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あさねぼう



やすみの日の朝くらい

たまにはわたしが寝坊してもいい



わたしかあなたのどちらかが
先に

その薄いカーテンのかかった窓越しの

やわらかい光から抜け出すとき



その中に残るほうはいつだって必ず

片方の手を引いた



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