ダイエット日記 2022/11/28 クエン酸+重曹で排水口をキレイに…あれ?
2022/11/28の食事
朝8時にマンスリーマンションを訪れた叔母さん。
「圭志くん、買物行ってくるけど買う物ある? 1泊して欲しいものとかあった?」
「あー、ハンドソープですかねぇ。料理するなら塩と醤油は必要っす。あ、菓子パンを一つ買ってもらえますか。朝ご飯はそれで」
「菓子パンって何?」
(´ ゚д゚)え?
「なんかこう、クリームパンとか、アンパンとか、食パンじゃないやつ全般です」
「OK」
10分後、叔母が買ってきたのは
カレーパンと
コロッケパン。
重いな! よりにもよって二つとも重いな! 寝不足の身体に刺激を与えてくれるね!
「ありがとー」
「OK」
ひょっとしてカナダには菓子パンが無いのだろうか。
重曹とクエン酸で排水口をキレイに…できない!
時は相前後するんですが、先日、風呂の排水口を掃除したんですよ。ニオイを感じたので中身を取り出したのね。
そしたらまあ、全盛期の綾瀬川を彷彿とさせるスメル具合で。思えば最近はシャワーばかりなので、浴槽の湯を流すことで飛ばしていたヌメリがそのまま残ってしまったっぽい。
あれこれ検索したところ、重曹+クエン酸を混ぜて排水口へ投じるのが良いと書いてあった。発砲パワーで落とせるのだと。
さっそくベルク2階にあるセリアで買い求めた。目の前にスーパーや百均があるとほんと便利。
指示通り重曹とクエン酸を3:1で混ぜ排水口へ投入すると、粉末ジュースのクリームソーダかって勢いでシュワシュワ湧いてくる。いやそんなもんじゃないな、なんぞこれ。この勢いならヘドロをキレイに落としてくれるはず!
と思ったんだけどね。
大きな泥は落とせても、プラに付着した部分はダメだった。そのまま手で落としてもいいんだけど、なんかムキになったので、セイムスでパイプユニッシュ買ってきた。
なんでもかんでも重曹+クエン酸で解決しようという風潮
水酸化ナトリウムを喰らいやがれ。
流し込んで放置したらキレイになったよ。
そんな中、第一石鹸がこんなツイートを投じた。
重曹とクエン酸を混ぜると中和しちゃうから無意味
(´ ゚д゚)え?
小学校の理科やん。
調べてみると、やはり〝中和〟するから無意味とある。
これだから文系脳は! Fラン経済学部は!
思えば、重曹+クエン酸を推奨していたのは、クラシアンとイースマイル。どちらも詰まりトラブルの駆けつけ修理を商売にしてる会社だ。
あー、なるほどね。
家庭で詰まりを解消されると仕事が減るわけか。
だから効果の無い重曹+クエン酸を推奨してたわけね。
あー、完全に分かったわクソが(邪推)
買ってはいけないって知ってる?
薬品はダメ! 自然由来ならOK! といった思考は昔からあるけど、効果が無きゃ無意味だよね。
昔、「買ってはいけない」という本が200万部のベストセラーになった。
週刊金曜日の連載記事を集めたもので、今なら存在を聞いただけでオカルトの類いだと分かるけど、当時は「左翼=ヤバい連中」との意識はなかったし、そもそも思想の右左なんて気にもしなかった。
本の中身は、大企業や資本主義を憎悪するヒステリックな煽りだった。洗濯洗剤は使うな!粉石鹸にしろ! 食器洗剤は使うな!石鹸を使え!と、石鹸至上主義でさ。
でも面白かった。恥ずかしい話、小学生の吉田少年は環境問題に前向きなリベラルだったんですよ。黒歴史。
実際に粉石鹸を使ってみたら、高いわ溶けにくいわ汚れ落ち悪いわで、母は「二度と買わない」と激おこだった。
確か、山崎パンは毒を使ってるから身体に悪いって記事もあったっけ。本当なら朝イチでヤマザキのカレーパン食べてる僕は今ごろ死んでるわ。
刊行後しばらくして「『買ってはいけない』は買ってはいけない」という検証本が出て、トンデモ理論を科学的に論破していった。
その中で、「山崎パンは確かに毒性のある添加物を使っているけど、その成分は熱に弱く、パンを焼く過程で無毒化する」と書いてあった。食品添加物として認められてもいた。
「買ってはいけない」は、添加物を全て〝悪〟として断罪してたんだよね。
シャンプーはダメ、洗剤はダメ、味の素はダメ、外食はダメ。内容があまりにも感情的すぎた。そもそも自然由来は安全というなら、トリカブトだってタバコだって安全じゃないか。
昨今の重曹+クエン酸ブームは、買ってはいけないの愚かさを思い出すよ。
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