はじめに
現代の私たちが特に注意を払うべき警告が、聖書にあります。
それは、「パウロ書簡を曲解すると滅びを招く」という警告です。
この警告を、今、私たちは厳重に受け止めねばなりません。
なぜなら、現代、ほとんどの教会が、パウロ書簡を読み誤って、滅びに向かっているからです。
教会が滅びに向かうという預言
教会が滅びに向かうという預言は、聖書に何度も出て来ます。
この警告を甘く見てはいけません。
なぜなら今、このことが実現しているからです。
滅びを招く曲解
パウロ書簡を読んで、律法は終わったとか、クリスチャンは律法を守らなくてよくなったと考える人たちがいます。
それこそが、「滅びを招く曲解」なのです。
罪とは何でしょう。
まずはこの真理を回復してください。
罪とは、律法に違反することです。
これを続ける人はどうなると書いてあるでしょうか。
二つの律法
多くの人が、「神の戒め」と「モーセ律法」を混同しています。
そのせいで、パウロ書簡を正しく読めなくなっているのです。
モーセ律法については、次のように書かれています。
あとから加えられたもの
キリストが来るまで存続するだけのもの
仲介者の手によって制定されたもの
これがモーセ律法です。
一方、神の戒め、すなわち十戒については、次のように書かれています。
パウロの意見も同じです。
このように、パウロは「神の戒め」と「モーセ律法」を区別していることを覚えてください。
これを理解しないでは、けっしてパウロ書簡を正しく読むことはできません。
正しい信仰とは
思い込みを捨てて、パウロ書簡を読んでみましょう。
パウロは、けっして律法が無効になったとは書いていません。
このとおり、律法を無効とする信仰や恵みは、正しいものではありません。
パウロは、律法が無効になったと教えているのではなく、
律法を確立するための「新しい方法」について語っているのです。
すなわち、「律法にそう書いてあるから」という仕え方ではなく、
聖霊の導きによって仕えることで、律法の要求を満たすと教えているのです。
そのような人こそ、本当の信仰者であると聖書は教えます。
おわりに
パウロ書簡を曲解すると滅びを招く。
聞く耳のある人たちは、すでにこの警告を受け取っています。
主流派の教えが正しいとは限らないことは、聖書が何度も教えていることです。
どうか今、幼子のようになってください。天国はそのような人たちの国です。
少しでも「自分は何か知っている」と思うなら、けっして真理を悟ることはできません。
パウロ書簡やイエス様の譬えは、わざとそのように作られているのです。
このように、天国の門は、高慢な者から隠され、謙遜な人だけがくぐれるようにできています。
私たちに必要なのは、本物のへりくだりです。
謙遜にならなければ、自らの救いを捨てることになるでしょう。
「主流派に属する自分こそ正しい」
そのような人々が、かつて救い主を殺してしまったことを思い出してください。
今、幼子のようになって、聖書を読み直してみましょう。
正しいのは、いつだって聖書だからです。
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