見出し画像

ADS-win 天空図の見かたについて

天空図の見かたをご存知でしょうか?
天空率って難しいし、天空図の見かたなんてわかるわけがない・・・
と感じる方かもしれませんが、それほど難しいことではありません。
今回は、天空図の見かたをご案内いたしますので、ご一読ください。

以下の図では、天空率計算の判定が×になっています。
どのように考えると〇判定に近づくことができるのでしょうか。

天空図表示操作をご説明します。
天空率解析>天空率計算にて、プロパティ画面で順位:1 の測定点を選択し、表示1または2を「天空図」に切り替えます。

次に、表示項目の設定(目のマーク)を選択し、ダイアログにて、
・計算1:計画建築物
・計算1:適合建築物 に✓を入れてOKを押下します。

天空図の表示は以下のようになります。

表示されている青色の線が、選択した測定点から見た適合建築物アウトライン、水色の線が計画建築物のアウトラインです。
天空図において、適合建築物のボリューム(面積)>計画建築物のボリューム(面積) となることで、天空率がクリア出来ます。
現在の計画では、適合建築物の面積に対して、計画建築物の面積が上回っているため、天空率の判定が×となってしまいます。

さらに、表示項目の設定にて、
・位置確認線(計画建築物)
・位置確認線(適合建築物)
に✓を入れると、天空図に位置確認ポイントが表示され、建物のどの部分をカットすると良いのかが判りやすくなります。

いかがでしょうか。
ADS-winでは、”ナビ"や"自動カット"という、天空率をクリアするための検討機能もありますが、天空図の見かたを知っているだけで、プランニングの幅や効率がアップします。是非ご活用ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?