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ごく身近な終わりと始まりに思うこと

枯れた葉っぱが、はらはらと落ちてきた。茶色く丸まっていて、風に吹かれて道路の真ん中をぱらぱらと転がっていく。青々と茂っていた葉っぱが力なく散っていく姿は少し寂しい。
そう言えば、お気に入りの花も小さな蕾が一つだけあるけれど、たぶん今年はこれが最後になる。
終わりと始まりなんてどこにでもある。でもなんだか触れずに通り過ぎる気分でもない。あまりにも多い事柄の中で、今身近に思うこと。

手編みの作品を編んでいて思う。
出品している作品たちは、私のもとで始まりから終わりを迎えた後、出品することで、また新たな始まりを迎える。

映画館で観たとても感じのいい作品を、しばらくしてもう一度、映画館に足を運んで観て思う。
来てよかった。前回より落ち着いてじっくり観ることができたし、やっぱり感じがよくて終われない。

人との関わりが終わってしまって思う。
関りの中で感じ考えたことは、良くも悪くもずっと心にあり続け、歩む道端で影響を与え、いつしか新しい始まりを支える。

本当に終わってしまうことは悲しいし、終わらせなければならないことはやっぱり寂しい。けれども自分次第で、終わらせなければ終わらないことも多いのかなと思う。
人生が始まった時からずっと、ポジティブな心の持ちようと人を想う心を伝えてくれる両親にとても感謝している。大切なことなので、自分の中だけで終わらせるより、次へと繋ぎ続けていけたらと思って過ごしている。

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