福音とは
はじめに
福音とは何でしょう。
クリスチャンに尋ねても、様々な答えが返ってきます。
というのも「これが福音である」とはっきり書かれた箇所が、聖書にないからです。
「いや、ある」とおっしゃる方もいるでしょう。
それも含めて、ご一緒に聖書から確認してみましょう。
福音の意味
福音とは、ギリシャ語でユーアンゲリオン、「良い知らせ」という意味です。
では一体、どんな良い知らせが、イエス様によって、諸会堂で宣べ伝えられたのでしょうか。
福音の内容
「神の国は近づいた」これがイエス様の宣べ伝えた福音です。
すなわち、聖書全体を通して語られてきた、永遠の御国、神の支配が、まもなく始まろうとしている、と言うことです。
大切なのは、私たちの所属
大切なのは、私たちがどこに所属するか、ということです。
言い換えれば、誰の支配下に入るか、これが大切なのです。
「神の国がまもなく始まる。だから悔い改めて、この国に属する者となりなさい」そうイエス様は宣べ伝えていたのです。
私たちは生まれながらに怒りの子であり、サタンの支配下にありました。
そんな私たちを、神様は救い出してくださったのです。
御子の支配下にいる人だけが、復活に与ります。
パウロは、復活を信じることこそ、福音の中で最も大切なことだと言っています(第一コリント15章3節)。
なぜなら、キリストの復活は、私たちの復活の保証であり、これを心から信じるなら、私たちはすべてを捨てて主に従うことができるからです。
今は戦時中である
聖書によれば、今、神の国は戦争状態にあります。
どんな戦争かといえば、誰の支配に入るか、という戦争です。
自動的に天国へ入れるのではありません。
誰に服従するか、誰の支配に入るかで決まるのです。
罪を犯すなら、その人はサタンに属する者となり、罪を犯さないなら、神に属する者となるのだと聖書は教えます。
信じないクリスチャン
この教えを、多くのクリスチャンは信じていません。
というのも、自動的に天国へ行けると思い込まされているからです。
そうではありません。
私たちが何に服従するかによって、その所属は決まってしまうのです。
神の教えに服従する人だけが、天国に属し、義の僕となるのだと聖書は教えています。
覚えてください。
今は、誰に服従するかという、戦いの真っ最中なのです。
おわりに
「神の国は近づいた」これがイエス様の宣べ伝えた福音です。
「この国に属するものになりなさい」それが天国に関する教えなのです。
復活を心から信じるなら、私たちは戦いに勝利できます。
なぜなら、復活を信じることで、世の煩いを捨て、神の国と神の義だけを求めることができるからです。
ところが、多くのクリスチャンが「復活を信じる」と言いながら、世のことにかかりきりになっています。
これは茨の中に蒔かれた状態です。
そうであってはいけません。今は戦争中なのです。
サタンは、律法廃止論を持ち出して、クリスチャンを食い尽くしています。
これに騙されるなら、けっして神の国に属することはできないでしょう。
なぜなら、律法に違反することが罪であり、罪を犯す者は、サタンに属することになるからです。
私たちは律法の行いによって救われるのではありませんが、律法に服従することによって、神の国に属する者となるのです。
このブログはきっかけを与えるだけのものであり、間違いのないものではありません。
目を覚まし、聖書の教えに立ち返りましょう。
正しいのは、いつだって聖書だからです。
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