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第二第三の北斗無双を見つける方法

新台の稼働は予想できたけど

今日も日本中で元気に稼働中の北斗無双。1/399であった北斗の拳の亜流として登場した北斗無双は1/319だったこともあり当初はそれほど注目を集めたわけじゃなかった。

中古市場ではあっという間に売値を超え、60万円、80万円と、毎週20万円ずつ上がり、100万円を超えたところで勢いは加速した。二度と出せないスペックとなった直後に伊勢志摩サミットの自粛が重なり、最高値は200万円までいった。新台レポートは★×9の点数を付けていたため、レポートを元に定価で購入した会員さんからは感謝のメールをいただいたのを今も覚えています。

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良かったのはここまでで。100万円を超える中古機を買うべきかという話になったとき、私は大いに迷います。こんな高い物を買って強制撤去になったらどうするんだ、入れるホールはリスクヘッジができていない愚か者じゃないかとさえ感じ、買うべきだと言えなくなってしまったんです。

しかし結果はご存じの通り。撤去騒動を運良く逃れた北斗無双は、頭一つ飛び抜けた射幸性を持ちながら無事に認定を受け、寿命を全うしようとしています。強いホールを打ち回ってみると、経営規模の大小に関わらず北斗無双が強いですよね。

そうか。あの場面は買うべきだったのか。

間違いを認めつつ、なぜ強豪店はあの場面で「100万円超えの機械を買うべき」という判断へ至ったのかを考えてみました。


北斗無双なら玉粗利を下げられた

ホールがお金を稼ごうと思ったら客に玉を打ってもらうしかない。

不人気機種で3,000円稼ぐ場合
アウト・5000発
玉粗利・0.6円(超渋釘)
北斗無双で3,000円稼ぐ場合
アウト・30000発
玉粗利・0.1円(甘釘)

無双なら2万発も3万発も打ち込むから、同じ金額を稼ごうとした場合、不人気機種より甘釘で運用できる。客の負担も下がる。ゆえにこの店は出すという印象をつけやすい。

萌え特化ホールや萌えコーナーが失敗しやすいのは、打つ人数が少ないためです。玉粗利は下がらず、一人当りの負担感ばかり残ってしまう。

稼働しない機械を買う罪はここにあります。安い中古機であっても固定費として課せられる金額は同じですから釘は渋くなる。ましてや不人気台を新台として高い価格で買うとなったら、なんやかんや稼働する強豪店との差は大きくなり、猛烈な釘格差となって現れる。客を遠ざける直接の原因となります。

稼働するか分からない45万円の新台を買うくらいなら、稼働すると分かっている100万円の北斗無双を買うのは合理的な判断であり、リスクヘッジそのものだった。普段、甘釘にしろと叫ぶ業界人(私も含む)にとって玉粗利を下げることは正義そのものでしょう。なのに玉粗利を下げられる北斗無双を否定してしまった。

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