西村賢太 随筆(エッセイ)集の収録作&初出リスト
随筆集 一私小説書きの弁(新潮文庫)目次
単行本:2010年1月発売
文庫:2011年5月発売
単行本とタイトル同じ。
▲(三角形マーク)付与のタイトルは、『随筆集 一私小説書きの弁』には収録されているが、改題・再録した『藤澤淸造追影』(講談社文庫)には未収録のもの。
2000年(平成12年)
・『藤澤淸造全集』編輯にあたって 朝日書林刊行予定『藤澤淸造全集』内容見本 2000年12月
・藤澤淸造 略年譜 朝日書林刊行予定『藤澤淸造全集』内容見本 2000年12月
2001年(平成13年)
・藤澤淸造──自滅覚悟の一踊り 『北國文華 第7号』 2001年3月』:破滅に殉じた "能登の江戸っ子" 小説家・藤澤清造ーその人と生涯
2002年(平成14年)
・淸造忌 雪に埋もれず 藤澤清造歿後七十年に 「北陸中日新聞」2002年3月3日朝刊
・戯作者を目指した〝文士道〟 石川近代文学館「藤澤淸造没後七十年記念展」解説パネル 2002年年4月
・藤澤淸造と故郷 「石川近代文学館ニュース」第19号 2002年3月3日朝刊
・どうで死ぬ身の一踊り 北溟社「季刊文科」第23号 2002年10月
▲藤澤淸造 石川出版社『石川県人名事典 現代編八』2002年12月
2003年(平成15年)
・「淸造忌」を営んで 「北陸中日新聞」2003年4月6日朝刊
▲異端者の悲しみ 『稚兒殺し 倉田啓明譎作集』解説 龜鳴屋刊『稚兒殺し 倉田啓明譎作集』2003年4月
※初出「異端者の悲み」を改題
▲狷介なる試金石 「図書新聞」2003年11月1日
2005年(平成17年)
・淸造忌 「文學界」2005年3月
・藤澤淸造と田山花袋──その接点の一端 「花袋研究学会会誌」第23号 2005年3月
▲随伴を拒絶する私小説 『飆風』車谷長吉 「群像」2005年4月
▲侃侃諤諤 「群像」2005年7月
・「女地獄」を憶う 「新潮」2005年11月
2006年(平成18年)
・藤澤淸造の名刺 「群像」2006年1月
▲『どうで死ぬ身の一踊り』跋 講談社刊『どうで死ぬ身の人踊り』2006年1月
・リアルな体液 『少女@ロボット』宮崎誉子 「新潮」2006年4月
・清造戯曲の初上演 鳥影社発行「季刊文科」第35号 2006年7月
▲淸造論のつもりが 同人誌「煉瓦」2006年11月
2007年(平成19年)
▲震えました…… 「小説新潮」2007年1月
▲慊い 「新潮」2007年2月
・十年一日 北國新聞社発行「北國文華」第31号 2007年3月
▲師事の原点 「石川近代文学館ニュース」第28号 2007年4月
▲忘我の為に 映画「酔いどれ詩人になるまえに」 「プリクル」第14号 2007年6月
▲『二度はゆけぬ町の地図』あとがき 角川書店刊『二度はゆけぬ町の地図』2007年10月
2008年(平成20年)
▲咬ませ犬の戸惑い 「群像」2008年1月
▲松の内抜萃 「野性時代」2008年4月
▲いずれ役立つも物 「文藝家協會ニュース」2008年5月
▲私のこだわり「ニコチン、タール」 「本の旅人」2008年6月
▲私のこだわり「乳酸菌飲料」 「本の旅人」2008年6月
・私のこだわり「墓」 「本の旅人」2008年6月
▲小貧民の愚痴 「野性時代」2008年8月
▲『小銭をかぞえる』あとがき 文藝春秋刊『小銭をかぞえる』2008年9月
2009年(平成21年)
▲鶴田浩二 「傷だらけの人生」 「野性時代」2009年月
▲積年の思い溢るる 鳥影社発行「季刊文科」第44号 2009年4月
・骨がらみ 「群像」2009年(平成21年)8月
▲『瘡瘢旅行』あとがき 講談社刊『瘡瘢旅行』2009年8月
・一私小説書きの弁 「本」2009年9月
2010年(平成22年)
▲単行本『一私小説書きの弁』あとがき 2010年1月7日
2011年(平成23年)
▲文庫化に際してのあとがき ※電子版には未収録 2011年
