【1月2本目】ファクトで殴れ
SNSは暴力の世界いつの間にか浸透してきた“ファクト”という単語。“事実”よりも解像度の高い「揺るがない事実」という印象を与えます。
そんな単語が広まるくらいだから、ファクト重視の考え方も広まって、ないんだなこれが。むしろSNSは感情論こそ力を持ちます。短い文章で感情をかき立て、共感を拡散させ、対立する相手を駆逐する。
SNSに限らず、人は正義の側にいると確信したとき、どこまでも暴力的となります。よりいっそう正義の側にいる者、現代社会においては“弱者”へ寄り添う者ほど強い