【2月7本目】お気持ちヤクザをご存知ですか？

反政府ツイートはやめられない

以前のnoteにも登場したTwitterアカウント“滑稽新聞”。今日も元気に反政府発言を行い、フォロワーに対してリツイートを呼びかけ、毎日のようにそれがトレンド入りしています。

先日は #自民党の地方議員をガンガン落とそう という香ばしいタグのツイートを促し、政治クラスタで盛り上がっていました。

#自民の地方議員をガンガン落とそう
このタグに賛同の方はＲＴまたは いいねの上、本タグで１回だけでもツイしてください。タグのみでも🆗です。 pic.twitter.com/60EFFpPEwl

— 君に届け!滑稽新聞 (@akasakaromantei) February 23, 2021

自民党議員を落選させて誰を当選させるかは提示せず、もっと酷い人になる可能性も一切考慮しない。ただひたすら落選させたいという、なかなかクリスピーなハッシュタグです。

当然ですが、このハッシュタグで実際に自民党の地方議員がガンガン落選する可能性はゼロです。なぜなら、このハッシュタグに反応する人は、もともと自民党議員へ投票しないから。無党派層へのアピールは不可能ではないものの、このタグを見て「よーし！落選させるぞ！」とはならんよな。

なのに彼ら、彼女らは、毎日毎日、滑稽新聞のツイートを拡散させます。仕事か、と思うほどの勤勉さで、ハッシュタグを自身の呟きに埋め込む。ここにとても重要な要素が隠されています。

彼ら、彼女らは、ネットで自分の気持ちを表明するだけで何かを成した気になっているのね。

スマホをポチポチするだけで革命を起した気になる。個人の“お気持ち”を表明するだけで世界を変える闘争に協力しているかのような高揚感を味わっているのです。