▲解説 高田文夫 ※電子版には未収録
小説にすがりつきたい夜もある (文春文庫) 目次
文庫:2015年6月発売
単行本『随筆集 一日』(発売:2012年5月)を改題。
単行本に収録されていた随筆「一日」は、文庫版には未収録。カットされた「一日」は、2017年12月発売の『無銭横町』(文春文庫)に再録されている。
2009年(平成21年)
・凶暴な自虐を支える狂い酒 「en-taxi」第28号 2009年12月
2010年(平成22年)
・しみじみと金が欲しい 「本の雑誌」2010年5月
・私小説五人男 ──私のオールタイム・ベスト・テン 「本の雑誌」2010年8月
2011年(平成23年)
・私小説書きの自信 ──芥川賞を受けて 「共同通信」2011年1月
・芥川賞受賞が決まって 「毎日新聞」2011年2月7日夕刊
・この人あっての私小説 ──芥川賞受賞の弁 「産経新聞」2011年2月16日
・受賞のことば 「文藝春秋」2011年3月
・己れのセコさを活写する名篇 「週刊文春」2011年3月31日号
・著名作家気分 わが心のファイターズ 「北海道新聞」2011年4月15日夕刊
・草食系とは 「SAPIO」2011年5月4日/11日合併号
・或る感銘 東京フィルハーモニー交響楽団公演パンフレット 2011年6月
・高田文夫先生抄 「落語ファン倶楽部」第13号 2011年6月
・醜文の弊害 「新潮」2011年7月
・今こその人 「文藝春秋」2011年7月
・藤澤清造著『根津権現裏』(新潮文庫)解説 新潮社刊 藤澤清造『根津権現裏』2011年7月
・蘇える光茫 ──藤澤清造『根津権現裏』(新潮文庫) 「波」2011年7月
・お礼参り 「yom yom」第二十一号 2011年7月
・歿後弟子の果報 「朝日新聞」2011年7月5日
・展墓 「文學界」2011年8月
・『青き愚者の記録』あとがき 『青き愚者の記録』──江戸川区二之江第二小学校二〇一一年度六年一組創作集 2011年8月
・『恥』を観る 「シアターX批評通信」第十三号 2011年10月
・わが青春の田中英光 「高知県立文学館ニュース」第55号 2011年10月
・人生を変えられた一冊 「週刊プレイボーイ」第四十四号 2011年10月31日
・読み耽った三冊 「新刊ニュース」2011年11月
・熱狂させる文体 高知県立文学館「太宰治と田中英光展」解説パネル2011年11月
・私の非売書店 「読売新聞」2011年11月13日
・やもめ中年の夢 「文藝春秋」2011年12月
2012年 (平成24年)
・早々の賀状で恐れ入りました 「文藝春秋」2012年1月
2011年(平成23年)
・色慾譚 2011年5月5日~12月23日連載)
前口上
風俗
青のエロス
したたる汗
異物
飽食の季節
男の書庫
終わりに
「東京スポーツ」2011年5月5日~2011年12月23日連載
イカせる必要 「大阪スポーツ/九州スポーツ」2011年11月4日
いっときの春 「東京スポーツ」2012年1月1日
2012年(平成24年)
・あとがき 2012年5月2日
2015年 (平成27年)
・小説にすがりつきたい夜もある──文庫化に際してのあとがき 2015年5月1日
・解説・小島慶子 ※電子版には未収録だが、ウェブに全文公開あり。
随筆集 一私小説書きの独語 (角川文庫) 目次
単行本:2014年7月発売
文庫:2016年11月発売
単行本とタイトル同じ。
2011年(平成23年)
・一私小説書きの独語 「野性時代」2011年9月~2012年8月連載 未完)
一 はじめに
二 最初の宿
三 一つきりの選択肢
四 人足の門
五 意地の買淫
六 家賃に払う金はなし
七 無駄足を強いる
八 繰り返す帰宅
九 惜みなく感傷は奪う
十 紫煙の行方
十一 初の棒引き
十二 紙袋さげて
2012年(平成24年)
