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チャーミングな春の酒

新春の時期は酒造りの季節でもあるが、お酒の購買欲も高まる季節でもある。何故か?いろんな新酒が出てくるから?それもあるけど、寒い時期なら買った酒を室温放置できるから。

家庭で一升瓶を買うことは少ないが、四合瓶でも冷蔵庫では肩身が狭い。気温が低ければ、少々買い溜めても、よほど繊細なお酒でなければ飲み切るまではなんとかなる。

こちらの春酒、昨今人気が高い銘柄の一つ。山口県は下関の「天美」の中で、春の時期に出る通称「桃天」と呼ばれるにごり酒。

山口県 長州酒造 天美 純米吟醸 うすにごり 生原酒 23BY

ピンクのラベルが可愛らしい。呑んだ感じも、ラベル通りの優しい口当たり。そしてバランスが非常に良い。適度な濃醇さ、フレッシュフルーツの甘さを、綺麗な酸がフォローして、実に軽い呑み口。スーッと体に入ってくる。濁り感はあまりせず、ほんの少しのトロみを感じる。これは誰からも愛されるチャーミングなお酒。さすが人気銘柄だけのことはある。

酒造とは全然関係ない会社が、古い酒蔵を買い取って復活、若い女性杜氏さんが造る近代的なお酒らしい。親戚が下関に住んでいるので、聞いてみたら、地元でも結構取り上げられているらしくて、よく知っていた。若い酒蔵なのにすごいな〜って感心。

筆者 facebook 2023年2月 投稿記事より

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