姨捨駅からの善光寺平
姨捨駅


さらに、この駅ではスイッチバックを行います。昔はトンネルを通す技術が今ほど発達しておらず、峠を越えるためにいたるところでスイッチバックを行っていましたが、今に至るまでに、そのほとんどがトンネルを掘って線路を敷きなおしています。そのためスイッチバックをするところは数えられるほどしかなく、今や貴重な存在です。

駅の看板もスイッチバックを主張


扉が閉まると、電車は進行方向を変えて進みます。まるで車の車庫入れのように、運転手さんも慣れた手つきで電車をバックさせます。引き上げ線に入って再び進行方向を変え、山を下っていきます。
山を下りきると市街地が見えてきて、篠ノ井に着きます。
そして、武田信玄と上杉謙信が5回にも亘って戦いを繰り広げた地、川中島を過ぎ、犀川を跨ぐといよいよ長野に到着です。

長野駅に到着
長野オリンピックの記念ポスター

長野 16:08 → 妙高高原 16:54

長野では駅そばを食べました。関西在住の自分には鰹の効いただしは新鮮でした。

かき揚げ卵そば


駅ビルに入っている食品売り場でおやきを買いました。いろいろ種類があって迷いましたが、りんごと野沢菜を買いました。生地は小麦粉を焼いたような感じで、てっきり肉まんのような甘めでふっくらしたものだと思っていたので、ちょっと驚きました。思ってたのと違う。りんごはおいしかったですが、正直アップルデニッシュやリンゴパイのほうがいいなと思いました。
ここから新潟までは千曲川・信濃川に沿って長岡まで抜ける飯山線ルートと新井、直江津、柏崎を通って長岡まで抜ける信越本線ルートの二つがあります。(長岡から新潟までは同じ信越本線を通る)どちらのルートも三セクを使いますが、飯山線ルートのほうが安く済みます。ただ、時刻表で調べたところ信越本線ルートのほうが早く新潟に着くのでそちらのルートで行くことにしました。

赤:信越本線ルート 青:飯山線ルート


昼食とおやつを食べたことで一気に睡魔がやってきました。ひと眠り。起きたら終点の妙高高原でした。

うまく乗り継げるはずが…

目が覚めると車両には自分以外の人の姿が見当たりません。そして乗り継ぐはずの列車も見当たりません。慌てて時刻を確認すると、乗ろうと思っていた電車は3分前に出発していました。やらかした。次の電車は1時間後。仕方なく待ちます。

天気と同じで気分は晴れない


せっかく1000円以上も高い金を払って早く着こうとしていたのに、早く着くどころか到着が遅くなりそうです。
駅名に高原とついているだけあってあたりには霧がかかっており涼しかったです。
30分も待つと次の列車がホームに入線してきました。ひとまず安心。

折り返し直江津行きが入線

妙高高原 18:00 → 直江津 19:03

新井駅あたりまでずっと霧がかかっていました。
途中でスイッチバックがあったんですが、こちらもスイッチバックがあるのは当たり前でしょとでも言うように淡々とスイッチバックしていきます。
定刻通り直江津に着きましたが、外はだいぶ暗くなっていました。

夕暮れのあたりで直江津に到着

直江津 19:13 → 長岡 20:40

予定通りにいっていたならば直江津駅周りを探索するはずだったんですが、それもできず…
外ももう何も見えなかったので小説を読んでいました。吉田修一さんの「路(ルウ)」という作品で、台湾新幹線開業までをオムニバス形式で書いた作品でした。思わず「台湾に行ってみたい!」と思ってしまうような作品でした。かなり読みやすいのでオススメ。

「路」は中国語読みすると「ルウ」


読んでいるうちに長岡に到着。

長岡駅。ここからまだ先に進む

長岡 20:57 → 新潟 22:11

新潟駅。

ようやく新潟に着きました。新潟県最初の駅である妙高高原を出て約4時間。遠かった。新潟県の大きさを実感しました。
夜ご飯は新潟名物のへぎそば、栃尾の油揚げ、のっぺをいただきました。本当はバスセンターのカレーを食べたかったんですが、遅すぎて開いてませんでした。残念。まあへぎそばもおいしかったのでいいんですが。

新潟名物の盛り合わせ。左下は何か忘れた
へぎそば。一口分ずつ盛り付けられている


本日はスーパーホテルに泊まります。新潟駅まわりでこれ以上安いところがなかった。

明日は日本海側を北上して青森まで行き、夜のうちにフェリーで函館に行こうと思います。それでは。

移動距離

中央本線(名古屋ー塩尻)174.8km
篠ノ井線(塩尻ー長野)76km
信越本線(長野ー新潟)211.3km

合計 462.1km
本日までの移動距離 2750km

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