【5月3本目】メガガーデン所沢スロット館2 グランドオープン
先月下旬のリニューアルオープンに続き
国による緊急事態宣言、県による休業要請が出る中、また競合店が一斉に休業する中、驚くことにリニューアルオープンを仕掛けたメガガーデン所沢スロット館(以下、旧館)。詳細は先月語りました。
そしてガーデングループは今回、5月6日で県の休業要請が一旦切れた間隙を縫い、リニューアルどころか新規グランドオープンを仕掛けたのです!
コロナ自粛明けまで当面延期と記されていたメガガーデン所沢スロット館2号館(以下、新館)は、わずか2週間後にオープンとなりました。
既存店舗に連結する形ではありますけど、組合から5月7日以降も休業するよう要請を受けた中、営業するどころかグランドオープンするとはさすがに驚きました。
しかしその情報はほとんど知らされておらず、チラシはもちろんのことP-WORLDにも記載はありません。昼過ぎ、業界人の放ったツイートを受ける形で投稿した大崎一万発氏の画像により、ガーデンの強気な戦略は明らかになったのでした。
弁護士の名前まで出しての取材拒否
内容は以下の通りです。
当店の店内や外観、お客様、従業員の無断撮影、取材は固くお断りさせていただきます。無断で上記の行為が行われた場合には、業務妨害や名誉毀損として、告訴、損害賠償等の手続きをとることがありますので、その点あらかじめお伝え致します。
店舗代理人 弁護士 齋田求
事実上の取材拒否。店舗の外観すら撮影できないとは尋常ではありません。私も思わずこのようなツイートをしました。
取材お断りってことは、でちゃうやスロパチステーションあたりの「取材」も断るんですかね。
これを説明しますと、旧館はこれまで何度もメディアの取材を受けているのです。でちゃう!編集部ピスタチオ田中氏のツイートを見ると、
業界で最も有名な取材媒体スロパチステーションの取材は何度も受けておりまして、スロパチのサイトを見ると「埼玉県所沢市日吉町11-17」と記載された記事を発見できます。
同ページにはP-WORLDのリンクまであり、そのリンクを押すと、驚くことに旧館のページに飛ぶのですよ。
同店オフィシャルページに記載されている住所は「埼玉県所沢市日吉町11-17」。スロパチの記載と一致します。
ガーデン側は取材を依頼していないはずですから(依頼をするとイベントとなってしまうため)、偶然の一致か、あるいはスロパチステーションが勝手に取材を行ったかのどちらかでしょう。
スロパチステーションは勝手に「潜入取材」をしていた!
ガーデンは今回「取材拒否」の姿勢を明確にしましたし、いつまで取材を断るかの期限も区切っていません。
今後はスロパチによる取材は困難となるでしょう。もしもスロパチのWEBサイトにこれまでのような「取材結果」が掲載されるとしたら、ガーデンはスロパチに対して「取材許可を与えた」ということになります。
スロパチは訪問スケジュールを事前公開する取材で有名ですから、これに許可を与えてしまうと、出玉集客イベントをスロパチへ依頼したという形になってしまい、広告宣伝規制に引っかかる。
ガーデンを運営する株式会社遊楽はCSR活動で有名ですし、業界全体で否定している広告宣伝をやるわけがないのです。
↑しかも「潜入取材」とあり、ガーデン側から許可を取っていないことは明白です。ふざけた話だと思いませんか? 遊楽さん、これは厳しく抗議した方がいいですよ。
スロパチステーションはガーデンの姿勢を無視するな
ガーデンは厚生労働省からの「くるみん認定」を受けています。
くるみん認定とは
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として認定(くるみん認定)を受けることができます。
また、LGBTの取り組みにも熱心であり、社会的に進んだ取り組みをする企業、それがガーデングループ株式会社遊楽なのです。
さらに同社の密山社長は以下のように語っています。
ただ永続するだけではなく、社員一人一人が意欲を持って働き、挑戦、成長を繰り返すことで、お客様はもちろん、地域や社会を含めた「ふれあう人々」に貢献し、「楽しさと豊かさ」を実現していきたい
立派ですね。北浦和の小さなパチンコホールから1000億円の企業へと育て上げた、立志伝中の大人物らしい言葉と言えるでしょう。
取材の否定、同社の先進的な取り組み、そして密山社長の言葉。出玉イベントや広告宣伝自粛は業界全体の取り組みですから、スロパチステーションの無断潜入取材は「地域や社会とふれあう人々に貢献する」ガーデンの理念と真っ向から対立し、理念をあざ笑う物になっています。
来店取材と称したメディアは告訴の対象か
今回、ガーデンは弁護士の名前を出しました。今後スロパチをはじめとする各種メディアがガーデンへの取材を続けるならば、告訴や損害賠償の対象となってしまうこと疑いありません。
理念を高らかに掲げ、地域住民を大切にしながら事業を拡大させるガーデングループ、株式会社遊楽をバカにしちゃいけない。
私はガーデングループのCSRに深い感銘を受けました。先進的な姿勢を持つ企業に、業界の悪弊とも言える出玉煽りイベントは似合いません。スロパチステーションをはじめとする「取材」メディアには、密山社長の強い意志を感じ取ってほしいのです。
取材禁止の店に対して潜入取材を仕掛けるだけでも言語道断なのに、事前告知する、出玉を含む店内写真を掲載する、挙げ句の果てに高設定を煽るなんて、メディアとしてのリテラシーは厳しく問われるでしょう。
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