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<イベントレポート>KENPOKU PROJECT E 公開作戦会議#3

こんにちは!えぽっくの若松です。

KENPOKU PROJECT E(プロジェクトE)では、12月から三牧さんがメンバーに加わりました。

着任した三牧 航さん(真ん中)です!

着任地域は日立市で、関係人口創出のマッチングプラットフォームを開発し、運営を始める予定です!
これからもよろしくお願いします!


さて、20名で活動するPROJECT Eは、地域おこし協力隊着任1年目から3年目まで幅広いメンバーが活動しています!

10月から月に1回「公開作戦会議」という形で、プロジェクトメンバーが自身の事業を紹介し、参加者と交流しながら自身の事業についてのアイデアを醸成するイベントを開催しています。

今回は、12月13日に実施した第3回公開作戦会議の様子をお届けします。

阿部深雪

最初の話者は2022年2月に常陸太田市に着任した阿部深雪さん。常陸太田市出身で、県内・県外・海外を転々とした後、実家の相続の話を機に常陸太田市にUターンしました。

常陸太田市の板谷坂(バンヤザカ)にある実家は眺めがよく、この場所に何か新しい役割を創ることができないかと活動を始めました。2020年には茨城県北ローカルベンチャースクールの活動の中で、写真展を開催しました。その後プロジェクトEに参画し、banya baseという屋号を掲げ、空き家となった実家をレンタルスペース・ギャラリー・イベントスペースとして活用しています。また、前職の経験から革製品を主としたものづくり教室なども開催しています。

軽やかに人と繋がりながら「好きなこと」を一貫してやる阿部さんの姿勢は、思わず「私も一緒に何かやりたい!」と言いたくなるような魅力があります。

○banya base Facebook:https://www.facebook.com/banyabase/

磯崎正太

続いての話者は2022年4月に大子町に着任した磯崎正太さん。秋田生まれ秋田育ちで、長らく父の会社で働いていましたが40歳を前に会社を譲渡し、その後東京のバイオベンチャーを経てプロジェクトEに参画しました。

「田舎で楽しく暮らせる産業興し」を掲げ、竹炭づくりや奥久慈しゃもの養鶏などに取り組んでいます。中でも竹炭づくりは、世界的に2桁成長の産業として可能性を感じています。産業としての可能性だけでなく、里山の景観保全、土壌改良材としての活用、或いは炎のエンターテイメントとしての炭づくりの可能性など、多方面に可能性を見出しています。

エネルギーと食べ物の自給をテーマに、生活と仕事のスタイルを自ら組み立て、地方で豊かな生活ができることを実証しようとする磯崎さん。遊ぶように、実験をするように活動する磯崎さんの今後も注目です。

○磯崎さんのFacebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100006736653739

大栩直也

2022年着任が続きます。次は今年1月に日立市に着任した大栩(オオドチ)直也さん。金沢美術工芸大学の彫刻専攻を卒業し、アーティスト・アートディレクターとして活動してきました。

プロジェクトEでは、地域資源を活かした木製品の製造・販売をしています。日立のブランド木材と伝統文化、町工場の技術力と3Dプリントを掛け合わせ、新しい商品開発に取り組み、地域に新しい技術とアートの風を吹き込んでいます。

3Dプリントという技術と独自のアート性を掛け合わせた大栩さんの作品は、人の目を惹きつけます。現在オンラインショップは工事中ですが、ぜひ遊びに行ってみてください。

○大栩さんのHP:https://ohdochinaoya.com/

西村建郎

続いては今年5月に常陸太田市に着任した西村建郎さん。ひたちなか市出身で都内の大学を卒業後、システムエンジニアとしてIT系の会社に勤めていました。しかしコロナ禍を機に地域の活性化に関心を持つようになり、プロジェクトEに参画しました。

現在「まちなかプログラミングラボ」を屋号として、子ども向けのプログラミング教室を開講しています。小学校でプログラミング学習が必修になるという時代的な背景と、地方にはプログラミングの学習機会が少ないという課題感からこの事業を始めました。現在はテナントを持たず、地域のカフェなどで教室を開講しています。

この教室を通じて、通うのが楽しみになる居場所を子どもたちに提供し、いずれそれが地元に戻ってくるきっかけになるよう、この事業を育てていきたいと西村さんは語ります。

○まちなかプログラミングラボHP:https://machinaka-programminglab.jp/

水口亜太武

最後の話者は2021年8月に常陸太田市に着任した水口亜太武さん。東京都出身で旅行業界に就職をした後、コロナ禍を機に自身の人生を考え、プロジェクトEに参画しました。

旅行業界での経験とバックパッカーをした経験から茨城のインバウンド産業に目を付け、現在事業を構想しています。茨城の豊かな自然・食べ物、首都圏からのアクセスの良さ、素朴な県民性から、農泊促進が茨城の観光の一つの武器になりうると考え、着任1年目は農家との信頼関係を築くことに注力しました。高齢化とコロナの影響で、協力者が思うように見つからず、壁にぶつかっています。

農林水産業・飲食業・小売業・宿泊業など、多様なセクターを巻き込む必要がある観光事業。その困難に向き合いながら打開策を模索し続けています。

○Ibaraki Eco Tours HP:https://ibarakiecotours.com/


交流会

5人のメンバーのトークセッションが終わった後は、メンバーと参加者の交流会がブレイクアウトルームに分かれて行われました。

ブレイクアウトルームでは、プロジェクトEメンバー1人につきファシリテーターが1人つく形で、参加者との交流会が行われました。部屋には、5名前後の参加者がいましたが、どのルームでもメンバーへの質問や意見が盛んに発言されました。

阿部さんの部屋では、「阿部さんに会わせたい人」をテーマに盛り上がりました。参加者自身が阿部さんと一緒に何かやりたいと提案する場面も…

磯崎さんの部屋では「炭」の愛好家が集まり、炭の意外な活用法や炭を手軽に入手する方法などが語られ、つくることに熱中していた磯崎さんは使うことにも目を向ける機会になったといいます。

大栩さんの部屋では「どんなツールで作品を発信するといいか」という大栩さんの疑問が共有され、ターゲット分析や既存顧客の分析などの議論が行われました。

西村さんの部屋では、どのように教室を運営しているのか興味を持った方からの質問が飛び交いました。関係者ではない第3者からどう見えるかを客観的に見る機会になったようです。

水口さんの部屋では、観光業に思いを持っている参加者から多方面でアドバイスがされました。在日外国人への訴求、インフルエンサーの活用、インバウンド専門の業者の存在など、アツい意見交換がされました。

それぞれの部屋で個性的な参加者との交流会、今後の活動の種が見つかり育つことを願っています。

全体参加者が42名となった第3回公開作戦会議。

活動発表とクロージング部分は、動画でも公開しています!
気になる方はぜひチェックしてください。
https://youtu.be/tev9LsFR0eM

次回の公開作戦会議は1月17日(火)19-21時開催です。
詳細はこちら▶https://kenpoku-project-e-0117.peatix.com


これがラストの作戦会議になります!
次回も個性的なメンバー5人が登壇します。ぜひご参加ください!



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