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人口増を実現した兵庫県明石市のカラクリ 2023/01/29-30 ダイエット日記

【この記事は】
地方の過疎化、人口減少が叫ばれる中、人口増を実現した兵庫県明石市。特に「子育て世代」が集まる泉市長の手腕は見事・・・なのだろうか。人口増のカラクリを見ると明石市の手法は日本の処方箋になり得ないと分かった。

2023/01/29の食事

昼は株式相場を見ながら食べます。四半世紀ぶりに「永谷園のチャーハンの素」を買ったので作ってみた。当時は「店味だ!」と感動した記憶。

・・・んー

こんな味だったかなぁ。

調理中、味見の時点で物足りなかったので鮭フレークを足してみた。あと鶏ガラスープの素を少し振りかけた。

ぶっちゃけ、乾燥具材がイマイチなんだろうね。

余った野菜を油で炒め、溶き卵とご飯を投入。中華あじや、昔からの「炒飯の素」をふりかけ強火で混ぜ合わせた方が、やはり美味しく仕上がります。

とはいえ永谷園もマズいわけじゃないので全部使い切る所存。

なお「あみ印・炒飯の素」は、お湯で薄めると、街中華のスープの味になるのでオススメ。

いや嘘、こんなん万人には勧められない。

チープさを好む方はぜひ。


2023/01/30の食事

昼食は「情熱の薔薇」に書いたやつです。あれを天ぷら刺身定食でまとめちゃっていいのだろうかとは思う。


明石市の人口増の話。って明石市はどこよ

神戸の左隣。淡路島の真上。

大阪から広島方面へ向かうと、すぐに兵庫県へ入ります。兵庫県の瀬戸内海側は、尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市、明石市、加古川市、姫路市と、全国的にも名の通った大きな都市が 連続的に 並んでいます(山で区切られていない)。

古くは淡路島や四国へつながる交通の要衝として。近年は神戸市や大阪市へのベッドタウンとして栄えました。


なぜ明石市は子育て世代に支持されるのか

明石市は子育て世代から強い支持があります。その理由は。

医療費無料

保育所・幼稚園無料

オムツかミルクの無料支給・中学校の給食費無料

結果、中核市での人口増加率は日本一になりました。


泉市長、何者ぞ

泉市長は弁護士。2011年に与野党相乗り候補をわずか69票差で破って以降、その豪腕で市政を改革し、圧倒的な支持を得ます。

市長になる前は民主党から衆院選へ立候補し2連敗

政権批判で与党から煙たがられますが、人口を増やし、特に若者世代を増やした手腕は評価されるべきでしょう。

2019年は不祥事で辞任したにも関わらず、明石市民は泉氏を選びました。

出直し市長選で〝圧勝〟

直近の選挙は対立候補すら出ず、無投票で4選を決めました。

ただ、直近は相次ぐパワハラ発言で批判に晒されており、次期市長選への不出馬を決めています。今後は地域政党を作るのだとか。


なぜ明石市の手法を全国で使えないのか

まず、明石市の人口推移をご覧ください。

泉市政により人口減少が止まり、むしろ直近は大きく増加。少子化の影響も何のその、年少人口をも増やしています。これはスゴイことよ。全国の自治体が明石市を参考にすれば、少子化を食い止められそうじゃないですか。

でも、ダメなの。

明石市の手法は全国で使えない。

その理由は隣接する周辺自治体を見ると分かります。


神戸市西区

2015年→2020年で、人口が減っています。


神戸市垂水区

西区と同様、人口は減っています。神戸は日本を代表する大都市なのにね。


加古川市

神戸市西区・垂水区同様、人口が減っています。年少人口は下げを加速させてる。


稲美町

神戸市西区・垂水区、加古川市と同様、人口が減っています。かなりの急減ですね。年少人口も同様に下げを加速させています。


播磨町

下げ止まったはずの人口が再び減少に転じました。また、回復の兆しが見えていた年少人口も再び下落に転じています。


おわかりいただけただろうか

明石市は周辺の自治体から人口を吸い上げただけなんです。

特に子育て世代を吸い上げた。

一つの自治体がやるなら人口増加できますけど、国全体でやったら何も変わらない。

これが、明石市の手法を全国で使えない理由です。

ただ、一つの自治体でやるなら(周辺市町村からの恨みは買うけど)極めて有効な手法です。特に明石市のような、山で区切られていない広い経済圏の一部なら、周辺から移住しやすいですし。

ちょっとご近所に引っ越す感覚で手厚い児童福祉を得られるなら、そりゃ人気になりますわ。

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