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私は、美しい。それがわからない人は私の人生にはいらない。の巻

なかなか挑発的なタイトルだな、と我ながら思う・・・。
でも、これは、大人になった私が強烈に得た気づきだった。

中学校と高校。モテる女の子は決まって目がぱっちり幅広二重で童顔でロングヘアな子だった。控えめで、目立ち過ぎず、たくさんはしゃべらない。学年に何人かそういった女の子がいて、男子たちはこぞって同じ系統の女の子を好きになった。

そのことに、当時からなんとなく違和感は感じていた。今でも仲の良い友達が、高校の頃まさに上記の特徴に当てはまり、漏れなくモテモテだったのだけれど、彼女に言い寄ってくる男子たちは、これまた漏れなく、彼女に対して持っているイメージが、本来の彼女とずれていたように当時の私は感じていた。私から見た友達は、面白くて、あっけらかんとサバサバとしていて、でもとてつもなく繊細だった。一方で、男子たちは何か別の理想を彼女に求めているような、押し付けているような空気をずっと感じていた。ほとんどその子と話したことがないのに、告白をしてくる何人もの男子たち。あなたたちに彼女の魅力の何がわかるの?と、違和感を感じていたことを今でも鮮明に覚えている。

時は経ち、大学4年生になって、私は髪を切った。ずっとロングだったけれど、当時別れたばかりの彼氏がロング好きで彼の好みに合わせていたことや、本当はずっと切りっぱなしボブにしてみたかった気持ちがあり、チャレンジした。

髪を切ったら、すごく自分が本来の自分にぐんと近づけた感覚があった。そうそう、本当はこれがしたかったの、と。

すると、まず気づいたことが、今まで私に付き纏っていた変な男たちがスーッと引いていった。え?ショート?なんからしくないね、似合わないね・・・・と呟いて、どこかに消えていったのだ。(そもそも、ショートじゃなくてボブですが?という気持ちだったけど笑) そして、一方で、私の中身をより知ってくれている一部男性たちが、「おお、、」とどこか前と違う目で私を見てくれる人が多くなった。(書いていて恥ずかしい、、でも本当なのです、、)

ここで断っておきたいのが、私は全く特別美人ではない。そして、この経験は、決して、ロングは良くなくてショートが良い、と言う話ではない。

さっきも触れた、ボブにする少し前に別れた元彼。高校から付き合ってる彼だったが、別れる少し前のデートで、私はお気に入りの、私らしくいられる洋服を着て会いにいった。デート中にたまたま会った高校の同級生の女の子(超〜〜モテていた)をガン見して、「〇〇さん、ほんっとうに可愛いなあ〜。女の子、って言う感じだよね!そう思わない?」と、私に同意を求めてきた。目一杯おしゃれしてきた私に対して、言い放ったのである。

その同級生の女の子は何も悪くない。彼女に対して僻みなんて無い。その子は、間違いなく私から見てもとっても可愛いし素敵だ。

だけど、雷に打たれたようにその時思った。私の魅力がわからないような残念な人と、一緒に過ごす時間は、無駄だ。私が持っている魅力を感じ取る感受性がない人に、私のことをわかってもらう必要はない。そう悟って、別れを確信した。

30代、40代、そしてそれ以降、人に「モテる」のはきっと、自分の魅力をわかっている人である、と思う。輝いている先輩方は漏れなくそうだなとつくづく思う。ロングとかボブとか、女の子らしいからしくないかとか、そんな次元の話ではない。

誰かの理想を押し付けられて成り立つモテ、はいらない。私は、私らしくいて、美しい。それがわからない人は私の人生にはいらない。そんな攻めの姿勢で、私は生きていきたい。

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