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<イベントレポート>KENPOKU PROJECT E 公開作戦会議#4

こんにちは!えぽっくの若松です。

20名で活動するPROJECT Eは、地域おこし協力隊着任1年目から3年目まで幅広いメンバーが活動しています!

10月から月に1回「公開作戦会議」という形で、プロジェクトメンバーが自身の事業を紹介し、参加者と交流しながら自身の事業についてのアイデアを醸成するイベントを開催しています。

今回は、1月17日に実施した公開作戦会議最終回、第4回の様子をお届けします。

赤羽悠斗

最初の話者は2022年5月に日立市に着任した赤羽悠斗さん。神奈川県出身で新卒で楽天グループに1年半勤めた後、プロジェクトEに参画しました。ソーシャルビジネスとしてのアボカドの栽培に取り組みます。

栄養価の高いアボカドは日本でも近年メジャーな食べ物になっているにも関わらず、国内生産量は殆どありません。また、その生産国の殆どが途上国で、高い環境負荷や現地の労働環境の問題などの社会課題を内包しています。そこで、輸入アボカドの抱える課題と県内の耕作放棄地の課題にアプローチする「ひたちアボカド」の栽培と販売に赤羽さんは取り組みます。また、他にも放置竹林の竹や廃材、生ごみを資源として活用しようと試みています。

農業を「きつい・汚い・危険」の3K労働から「環境に配慮した・稼げる・かっこいい」の新しい3Kへ、赤羽さんの旗揚げです。

○Instagram:https://instagram.com/pieces_farm?igshid=YmMyMTA2M2Y=

小佐野志保

続いての話者は2022年7月に日立市に着任した小佐野志保さん。日立市に生まれ、大学進学後に不動産業や介護事業を経て、2016年の茨城KENPOKU芸術祭をきっかけに県北の魅力を再確認し、気になりはじめました。

コロナ禍の外出制限でご近所の買い物事情について関心を持ち、プロジェクトEでは高齢者家庭への買い物サービスや見守りサービス、特産品の移動販売や地域交流イベントの開催などに取り組んでいます。「動く道の駅」として地域の新鮮野菜を届け、サービス利用者と交流しながら地域のコミュニティを育もうとしています。

少子高齢化・長寿化に伴い、高齢者の孤立、免許返納後のモビリティの問題、地域コミュニティの維持困難など、地域は様々な社会課題に直面しています。小佐野さんは活動の幅を広げながら、それらの課題に一つ一つ向き合っています。

○しほハートサービス:https://shihoheartservice.amebaownd.com/

永松裕士

次なる話者は常陸太田市長をバンジーから飛ばした首謀者、永松裕士さん。幼少期から多くの時間を海外で過ごし、新卒で楽天グループに入社した後2022年5月に日立市に着任しました。(赤羽さんとは楽天の同期です!)

プロジェクトEでは”monotalk studio”という屋号のもと、クリエイティブディレクターとして活動しています。永松さん曰くクリエイティブディレクターとは「感情を動かすことによって課題を解決する仕事」。活動事例としては、市長をバンジーから飛ばす動画もとい常陸太田市のPR動画のディレクションや、企業の事業開発の伴走などに取り組んでいます。

その他、日立のラグビーチームの運営メンバーとしてグラウンド整備のクラウドファンディングを手掛けるなど、活動の幅を広げる永松さん。これからの活躍にも期待です。

○monotalk studio:https://www.monotalk-studio.com/

三牧航

最後の話者は先月に日立市に着任した三牧航さん。日本の地方の高齢化率と地方経済の衰退に危機感を覚え、地方創生に携わる副業案件を探していたところ、案件の少なさと人材の供給過多という、需要と供給の不均衡を目の当たりにします。

人材不足にあえぐ地域において中小企業の経営課題は数あれど、それらが課題のまま解決策実行がなされていないという現状を解決すべく、”Otanomi”というマッチングプラットフォームをこの2月にリリースする予定です。これは地域企業の困りごとに対し、解決スキルを有する支援者を結ぶサービスです。

このサービスを通じて、副業者への挑戦の場の提供、関係人口の創出、また、悩みをオープンにし助け合える文化を発信していきます。人材の流動性が高まる時代のニーズにマッチしたサービス”Otanomi”、リリースが楽しみですね。

○株式会社シンカゼ:https://shinkaze.jp/


交流会

4人のメンバーのトークセッションが終わった後は、メンバーと参加者の交流会がブレイクアウトルームに分かれて行われました。

ブレイクアウトルームでは、プロジェクトEメンバー1人につきファシリテーターが1人つく形で、参加者との交流会が行われました。部屋には、5名前後の参加者がいましたが、どのルームでもメンバーへの質問や意見が盛んに発言されました。

赤羽さんの部屋では、なぜアボカド栽培を?土地探しは?といった参加者からの質問に答えながら、興味を持った人に示す関りしろについて議論がなされました。

小佐野さんの部屋では高齢化する地域コミュニティの課題や、ボランティアで成り立っていたサービスの有償化へのハードル、子育て世代との接点の作り方などについて議論がされました。

永松さんの部屋では、外から地域に入ってどう信頼関係を築いてきたのかという質問から、相手の懐に入るための雑談力の話に。

三牧さんの部屋では”Otanomi”のサービスブラッシュアップのため、企業の集め方や大手とのすみわけについてなど、人材業界の知見を持った参加者と意見交換がされました。

それぞれの部屋で個性的な参加者との交流会、今後の活動の種が見つかり育つことを願っています。

全体参加者が36名となった第4回公開作戦会議。
公開作戦会議は今回で最終回となります!
皆さまいかがでしたでしょうか。ここで生まれたアイデアやご縁がこれからどんな花を咲かせるのか、乞うご期待ください。

活動発表とクロージング部分は、動画でも公開しています!
気になる方はぜひチェックしてください。


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