【無料記事】ジョージ・フロイド事件と「差別」について
東京都の感染者、今日は驚きの34人。東京アラートなる警告を準備するそうです。
東京アラートとは何なのかを調べてみると、レインボーブリッジを赤く点灯させることだそうで。ああ、そう。しかも5月末にアラート基準を突破したのに裁量でアラート対象としなかったのだそうで。ああ、そう。
パチンコ業界は東京でエビデンス無き休業要請を食らっています。過去にクラスターを発生させたスポーツジムはステップ2で再開。クラスターを発生させていないパチンコはステップ3で休業要請のまま。都遊協は説明を求めたものの東京都は一切の説明を拒否しました。
アラートにしろステップにしろ、作っても科学的に無根拠、作っても裁量で守らないとなるなら、やってますアピール以外の何者でもない。
ただ、パチンコ業界の状況を「差別的」と訴える声を聞き、ちょっと待てよという気持ちになりました。
マジもんの「差別」
ミネソタ州ミネアポリスで起きた黒人の死亡事故･･････事故かなぁ。
警官は9分近くにわたりジョージ・フロイド氏の首にヒザを乗せて押さえ、反応しなくなった後も3分近く押さえ続けた。
他の警官もこれを見ており、端的に殺人でしょう。
警察に抗議するデモは全米に拡大。その様子はニュースでご覧になった方も多いはず。アメリカでは定期的に警察官による黒人殺害事件が起きますね。
そんな中、黒人同士で言い争う様子が話題になっています。私も見ましたけど、言葉を失い、涙が流れました。
ご覧いただきたい動画
今SNSにアメリカでの黒人差別に関する多くの動画／写真が流れてる中で、自分が最も力強いと感じた、それぞれ世代の違う3人の黒人が話す2分弱の動画に日本語の字幕を付けました
— yösuke (@avril24th) June 1, 2020
理不尽な社会に生きる彼らの発する言葉ひとつひとつの重みを、英語を日常で話さない日本人の方々にも是非知って欲しいです pic.twitter.com/aB9RdiTiPh
45歳と31歳の黒人が言い争っている。45歳の方はかなりエキサイト。
31
分かってる
45
毎日誰かが殺されて！
この事件をお前らは知っていながら、お前らはそのクソみたいな連中を見て、なぜ立ち向かおうとしない
31
聞け！
痛いほど分かるよ
あんたは何歳だ
45
もう沢山だ！
31
何歳だ
45
45だ
31
アンタが45で俺が31
45
もうやってらんねえよ！
31
ってことはアンタは俺より上の世代だ
そして俺ももう若くない
45
俺達は肌の色が違うってだけで、俺達の親の時代からクソみたいな扱いを受けてきた。いつだって俺達は、神様が助けてくれることを祈ったんだ
ただただ祈るだけだ！
誰も俺達を助けになんて来やしない
そしてまた腐った生活に逆戻りするんだ
31
分かってるよ
でもここで言わせてくれ
（少年を引っ張ってくる）
コイツは16歳だ
まだ16なんだ
奴らは来週にはこの子を殺しに来る
まだ16だぞ！
45
じゃあどうしろっていうんだ！
31
俺にも分からねえよ！
45
俺も分からねえ！
31
でもこの暴動は間違ってる！
これじゃ国が俺達を殺しに来る
この国じゃあのトランプだって
「暴動が起これば私達は撃つ」って言ってただろ
45
そんなこと分かってる
分かってる！
でも今やるしかないんだ
今この時に
今この時に
俺は死んだっていい！
31
いいかよく聞け（16歳に語りかける）
よく聞くんだ
お前がまさに今見ているこの景色
きっとこれは、10年後にもまた起こる
その時お前は26歳だ
お前は俺と全く同じことをしなければならない
分かるか？
10年後だ！
お前はまたここにいる
だから今、お前ら16歳にやってほしいことがある
何か良い方法を編み出すことだ
今の俺達のやり方じゃ何も解決しない
彼は怒ってるよな？
45歳でだ
俺は31歳で怒ってる
16歳でお前は怒ってる
分かるな？
お前自身を危険に晒しても何も解決しない！
お前や、お前と同じ歳の兄弟達は同じ力を持っているんだ
お前達は道を導き出せる
俺達にはできない
俺には5歳の息子がいる
でも俺達にはできないんだ！
4年前にもデモに参加した
キースラモンスコットの時だ
今と全く同じことをした
全く同じ
全く同じことを毎晩、毎晩だ
でも何も変らない
何か方法を探してくれ
分かったか
生きるんだ
俺も抗議してきたし、上の世代もその上の世代も抗議した。お前も抗議しろと若者へ伝えつつ、暴動は間違っているとも言い、その上でどうしたらいいか分からない、若い世代に想いを託さざるを得ない痛みが物凄い。
差別だと思うなら、差別のある業界を後輩に残すな
日本にも○○差別というのは色々あるけれど、警官に殺されてしまうような差別ではないよね。
つまり安易に「差別」なんて言うもんじゃないんだよ。
パチンコ業界の置かれている状況を差別と感じている業界人がいるなら、まず自分達が世の中に対してどのような情報を提供し、パチンコを打たない人達に対してどのようなアプローチをしてきたかを振り返ってほしい。困ったときだけ差別を叫ぶのなら、どうひっくり返しても世論は味方しません。
今の日本は、差別だと言えばいうほど叩かれる傾向にあります。まずそこを抑えた上で、世間からある種の同情を集める方向を模索しましょう。
いつも言っている「徹底した広報」ですよ。アンチは何をやったってアンチだから無視していい。正しい情報を出す課程で、知的かつ冷静な人達をほんの少しこちらに引き寄せられます。誤った情報や古いデマを元に叩く側へ回っている人に、自分の意志で銃や棍棒を置いてもらうのです。
私達は暴動なんて起こせませんし、起したところで賛同者はいないのですから敵を減らしていくしかない。
東京都の営業再開は、小池都知事の目には暴動と映ったことでしょう。業界を殺しに来るはずです。
もしも今の状況を「差別」と感じるならば、若い業界人達に「差別のないパチンコ業界」を残すべく戦いましょう。パチンコは安全だというエビデンスを獲得し、繰り返し世論へ訴えましょう。
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