・韓国みやげ 「新潮」2012年2月
・藤澤清造著『藤澤清造短篇集』(新潮文庫)解説 新潮社刊『藤澤清造著『藤澤清造短篇集』藤澤清造著・2012年3月
・下向きながらも 「文藝春秋」臨時増刊号 2012年3月
・求めたきは…… 文藝春秋企画出版部刊『喫煙室 第22集』 2012年3月
・(創る人五十二人の二〇一一年日記リレー) 「新潮」 2012年3月
・畏怖と畏敬──山田花子に寄せて 青林工藝舎<山田花子フェア>冊子 2012年4月
・新発見作も付して──西村賢太編『藤澤清造短篇集』 「波」 2012年5月
・まだ時期尚早(「あなたは橋下徹総理を支持しますか?」) 「週刊文春」 2012年5月17日号
・私小説書きの素朴な疑問(「平成維新」 12 人の公開質問状) 「文藝春秋」 2012年6月
・上原善広著『日本の路地を旅する』(文春文庫)解説 文藝春秋刊『日本の路地を旅する』 2012年6月
・非有権者の感想 AKB 48 選抜総選挙を見て 「共同通信」2012年6月
・大人を見上げる思い──日活 周年 わが青春のロマンポルノ女優 「週刊文春」 2012年7月12日号
・夏の風物詩 「週刊文春」JT広告エッセイ<喫煙室> 2012年7月19日号
・「苦役列車」のこと 映画「苦役列車」パンフレット 2012年7月
・(本のソムリエ) 「読売新聞」 2012年7月15日
・コーヒーの用途 「週刊文春」JT広告エッセイ<喫煙室> 2012年7月26日号 ※初出誌のイラストは信濃八太郎
・いつも通りの私小説、これでいい(この人の月間日記) 「文藝春秋」 2012年8月
・結句、 慊い 「新潮」 2012年8月
・戸締まり用心 「文藝春秋」2012年10月
・(私の好きな一句) 『俳句界』2012年12月
・(京都府立綾部高等学校図書館だより アンケート回答) 京都府立綾部高等学校図書館だより「Book Talk」冬休み前特別号の2 2012年12月
・(西村賢太が選ぶ横溝正史原作の映画十本) 「TSUTAYAシネマハンドブック2013」 2012年(平成24年)12月
2010年(平成22年)
・『随筆集 一私小説書きの弁』 あとがき 講談社刊『随筆集 一私小説書きの弁』2010年1月
・『人もいない春』 あとがき 角川書店刊『人もいない春』2010年1月
2011年(平成23年)
・『随筆集 一私小説書きの弁』 文庫化に際してのあとがき 新潮社刊『随筆集 一私小説書きの弁』2011年5月
2012年(平成24年)
・『西村賢太対話集』 あとがき 新潮社刊『西村賢太対話集』2012年4月
・『随筆集 一日』 あとがき 文藝春秋刊『随筆集 一日』2012年5月
2013年(平成25年)
・魔の期間 「東京スポーツ」2013年1月1日
2014年(平成26年)
・あとがき 2014年5月28日
2016年(平成28年)
・文庫化に際してのあとがき 2016年10月26日
・解説 木内 昇
下手に居丈高(徳間文庫)目次
単行本:2014年9月
文庫:2017年4月
単行本とタイトル同じ。
2012年(平成24年)
「週刊アサヒ芸能」2012年11月15日号~2014年4月3日号 連載時タイトル「したてに居丈高」を改題
一 下手で来たり
二 虚名
三 痛風
四 不快な〝お濠ランナー〟
五 敬する小説家・石原慎太郎氏
六 中卒者の抗議
七 根がロマンチストにできてる故に
八 芥川賞受賞の最大の得
九 愛飲の酒
十 ビートたけし氏
十一 師・藤澤淸造
十二 在りし日の、わが日本ハムファイターズ
十三 最近の「淸造忌」
十四 煙草愛(一)
十五 煙草愛(二)
十六 乱歩に倣って
十七 献本リスト
十八 わが家の冬の電気料金
十九 手書き原稿のメリットと云えばメリット
二十 私の相棒(一)
二十一 私の相棒(二)
二十二 プロ野球の名選手
二十三 重宝なる溲瓶
二十四 不要なもの
二十五 趣味は無し
