【8月8本目】GoToここじゃない場所
right away
10 PRINT "どこへ行きたいですか?"
20 INPUT A
30 GOTO A
40 END
・・・・・・RUN(カタカタ
[どこへ行きたいですか?]
・・・・・・ここじゃない場所(カタカタ
[さあ、行きましょう]
え?
GoToトラベルの意味
安倍総理の辞任が発表される中、今日のコラムはGoToトラベルについてです。
GoToトラベルを活用しまくり、かつ身内に感染者を出してない私としては、野党によるGoTo批判に疑問ばかり感じてしまいます。たしかに最初は「え?」と思ったものの、よくよく考えれば大した制度なんですよ。
ホテルや旅館は一度閉店してしまうとすぐに復活できません。設備は急速に老朽化するし、現場を回せるスタッフは他社に散らばってしまう。さあオリンピック!さあコロナ収束!となったとき、ホテルよ復活営業して!と言われても再開できない。だから経営を続けてもらわねばなりません。
共産党の志位委員長は「直接給付にすべき」と主張していますが、これは無茶な話で。観光地にあるのは宿だけでなく、百貨店や商店街、地方鉄道やタクシーなど、観光業に含まれない大量の商売と雇用があるんです。
宿への直接給付ではこれら業種を救えません。
“観光”の裾野は広く、2018年の段階で368億ドル(約40兆円)。日本はGDP寄与額で世界第三位の観光大国となりました。
「GoToトラベルに1兆円も使うなら直接給付にしろ!」という意見がムチャクチャなのは、直接配るなら40兆円必要という点を無視しているから。これは消費税にして16%もの金額。消費税に反対する共産党はこの資金をどうやって捻り出すのでしょうか。
国民に旅行を促し、経済を回す。1兆円の税金投入で10倍20倍の効果を得ようとしているわけ。配るだけじゃ1年で終わるけど経済を回せば何年でも生き続けられる。経済発展はカネを回して付加価値をテコの原理で増やしていくことなのに、政党のトップがその原則を知らないのは問題でしょう。
幸い、GoToトラベルは延べ400万人が利用し、巨大クラスターを発生させることもなかった。
観光は日本を救う。
せっかくなので出かけましょう。
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