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ガイアの次は楽園?

この記事は

ガイア逝った。次は楽園かな。そんなとんでもない噂を耳にし、急いで店舗を見て回った。資料も取り寄せた。すると勝利へ導く「黄金の法則」がいつしか「敗北の法則」へ切り替わっていたことに気付く。2本立ての予定だったが、年末なので1本にまとめて執筆した。

最初に言っておきます。楽園は潰れない。

多分潰れないと思う。

潰れないんじゃないかな。

まちょっと


11月中旬。「次に潰れるのは楽園じゃないか」との電話をいただきました。んなアホなと笑い飛ばすことはできなかった。なぜなら電話をくれたT氏は10月初旬の時点で「ガイアは10月末に倒れる。民事再生になるだろう」と、誰よりも早く明言した人だったから。

曰く、

「三井住友銀行はガイアの件を重く見ている」「赤字続きならデューデリジェンス」「問題視されているのは楽園。パワーゲーム型の巨艦店を作りすぎて、儲からない体質になっている」

とのこと。

早速官報を検索したら、こんな貸借対照表だった。

流動負債を大きく上回る流動資産。利益剰余金は145億円と多額。典型的なキャッシュリッチであり、別会社で負債を抱えていない限り倒産はないでしょう。

ただそんなことはT氏も知っているわけですし、純損失7億3038万円は確かに気になります。

迷ったら現地だと、楽園の本拠地・静岡県浜松市へ行ってみました。


快進撃は上新屋店から始まった

実は8年くらい前から定期的に上新屋店を訪ねています。2008年にオープンした上新屋店は、楽園初の1000台巨艦店でした。

浜松で300台以下のホールを運営していた浜友観光が、入りにくい駐車場&堀のように囲むドブ川のクソ立地に巨大店舗をオープンさせた。アホの所業と言われたのに、なんと静岡西部No.1の高稼働店へ育て上げます。

当時は珍しかったコンビニ併設もあり、日本中から見学者を集めました。

同じく当時は珍しかったデカ島にドル箱を広げて演出する手法はまさに「銀色の絨毯」でした。その稼働、出玉感たるや!

稼働は平日でも平均7割くらいあったんじゃないかな。

店舗を囲む川が〝堀〟のようになっていて、極めて入りにくい

楽園はこのノウハウを武器に、巨艦店を次々と出店させます。

上新屋店は楽園成功の象徴であり、浜友観光のフラッグシップとして長く君臨しました。

それが現在、こう。

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