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【姫路サルーン】中村春根(陳春根)の築いた裏物王国|写真あり

追記・大阪高裁における二審判決

2021年1月28日、大阪高等裁判所において中村春根こと陳春根被告の控訴審が行われました。傍聴の抽選から被告の様子に到るまでをまとめましたので、合わせてご覧ください。


Bモノって知ってる?

Bモノという表現に懐かしさを覚える業界人は多いでしょう。いわゆる裏モノ、不正改造されたパチスロ機のこと。日本中が21世紀を祝い、年賀状にハッピーニューイヤーではなく、ハッピーニューミレニアムと得意げに書いていた頃のお話。LINEなんて存在せず、メールはEメールと呼ばれ、携帯電話から「10円メール」を送っていた頃。一部の健全営業ホールを除き、日本中にBモノパチスロは万円、いや蔓延していた。

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40代以上の業界人に「大東音響ってすごかったんですか?」と尋ねれば、リズムボーイズ(リズボ)について熱く話してくれるだろうし、「ボルキャニックってなんですか?」と問えば、目を爛々と輝かせて昔語りを始めるでしょう。千葉県、茨城県、新潟県、愛知県、三重県、岐阜県などでは沖スロと呼ばれる大きなコインを使用するパチスロが片っ端から裏返った。

ホールへ行けばBモノに当たる状況は、警察による摘発で終演を迎えます。しかし同時に4号機パチスロの正規品がBモノより過激になる本末転倒な状況となり、パチンコホールもパチスロファンも狂ってしまった。なにせ1日で100万円儲けたという話も出たのだから。裏モノを摘発しつつ、このような正規品を適合させた警察行政とは、はっきり無能の烙印を押されても仕方ないものでした。


日本一高稼働なパチスロ専門店が登場した

さすがに危機感を覚えた警察は4号機から5号機へレギュレーションを変更し、ギャンブル性を極限まで抑えた。もはやかつての熱狂は味わえないのかと皆が諦めた時、強烈な光を放つホールが登場します。

兵庫県姫路市にオープンした「サルーン」。

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