私たちは今も異邦人なのか
はじめに
神様の目から見て、私たちは今も異邦人なのでしょうか。
確かに、聖書は私たちのことを「異邦人」と呼びます。
割礼を受けている人々と区別するために、そう呼んでいるのです。
しかし、神様の目に、私たちは今も異邦人なのでしょうか。
これはとても大切な問題ですので、聖書からきちんと確認しておきましょう。
あなたの先祖はアブラハムですか?
まずは質問させてください。
あなたの先祖はアブラハムですか?
多くの人が「違います」と答えるでしょう。
では、質問を変えます。
あなたはアブラハムの子孫ですか?
今度は「はい」と答える人もいるでしょう。
聖書がそう教えているからです。
このとおり、あなたが本物の信仰者であるなら、あなたはアブラハムの子孫です。
まずはこのことを覚えてください。
イスラエルとなるために、血筋は関係ないのです。
大切なのは、本物の信仰です。
本物の信仰があるなら、あなたはアブラハムの子孫です。
そして子孫であるなら、先祖はアブラハムです。
割礼があろうとなかろうと、あなたはイスラエルとみなされるのです。
自分をイスラエルだと認めない人々
「私はイスラエルです」そう言うと、
「置換神学」「代替神学」と言って、馬鹿にする人たちがいます。
もしくは、「それは霊的イスラエルのことであって、本当のイスラエルは別にいます」と言う人たちがいます。
彼らはユダヤ人こそが今も神の民イスラエルだと教えられているからです。
しかし、それは聖書の教えではありません。
ショックなことかもしれませんが、まずは聖書の教えを信じましょう。
ユダヤ人と異邦人の区別は、もうありません。
「ユダヤの民族的救い」という話は、ある一派が教える神学の一つに過ぎないのです。
キリストに従わなかったユダヤ人について、聖書はどう言っているでしょうか。
彼らはもう、民の中から断たれているのです。
それでも「血筋による」と言い続けますか?
「自分はイスラエルではない」と言い続けますか?
そうであってはいけません。
聖書の言葉を、私たちは素直に受け入れる必要があります。
中東に建国されたイスラエルは、聖書のイスラエルではありません。
私たちを惑わすためにサタンが建国した、偽のイスラエルです。
どうか今、目を覚まして、自分がイスラエルであるという認識を回復してください。
この回復がなければ、あなたは神の約束を投げ捨てることになるからです。
イスラエルへの神の約束
自分をイスラエルだと信じる人には、次の約束が与えられます。
これは「新約」と呼ばれる、聖書の中で最も大切な契約です。
そしてこれは、イスラエルの家と立てる契約だと書かれています。
自分をイスラエルだと認めない人や、心に律法が書かれることを拒絶する人には、この契約は与えられません。
そのために、多くの人がこの恵みを失っているのです。
異邦人
自分がイスラエルだという認識を持たない人は、今も神の目に異邦人です。
この「異邦人」という言葉には、もう一つの意味があります。
それは、「異教徒」すなわち「神の教えを受け入れない人々」という意味です。
あなたはそうであってはいけません。
聖書はこう言っています。
イスラエルの国籍がなかった私たちが、今やその国籍を持ち、約束されたいろいろな契約に与ると聖書は教えてくれているのです。
それなのに、ああ、なんと言うことでしょう。
多くのクリスチャンが、この恵みを拒絶しているのです。
その理由はただ一つ。
人間の教えを、聖書の教えよりも上に置いているからです。
異邦人が教会を踏みにじる
異邦人が教会を踏みにじることは、聖書に預言されたことでした。
「聖所」「神の宮」「エルサレム」などは、預言的に教会を指すことを覚えてください。
このように、イスラエルの認識を持たない「異邦人」が教会を踏みにじることは、すでに預言されていたのです。
その期間は、三年半、四十二か月、千二百六十日などの日数で表現され、
「異邦人の時」とも呼ばれています。
これは未来に起こる出来事ではありません。今がそのときです。
今がまさに「大患難時代」なのです。
この預言のとおり、イスラエルとしての認識を持たない「異邦人」が今、教会を踏みにじっています。
このような人たちは、主の日にどうなると教えられているでしょうか。
もう異邦人でいてはいけない
「こうして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる」
この恵みを今、しっかりと受け取りましょう。
新約を受けて、神の民イスラエルとなるのです。
聖書によれば、私たちは間違いなくアブラハムの子孫であり、イスラエルの国籍を持つ者です。
この認識がなければ、決して聖書を正しく読むことはできません。
そうです、私たちは、聖書を自分の先祖の話として読む必要があるのです。
実際、コリント教会の人々はそうしていました。
今、コリント教会の人々と同じように読めたでしょうか。
現代教会において、このことはすっかり隠されています。
私たちの先祖もまた、バプテスマを受け、キリストの霊を受けたのです。
にもかかわらず、大多数は神の御心に適わなかったので、滅ぼされてしまいました。
これらの出来事は、私たちに対する警告だとはっきり書かれています。
イエス様の教えもまったく同じです。
この聖句の続きを読んでみてください。
「行いは不要」だとか「救いを失うことはない」という現代教会の教えが、いかに間違っているか、はっきりと分かるはずです。
今は異邦人の時です。異教徒の時、神の教えを受け入れない人々の時なのです。
その道を整え、まっすぐにすることは、私やあなたがやるしかないのです。
その手始めとして、まずは覚えてください。
あなたはもう、異邦人ではありません。キリストのものであるなら、アブラハムの子孫です。選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民なのです。
おわりに
私たちを異邦人でいさせるために、サタンは様々な嘘を神学に混ぜ込んでいます。
これに対抗する武器はただ一つ、御言葉の剣だけです。
今、異邦人に踏み荒らされた教会を、御言葉の剣によってまっすぐに立て直すときに来ています。
主の来臨に備えて、道を平らに整えるのです。
このブログを信じる必要はまったくありません。
人の教えをすべて取り去って、聖書を信じてください。
正しいのは、いつだって聖書だからです。
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