組織に必要? 生産性の低い「スカブラ」な人 2023/01/05-06
2023/01/05の食事
町中華のような野菜炒めの味がどうしても出せないと悩み続け、鶏ガラスープにオイスターソース、クックドゥから中華あじまで色々と試したけど、ハイミーをぶっかければ〝あの味〟に近づくと知った。
拍子抜けするやら、白い粉の魔力に驚くやら、うめぇ。
2023/01/06の食事
とんてき。自作なので脂身は少ないし、野菜てんこ盛りなので、表記のようなカロリーや脂質にはならないと思うのだけども。
♪サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ
すごい歌詞だ・ω・
アメリカで、コンサルの指示通りに人員整理を行ったら、生産能力の低かった人物が実は職場を円滑に回すキーマンで、組織全体の生産力が逆に落ちてしまった話があるそうで。
3年以上前の話ですが、この手の話はあちこちに転がってます。人間なんて個性はバラバラですから、水と油ばかり。それをなじませる界面活性剤のような人、対立する関係を緩和する〝触媒〟になれる人がいる。
銀幕の植木等であったり、釣りバカ日誌のハマちゃん(西田敏行)であったり、一見すると生産力皆無の人がキーマンだったりする。
スカブラってなんぞ?
その昔、炭鉱労働者には「スカブラ」と呼ばれる人がいたそうな。仕事が好かんでブラブラしてる人、という意味なんだとか。
仲間と炭鉱へ入っても石炭を掘らずにエッチな話や笑い話をし、仲間にお茶を出したりする人で、生産力重視の炭鉱にあるまじき存在です。しかし、
これ、なんか分かる気がするよね。笑顔が消えちゃうんだよな。
スカブラをうっかり解雇しないために
アメリカだかドイツだか忘れちゃったけど、ハブ・媒介・スカブラに該当する人物をどうやって見つけ出すか考えたんですって。
まず、全員の社員証にGPS付きのICタグを取り付ける。
社員がどのような動きをするか、ビッグデータとして集計し続けた。
すると、社内の窓際部署に動線が集まることを発見します。上層部が予想だにしなかった人物の元へ、エース級の人材が足繁く通っていたんです。
その人物は出世レースから外れた中堅社員。エース達がかつて仕事を教わり、BARで酒をおごってもらい、気のいい先輩として慕った人物。
社外にも友人知人が多く、なんならかつての教え子が他社で出世していたりと、人的ネットワークの集約点になっていた。
エースはおろかマネージャーまで「〇〇さん、この業務、誰が得意かな」「〇〇さん、このプロジェクトどこに発注すればいい?」と、一日中、誰かしら彼の元を訪ねてくる。
上層部は肝を冷やします。恐ろしいことに、彼はリストラ名簿に名前があったそうです。
スカブラを使う注意点
GPSなんてつけなくても、小さな会社なら面接でスカブラを発見できます。定期面接のときに「分からないことがあったら誰に聞く?」「話しやすい人は誰?」と聞く。
そこで上司以外の名前が何度も出るようなら、スカブラかもしれません。
ただし、発見できたとしても下手に優遇するのは危険です。スカブラには注意点があって「出世させちゃいけない」。
同じ給料ならば〝仲間〟であり、「あの人はしゃーないw」で笑えるけど、上司となって高い給料をもらった瞬間、憎しみの対象となります。仕事もできないくせになんなんだと。
実際、植木等もハマちゃんも役職者じゃないし、いつも怒られてるでしょ。
そんな〝怒られ〟を一手に引き受けるのもスカブラの仕事であり、同僚たちはそこに大きな価値を見出します。上司からのネチネチした叱責を回避できるなら、盾になってくれるなら、おっちゃんの分まで俺たちが掘るわね。
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