第1章「10ヵ月を一生の思い出に。」マタニティフォトスタジオBelly Coutureを始めた理由
はじめまして。
私たちは2022年9月に「女性をキラキラさせたい」という想いで、当時26歳と25歳で株式会社epiny(エピニィー)という会社をつくりました。
社長のゆり(27歳)と副社長のなつみ(26歳)です。
こちらの章では、起業して約1年後にリリースをした、ジュエリーみたいなペイントとのできるフォトスタジオ『Belly Couture』の始まりのストーリーをお話ししたいと思います。
WEB広告の代理店としてスタートしたのですが、心のどこかで何か自分たちのサービスを創りたいなと考えていた私たち。
そんなとき、たまたま妊婦さんに会う機会が数回重なったのです。
妊娠した友人のエピソード
その一人に、2人の共通の友人で妊娠した女の子がいます。
彼女とは妊娠前期に会うことはなかったのですが、安定期に入り落ち着いたということで久々にお茶しよう、となったのです。
その際に話していたエピソードが、妊娠をしたことのない私たちにとっては、身近な友達の妊娠体験だったのもあり、とてもリアルで印象深いものでした。
エピソードとしては3つです。
①メンタルが不安定になったことで昔からの友人と喧嘩をしてしまった
仲の良い友達で、彼女も妊娠したことがあったのに、妊娠中の自分の気持ちを考慮せず思いもよらない発言をされたことがきっかけで、喧嘩をして連絡を取るのも気まずくなってしまったそう。
地元の昔からの友達だったから、ショックが大きかったと言います。
②仕事もお休み中で毎日家に引きこもっているから、メイクもおしゃれもしなくなった
女性らしいの楽しみの1つといえば、お気に入りのお洋服や、アクセサリーを纏い、メイクやヘアセットをばっちりしてお出かけをすること。
普段の生活であれば当たり前にできていることも、外に出かけないとなれば、ヘアメイクやおしゃれもする機会がなくなります。
毎日鏡に映るのは、すっぴんで部屋着の自分。
変化のない日々で女の子の楽しさを忘れかけていると言っていました。
③体型・見た目の変化の話。
元々トレーニングもして適度に筋肉のあるメリハリボディだった彼女だったので、妊娠して全体的に脂肪がついたことをかなり気にしていました。
きっと端から見たらそこまで気にならない体型変化ですが、本人は「二の腕が気になる」や「顔が常に浮腫んでる感じがする」といった悩みで頭がいっぱい。
また、肌荒れも見た目の変化の一つ。
人生で初めて蕁麻疹が出たことがすごく衝撃的なことだったそうです。
この3つのエピソードを聞き、
本来、妊娠という神秘的で、女性にしか体験できない素晴らしい期間が、なかなか楽しい気持ちで過ごせない、辛い思い出として終わってしまうのはなんだか勿体ないなと感じました。
とはいえ、私たちが友人に会ったのは妊娠後期。
比較的体調もメンタルも安定し、お腹もだいぶ大きくなり、赤ちゃんにもうすぐ会えるという実感がわいて明るいに見えました。
そこで、直近お会いしたボディアーティストのまきさんのお話を思い出します。
マタニティペイントの体験で10ヵ月の思い出づくりを
まきさんは、エアブラシという塗料を霧状に噴出する道具を使い、体にアートを施すボディアーティストとして、世界大会でも活躍するくらいの実績がありました。
そんなまきさんが、2013年に福岡でエアブラシアートの活動を始めた頃からメニューの1つとしてやっていたのがマタニティペイントでした。
エアブラシアートで描くマタニティペイントを、ブログや検索広告を通して発信していたことで、福岡ではかなりの問い合わせがあり、たくさん施術をしていたと言います。
それなら、この友人にもマタニティペイントを体験してもらい、少しでも10ヵ月を楽しい思い出として残してほしい、そう思い立ったのです。
妊娠後期にできるマタニティペイントとフォトで、妊娠期間を彩る思い出づくりができたらどうだろうか。
まきさんと協力してマタニティペイントをつくり、合わせてフォトも撮影したら、友人のように妊娠期間がしんどかった妊婦さんでも妊娠期間をかけがえのない思い出として記憶に残せるのではないか。
妊娠という特別な10ヵ月の中で「妊婦さんが一人の女性としてキラキラ輝いている一瞬を残したい。
そう考えました。
ところが、
既存のマタニティペイントには、ピンとくる可愛いデザインがなかったのです。
Googleで「マタニティペイント」と画像検索をすると、赤ちゃんやキャラクターの描かれたペイントが数多く出てきます。
この一般的に普及しているデザインは、温かみがあり、生まれてくる赤ちゃんを連想させるデザインで、ママのお腹に施すのにはとても親和性があり素敵だと思います。
ただ、ではいざ自分たちが、仮に今後妊娠し、マタニティペイントをするとなったとき、積極的にやりたいかと言われたら、やりたいと思えるデザインや雰囲気ではありませんでした。
これは決して、元あるペイントを否定しているということではなく、あくまでいちユーザー視点での意見です。
単純に、もっと今っぽくかわいいデザインも選択肢にあってほしいなと思いました。
それならば、オリジナルデザインのマタニティペイントをつくろう。
「常にオリジナリティを大切に、自身がワクワクするような作品を制作すること」がモットーと言っていたまきさん。
私たちは
「一緒に新しいマタニティペイントの体験できるフォトスタジオをつくりませんか?」
と持ちかけました。
ここから、私たちのマタニティペイントのできるフォトスタジオづくりがゼロからスタートしたのです。
マタニティスタジオに込めた想いについては第2章で書いています。
Belly Coutureという名前を付けた理由についても触れていますので、読んでみてください。
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