【無料記事】パチンコ行政の偉い人へ。パチンコとポルノビデオ
「吉田さんのブログ、警察の人も読んでるよ」という話を聞きまして。
うん、絶対に嘘だろ。
嘘だろとは思いつつも本当に読んでるのだとしたら警察行政の方に一つだけお願いしたいことがあるので書いてみます。
射幸性についてです。
射幸性を下げたければゲーム性を細分化せよ
パチンコ業界誕生以降ほぼイタチごっこのように展開してきた射幸性問題。常に警察行政の頭を悩ませてきた話かと思います。
なぜ客は高射幸遊技機を求め、ホールは設置し、メーカーは作るのか。それはとても単純な話で、画一的なゲーム性で刺激を得ようと思ったら射幸性しかないからです。右も左も全部デジパチ。どれも同じなら過激な方がいいよねとなります。
射幸性の高い機械を減らしたいなら、射幸性以外の部分を広範に認めることこそ近道。なんでもかんでも規制するから、ゲーム性は画一的になり、高い射幸性ばかり選択されるようになるのです。
細分化です。ゲーム性の細分化こそ、高射幸を求めぬファンを増やします。
細分化すれば過激さは抑制的になる
細分化!? 意味が分からないと思いますので、例え話をします。
ポルノビデオを規制しまくった結果、許されたジャンルがSMのみとなった世界を想像してください。SMのみとなったら性欲のはけ口はそこへ向かうしかありませんよね。ビデオを作る側もSMモノしか作れませんから、市場は客のニーズに応えるべく必然的に過激な方へ向かいます。
仕方ないので警察は、ムチはダメだのロウソクはダメだのと一つずつ規制を強化する。「過激すぎるのは駄目だ!」と言えば言うほど過激になる。なぜならSMしか許されていないからです。
日本はポルノ大国と言われていますけど、ポルノ規制の強い国より性犯罪はずっと少ない。もちろん警察行政の優秀さもありますが、どんな性癖にも対応できるライトな作品を幅広く取り揃えているから「過激じゃなくても射幸心のはけ口に困らない」という面は見逃せません。
ここ10年のパチンコを考えると、あらゆる規制や規則はデジパチのみを意識して作られている。まさに「それしかないから過激になる」という形です。
過激さは、規制するより散らしましょう
一つのジャンルしか無ければ過激化する。
ならば複数のジャンルを広く認め、ゲーム性の自由度を高めましょうよ。
もちろん何でもかんでも自由にするとパチンコ業界はバカをやらかしますので、「細分化」と「それぞれの規制」が重要。
すなわち種別の復活です。
かつてあった1種(デジパチ)、2種(羽根モノ)、3種(電役)等をベースに複数の種別を設定することでパチンコを細分化する。多くの選択肢を用意することにより、デジパチの過激さのみを求める風潮は散らされます。
さらに、最も過激になってしまった種別のみを即座に規制することも可能となりますし、ホールに対して1種の設置比率を一定割合に抑えさせることもできるでしょう。新しいゲーム性に対しては種別を増やすだけでいい。
大がかりな規則改正をせずとも業全体を管理しやすくなります。
お願い・細分化した種別の復活
異なるゲーム性を一つの種別で一律に規制するから射幸性の追求に向かう。なのでお願いです。種別を増やしてください。
おそらく今後パチンコ業界は社会からの要請により解体的な出直しを迫られます。監督官庁である警察の責任も厳しく問われるでしょう。本来規制官庁である警察に自由度を求めるのは難しいと思いますので、
「細分化と、種別ごとの規制」を求めます。
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