見出し画像

西村賢太『一私小説書きの日乗』で見かける三人前の宅配寿司は→→→「銀のさら」

壇蜜対談の内容(冷蔵庫に言及する箇所)

壇 西村さんの日記を拝読しましたが、ご自宅の冷蔵庫はものすごく大きいんですね。
西村 ほう。よくお気づきになりましたね。
壇 だって出前で三人前のお寿司を取ったとき、寿司桶のまま冷蔵庫に入れてるんですもの。

別冊文藝春秋 電子版4号』巻頭対談 西村賢太✕壇蜜 日記と私小説の妖しい関係

壇蜜による「三人前の寿司桶が入るから大きい冷蔵庫に違いない」という着眼点はおもしろい。

『日乗』における「宅配寿司」拾い上げ

 冷蔵庫に入れておいた、宅配寿司”厚切り特選ネタ”と云うのを三人前

一私小説書きの日乗』2011年8月24日(水)の日記

 深更、缶ビール一本、宝一本。
 宅配寿司三人前

『一私小説書きの日乗』2011年9月10日(土)の日記

 宝一本、宅配寿司三人前。手製のしじみ汁。

『一私小説書きの日乗』2011年12月2日(金)の日記

壇蜜対談の内容(店名に言及する箇所)

西村 はっはっはっ。人の器は小さいんですが、冷蔵庫だけはでかいんです。ただ冬場は冷蔵庫に入れておくとガチガチに硬くなるので、暖房をつけていない、寒い部屋に置いておく。すると明け方に食べるときには、いい塩梅に鮮度を保っています。
壇 ネタは何が好きですか?
西村 子どもっぽいんですけど、アナゴとか海老とかです。それをシャリからはずして、つまみにして晩酌をしてるんですよ。
壇 えっ、シャリは?
西村 捨てます。「銀のさら」ってシャリが大きいんですよ。
壇 頼めばシャリは小さくしてもらえますよ。

『別冊文藝春秋 電子版4号』巻頭対談 西村賢太✕壇蜜 日記と私小説の妖しい関係

ちなみに、西村賢太は宅配寿司だけでなく、握り寿司屋や回転寿司店にも足を運んでいる。人並みには「お寿司」が好きなようだ。

『日乗』における「宅配寿司」を食した回数

2011年 7回
2012年 7回
2013年 4回
2014年以降は調査中

毎回「三人前」ではなく、時には「二人前」だったり、「4千円弱」という表現だったり、「ウニイクラ丼」や「茶碗蒸し」を追加したり。