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生活産業研究所 設立40周年

2024年10月31日で生活産業研究所は、設立40周年を迎えました

おかげさまで、生活産業研究所は設立40周年を迎えることができました。40年の歩みについて、代表取締役社長の石川 健にお話を伺いました。


設計者の視点から生まれた発想、これまでにないものを新しく作る

石川「私は、元々建築家になることを志していました。大学卒業後ゼネコンに入り、設計部だけでなく公官庁への出向も経験し、設計だけでなく商業施設を企画する機会も与えられました。その際に、『新しいマーケットを探す』『やったことないものを新しく作る』という視点が養われたと感じています。

建築家を目指していたので、設立当初は設計業務、主にリゾート施設の企画設計、マーケティングが中心でした。現ADSのベースとなる日照計算システムを手掛けるきっかけになったのも、独立して間もない頃、あるプロジェクトにおいて慣れない実務設計を行った際に、日影規制の計算を間違え大変な目にあったことが原点です。
当時はまだパソコンが一般的ではなく、設計図も手描きで描いていた時代。どうしたらこうした間違いが起らずに済むかを考え、専用のシステムがないなら作ろうと思いついたわけです。

幸運にも優秀なエンジニアと出会い、まず日照計算システムを開発・販売しました。その後、斜線計算システムや逆日影計算システムを次々に開発し、1990年にはこれらを統合した初代ADS(日影・逆日影・斜線計算システム)を完成させ、発売いたしました。」

左:代表取締役社長 石川 健
右:高さ制限解析システムADS-winとBIMプラグインシステムのADS-BT。Archicad、Revit、Vectorworksと主要なBIMのプラグインも企画 ※現在ADS-BTの箱型パッケージでのご提供は終了しております

天空率制度の持つ可能性、常に設計者に寄り添って

ー怪我の功名から生まれたADSは、革新的な解析システムとして業界に大きな衝撃を与え、多くの設計者様から高い評価をいただきました。その後、天空率制度の施行をきっかけにさらに進化していきます。

石川「2000年代に入り、日本が長期にわたる経済低迷期に入る中、ソフトウェアの製造販売に特化させました。2003年には天空率制度が施行され、これは設計を自由にする面白い制度だと直感し、すぐに専用システムの開発に取り掛かりました。天空率の計算は非常に複雑で、専用の計算システムがなければ申請ができない制度です。施行当初はその確認申請の方法もまだ定まっておらず、行政と協力しながら整えていったことは、今では良い思い出です。

私は建築家を志していた背景もあり、設計の中で最も面白いのは初期のプランニングの段階だと思っています。天空率制度は、設計者が直面する斜線制限の壁を乗り越え、より柔軟に設計できる点が非常に魅力的な制度です。設計者に寄り添い、設計者がその創造力を最大限に活かせるよう、お手伝いをしたいと思っております。弊社では、ソフトウェアの開発だけでなく、日影、天空率解析の請負業務も行っており、こうしたサービスの部署を設けるのも、時間のない忙しい設計者を少しでも助けることができればという思いからです。

近年では、省エネ規制や法改正など、新たな壁が次々と生まれています。これらは環境や生活の向上のために必要なことですが、設計者にとっては新たな悩みの種でもあります。こうした今後も増えていくであろう課題をどのように解決し、設計者の負担を軽減できるか、常に模索しています。
設計者に寄り添ったシステムやサービスを提供することが、弊社の使命だと考えています。」

左:MassPlan/求積ツール for ARCHICAD、求積ツール for Revit
※現在BIMプラグインシステムの箱型パッケージでのご提供は終了しております
右:2023年には天空率制度施行20周年を記念した特別セミナーを開催


40周年が迎えられましたのも、長年にわたりご支援とご愛顧を賜りました皆様のおかげであり、心より深く感謝申し上げます。
これからも、より一層高品質なサービスを提供し、新たなステージへと邁進してまいります。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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