ママになってもずっと友だちでいてくれる?
わたしは友だちが好きだ。学生時代、「これからもずっと仲良くしようね」とよく言った。しかし大人になって友だちを続けるのは難しいとつくづく思う。実際、最近会える友人が少なくなった。妊娠・出産する友人が増え、子育てがとても大変そうなのである。気を遣って気軽に誘えないし、なんとなく向こうも遠慮して約束が進まない。学生・独身時代は、毎週のように集まって笑い転げたことを思い出し、ライフステージが変わると環境が変わってしまうのかと考えると、悲しくて悲しくて。それに、会わない期間が長いと近況もわからなくて、話題が続かないなんて泣けてくる。
友だちとずっと友だちでいたいなんて、運良く恵まれたひとりよがりな希望なのかもしれない。しかし今回は、大好きな友人たちへどうしても繋がっていたいわたしの提案を書いてみる。
⑴子供から手が離せないとき
出掛ける2時間、ベビーシッターを使うのはどうだろう。一緒に連れて行くのもいいけど、やはりお互い気を遣ってしまうから、大人だけで集まるのが良いとわたしは思う。子供がかわいそうと世間が言うかもしれないけれど、夫婦だけの時間や友人たちだけの時間を作るのは全然悪いことではない。例えばキッズラインなら1000円〜/1時間で送迎や家事、病児保育もしてもらえるようだ。安い。わたしは大阪在住だが、今日当日でも予約できるというシッターさんもたくさん一覧で見ることができた。わたしも子供ができたらお願いしてみたいな。
⑵話題・感覚が合わないとき
女性は共感の生き物という。わたしも共感してほしくて気の合う友達を選んできた。加えてSNSの発達で、同じ価値観にハッシュタグをつけて、たやすく友人を作れる時代でもある。結婚が決まれば#プレ花嫁 同士でコミュニティを作れるし、妊娠すれば妊婦同士、出産すればママ会という風に。より共感できる環境は整っているけれど、共感できる部分がなくなれば、そこで関係が終わってしまうのかもしれない。人生が変わるたびに自分の境遇に合うな新しい友人を探す?と思うのだ。わたし自身、彼氏がいないと恋愛の話題についていけなかった。今も妊娠していないからつわりの辛さはわからない。子供がいないから世話する大変さは想像する程度にしか理解してあげられない。生き方も多様なこの時世だから、同じ境遇だということにこだわらなくてもいいと思っている。そのときの苦労は経験した人にしかわからないが、それでも想像することはできる!全て把握できなくても話を聞いて思いやることは努力したい。
⑶出掛けるのが億劫なとき
「ぜったい気に入るピザの美味しいお店がある」とか「ミスチルのライブチケットが取れた」とか喜んでもらえるような誘い文句を考えている。せっかく時間を作ってくれるのだから後悔はさせないぜ。
簡単に会える状況ではないからこそ会う努力をする。これから年齢を重ねると、私たちはさらに変化するだろう。同じような時期に結婚して子供を産む人ばかりではない。さらに子育てだけでなく、自身の健康問題や仕事環境、親の介護や家族のことなど、それはもう数え切れない。共感できない出来事や、自身では通らない道もあるかもしれない。しかし、困ったときに古くからの友人がそばにいてくれればどんなに心強いか。たとえ経験していなくても、100%共感できなくても、私に支えられることがあるかもしれない。なんたってあなたのことはとてもよく知っているし、これまで培った思い出と愛情があるから。死ぬまで一緒に歳を重ねていこう。私たちは会えばきっといつも楽しいのだ。