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<イベントレポート>KENPOKU PROJECT E 公開作戦会議#2

こんにちは!えぽっくの若松です。
19名で活動するKENPOKU PROJECT E(プロジェクトE)は、地域おこし協力隊着任1年目から3年目まで幅広いメンバーが活動しています!

プロジェクトEとは?
県北プロジェクトEとは「茨城県北起業型地域おこし協力隊」のことです。
6市町からなる茨城県北地域にそれぞれ拠点を置き、現在19名が活動しています。

10月から月に1回「公開作戦会議」という形で、プロジェクトメンバーが自身の事業を紹介し、参加者と交流しながら自身の事業についてのアイデアを醸成するイベントを開催しています。

今回は、11月15日に実施した第2回公開作戦会議の様子をお届けします。

小林敬輔

最初の話者は2021年6月大子町に着任した小林敬輔さん。日立市出身で、大学卒業後は水戸市の会社に勤めていました。就職活動時、周りの友人達が茨城を去り上京する中、敢えて茨城に留まることを選んだ小林さん。社会人1年目が終わる頃、何か新しいことに挑戦しようとカメラを購入しました。

独学で映像を学んだ小林さんは、映像クリエイター”KJ_NETWORK”としてプロジェクトEに参画しています。事業内容としては、企業や自治体のプロモ―ション製作事業、ウエディングムービー事業、SNS代行・HPの作成などを展開しています。中でもウエディングムービー事業は、人生の中でも最も幸せな時間を切り取る仕事なのでやりがいを感じているといいます。ビデオ製作では自身が監督となり、企画構成・撮影・編集を担います。

自身と仲間の得意分野を掛け合わせながら事業を展開する小林さん。現在抱えている課題は営業力の強化です。試行錯誤を繰り返しながら育つ若い芽の今後に期待です!

○HP・SNSなど https://lit.link/kjnetwork

杉本史生

続いての話者は2021年6月に日立市に着任した杉本史生さん。日立市出身で着任を期に同市にUターンをしました。学生時代は農学を専攻し、前職では農業を通じた地域活性の実務に携わっていました。その経験を活かし、アグリビジネスをテーマにプロジェクトEに参画しています。

現在は、イベント・ツアーの実施やポータルサイトの制作・運営に取り組んでいます。観光事業では在来作物(品種改良された現代の作物と異なり、昔からその土地で守り伝えられてきた作物)に着目し、イベントやツアーを開催しています。また、里山や農について体系的にまとまったサイトがないという課題感から、里地里山の保全・活用、有機農業、在来作物、地域ブランドなど、12のテーマを設定したポータルサイトを立ち上げ運営しています。

今後の展望としては、年内に地域限定旅行業の登録手続きをし宿泊やバスなどの機関を活用しながら、各地の観光資源を繋ぎ、交流人口を創出することを目指しています。

○オフィス里地里山 https://satochisatoyama.com/

増田大和

続いては2020年に大子町に着任した「だんちょう」こと増田大和さん。現代の日本の子どもの幸福度の低さや子どもの居場所の減少に危機感を覚え、子どもが幸せなまちを目指し活動しています。今年4月には「まちで育つ子どもたちの"原体験を豊かにすること"」をミッションに掲げた一般社団法人まちのこ団を立ち上げました。

現在は、移動式でまちじゅうにあそび場を作るプレイバス事業、子育て世代のサードプレイスを作る里山まるごとあそび場事業、防災教育や地域コーディネートに取り組む企画運営事業の3つを軸に事業を展開しています。まちじゅうを居場所に変える、或いはまちなかに居場所をつくるプロジェクトを通じ、子どもを主役としたまちづくりを実現しようと動いています。

「あそびは世界を平和にする」という思いのもと、聞いているだけでわくわくするような取り組みを展開している増田さん。一緒に盛り上げてくれる方も募集してますので、興味ある方はぜひ活動に参加してみては?

○まちのこ団HP・SNSなど https://lit.link/machinokodan

和田まりあ

最後の話者は2020年2月に大子町に着任した和田まりあさん。30歳という節目の年を前に、はじめの一歩を中々踏み出せてこなかった自分を変えようと、大好きなコーヒーをテーマに自分の道を模索し始め、プロジェクトEに参画しました。

和田さんは前回登壇した中村聖さんと共にコーヒーと家具のお店「hajimari」の運営や、ポップアップ式のコーヒースタンド「あっちこっちSTAND」を手掛けています。hajimariでは、コーヒー講座や夜の時間を使った食のイベント、ヨガ教室などの開催、農家とコラボしたドリップパックの作成やパティシエのたまごのお菓子の販売なども行っており、「コーヒー×○○」で誰かの新しい一歩が踏み出せるような場づくりをしています。

自身が一歩を踏み出せなかった経験から、一歩踏み出すための安心安全の場づくりをビジョンとして掲げる和田さん。等身大の彼女のお話は、聞いているだけで私たちを前向きにしてくれます。

○「hajimari」Instagram https://www.instagram.com/hajimari_ackc/

交流会

4人のメンバーのトークセッションが終わった後は、メンバーと参加者の交流会がブレイクアウトルームに分かれて行われました。

ブレイクアウトルームでは、プロジェクトEメンバー1人につきファシリテーターが1人つく形で、参加者との交流会が行われました。部屋によって5名前後の参加者がいましたが、どのルームでもメンバーへの質問や意見が盛んに発言されました。

小林さんの部屋では、営業力に課題を感じている小林さんに対し、参加者が自身の経験に基づきDMとチラシの使い分け、地域の特徴を生かしたPR、人材紹介会社との連携など具体的なアドバイスがされました。

杉本さんの部屋では、杉本さんが実施しているツアーについて、金額やツアーのオプションについて意見が交わされました。前回登壇した菅野さんとの連携の話も…?

増田さんの部屋では、居場所の数と幸福度の比例関係についてや、大人と子供・子どもと大人の縦・横の関係だけではなく、子どもと高校生など斜めの関係の重要性について意見が交わされました。

和田さんの部屋では、「コーヒー×○○」で次どんなことをするかアイデア出しが行われました。コーヒー×南米文学、コーヒー×イラスト体験、コーヒー×満月カフェなど、ユニークなアイデアが続々と出ました。

それぞれの部屋で個性的な参加者との交流会、今後の活動の種が見つかり育つことを願っています。

全体参加者が35名となった第2回公開作戦会議。

活動発表とクロージング部分は、動画でも公開しています!
気になる方はぜひチェックしてください。
https://youtu.be/kqb9v1x-M_U

次回の公開作戦会議は12月13日(火)19-21時開催です。
詳細はこちら▶https://kenpoku-project-e-1213.peatix.com

次回も個性的なメンバー5人が登壇します。ぜひご参加ください!


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