【無料記事】朝日新聞「布マスクは無意味」→自社通販で布マスクを販売
朝日新聞の記事が物議
問題となっているのはこの記事。
布マスクに対してWHOは「どんな状況でも勧めない」と言ったのだと。聖路加大学教授も同様のことを言ったとあるが、文末に「他人にうつさないという目的を考えれば、『つけない』という選択肢はない」と記載されており、なんなんだと。
いつも指摘していることだけど、「自分への予防効果」と「他人への拡散防止効果」の違いを理解できていない、あるいは意図的に混同しているケースが目立ちます。ウイルスはマスクの隙間から侵入するため予防効果はないでしょうけど、咳やくしゃみによる飛沫(ツバ)の飛び散りを防いでくれる。まさに聖路加大学教授の言っている通りですわ。
本文中では正しく指摘しているのに、タイトルでは誤解を招く表現を用いています。もしもこれが、日本政府による「布マスク2枚配布」を揶揄したい、安倍内閣の支持率を落としたいという、イデオロギーに基づいた行動なのだとしたら、朝日新聞の姿勢は非難されても仕方ないでしょう。
どんな状況でも勧めないといいつつ自社サイトで販売
なにより朝日新聞は、自社で経営する通販サイトにおいて、布マスクを販売しています。しかも商品説明には堂々と「ウイルス対策」と記しています。
偶然か、国からの配布と同じ2枚ですね。
布マスクは洗えるからウイルス対策に良いんだってさ。
先月の朝日新聞「布マスクは素晴らしい!」
さらに笑ってしまうのが先月の記事。なんと朝日新聞は布マスクを好意的に取り上げてるんです。
ただし・・・・・・。
なるほど、女子中学生が作った布マスクならば朝日新聞も歓迎するわけね。
なるほどなぁ。
分かりやすいなぁ。
WHOの指摘は医療関係者に向けて言ったもの
そもそもWHOは医療関係者に向けたリリースで布マスク着用を非推奨してるんです。布マスクより「自分への予防効果」が高い医療用マスクを着用すべしと。
飛散防止効果はWHOもちゃんと認めています。それを曲解して一般人も着用しない方がよいと誤解させるタイトルを付けてしまったら、朝日新聞は感染拡大させたいのかと誤解されますわ。
しかし残念ながら朝日新聞のこの記事は、安倍政権打倒に燃える人達が大量に引用し、ツイッターを中心に広く拡散してしまいました。布マスクは効果無いのに安倍は!といった論調で使われており、もう、ね。
繰り返しますけど、布マスクと言えど自分から他人に向けての「ツバ」飛散は減らせる。なぜなら飛沫は布の目地より大きいから。「自分への予防効果」と「他人への拡散防止効果」 を分けて考えましょう。布マスクは後者です。
トランプ「国民は外出時に布マスクを着用せよ」
朝日新聞としては布マスクを無意味なものとしたいようですが、先ほどトランプ大統領は米国民に対し「外出時は布マスクを着用せよ」と発しました。アメリカ疾病対策センター(CDC)もそのように言っています。まあ、「俺は着用しないけどな」というあたりトランプっぽいですけどね。
さらに香港大学も、コロナウイルス患者がマスクを付けると感染拡大のスピードを抑えられるという可能性に言及しています。
もしも周囲に「マスクなんて効果ねえよw」と言う人がいたら、「お前がかかるのは防げないけど、他人に移すのは防げるんだよ。でもってお前は自分が感染してないって言い切れるわけ? 症状出ない患者もおるんやぞ?」と優しく指摘してあげましょう。
国民民主党の原口一博議員、やらかす
あーあ・・・・・・。
この議員さん、病院のベッドが満床に近付いてるのに「検査検査検査!」と言い続けています。軽症者の入院で医療崩壊すると分かっていても、医療従事者から止めてくださいと懇願されても、同じ発言を続ける。私が見る限り、コロナウイルス関連でもっとも頑迷さを際立たせているのが原口議員です。
いずれにせよ、他人へウイルスを移さないためにも、特に三密(密着・密接・密集)の場所ではマスクをしましょう。WHOもアメリカ政府も日本政府も推奨しています。一部の情報誘導に騙されぬよう気をつけましょう。
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