二十六 夜勤後の朝酒
二十七 携帯電話
二十八 いい加減な媒体
二十九 蕎麦
三十 番組降板の弁
三十一 自分の小説以外のことは、どうでもよし
三十二 甚だクドいが……
三十三 恐ろしきドライソケット
三十四 私設藤澤清造資料館
三十五 サイン会
三十六 大恩ある書評
三十七 冷房依存症
三十八 虚室からの花火見物
三十九 鰻の醍醐味
四十 ビールグラス
四十一 長篇の始まり
四十二 晩酌の時間帯
四十三 薄闇の極小文字
四十四 自選短篇集
四十五 稲垣潤一氏──仕事中の音楽
四十六 『コレクション 私小説の冒険』
四十七 下界の眺め
四十八 中学時代の猛勉強
四十九 旅への衝動
五十 手製のカレンダー(一)
五十一 手製のカレンダー(二)
五十二 悪友・玉袋筋太郎氏
五十三 元日本ハムファイターズ・永淵洋三氏
五十四 偽西村賢太
五十五 芥川賞、野間文芸新人賞他
五十六 AV鑑賞中
五十七 仕事部屋での惰眠
五十八 芥川龍之介の墓参り
五十九 東京駅のホームにて
六十 十五回目の「淸造忌」
六十一 神保町一景
六十二 頻尿の友
六十三 夜寝の弊害
六十四 山本周五郎
六十五 友川カズキ氏
六十六 私小説を読む資質
六十七 漫画家山田花子への無様な羨望
六十八 居丈高に去る
2014年(平成26年)
あとがき 2014年8月8日
2017年(平成29年)
文庫化に際してのあとがき 2017年3月1日
解説 阿部公彦
藤澤淸造追影 (講談社文庫) 目次
文庫: 2019年5月発売
単行本『東京者がたり』(2015年10月発売)から玉袋筋太郎との対談をカットして、さらに『随筆集 一私小説書きの弁』所収の藤澤清造関連エッセイだけを追加再録したもの。
つまり『東京者がたり』と『一私小説書きの弁』を所有していれば不要の品。
ページ上部の『随筆集 一私小説書きの弁』を参照
藤澤淸造──自滅覚悟の一踊り
藤澤淸造 略年譜
『藤澤淸造全集』編輯にあたって
淸造忌 雪に埋もれず 藤澤清造歿後七十年に
戯作者を目指した〝文士道〟
藤澤淸造と故郷
どうで死ぬ身の一踊り
「淸造忌」を営んで
淸造忌
藤澤淸造と田山花袋──その接点の一端
「女地獄」を憶う
藤澤淸造の名刺
清造戯曲の初上演
十年一日
私のこだわり 「墓」
骨がらみ
2012年(平成24年)
東京者がたり 「小説現代」2012年2月号
はじめに 小説現代 2012年2月号
後楽園球場 同 2012年3月号
隅田川 同 2012年4月号
蒲田 同 2012年5月号
早稲田 同 2012年6月号
上野① 同 2012年7月号
上野② 同 2012年8月号
染井墓地 同 2012年9月号
御徒町 同 2012年11月号
2013年(平成25年)
鶯谷① 小説現代 2013年1月号
鶯谷② 同 2013年3月号
旧花園町① 同 2013年5月号
旧花園町② 同 2013年6月号
九段坂 同 2013年8月号
下北沢 同 2013年11月号
錦糸町 同 2013年12月号
2014年(平成26年)
音羽 小説現代 2014年1月号
築地市場 同 2014年2月号
東京駅 同 2014年3月号
青山 同 2014年4月号
上野桜木町 同 2014年5月号
神宮球場 同 2014年6月号
新東海橋 同 2014年7月号
亀戸 同 2014年8月号
言問通り 同 2014年9月号
北区三景 同 2014年10月号
大森 同 2014年11月号
2015年(平成27年)
白金台 小説現代 2015年1月号
日暮里① 同 2015年2月号
日暮里② 同 2015年3月号
神楽坂の銭湯 同 2015年5月号
神田川 同 2015年6月号
新宿二丁目の病院 同 2015年7月号
芝公園 同 2015年8月号
文庫未収録
玉袋筋太郎との特別対談(東京者対談「粋でもなく、郷愁でもなく」)は、単行本『東京者がたり』のみ収録。
『藤澤淸造追影 』(講談社文庫) には未収録。