ゼレンスキー演説、指摘されていないポイント
ゼレンスキーの演説、聞きました? レンタカーの回送中だったんですが、路肩に止めて聞き、しばらくジッと思いふけりました。感動とは違う、なんだろう。初めての感覚でした。
要旨
報道各社の予想は大ハズレ
ドイツでは上から目線で批判し、アメリカでは必死さを前面に押し出したゼレンスキー。イギリスでもカナダでも、彼は常に感情的で、強気だった。ゆえに僕は懸念を抱きました。あまり強気な態度だと、日本人はそっぽを向くと思ったんですね。
報道各社もジャーナリストも専門家も同じだったようで、「広島長崎や北方領土はマストで入れてくるだろう」「武器の要求はしなくても叱責はありそう」「それでは日本人の心に響かない」と予想していました。
ゼレンスキーは、しかし、広島も、長崎も、北方領土も語らなかった。安倍晋三とプーチンの関係も触れなかった。直近の福島第一原発と津波については盛り込んだものの、語ったのはなんと〝未来〟。
戦争の当事者が、これ以上の侵略を食い止めるために演説を行い続けてる。翌日のG7会合に向け、7カ国全てで語りました。日本だけは、軍を派遣しろとも武器を送れとも言わず、こちらの憲法を尊重し、戦後の協力を願った。これはね、凄いことよ。
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