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岡亭みゆ先生のおうちのヒカリシくんたちのお話


これより先は、岡亭みゆ先生作、ヒカリシの二次創作になります。
ヒカリシ、とても優しくてあったかい素敵なお話しなので、全人類是非見て…!
岡亭みゆ先生のホームページは下のリンクから飛べます!

区切り線以下は先生が創作のことについて呟かれてるネタをまんまお借りしました。パスなどが必要になるページでの呟きなので、大っぴらに出して良いか少し悩み(悩むならはなからやるなって話ですよね、考えたら)ぼかした表現のタイトルを付けてしまいました。岡亭みゆ先生、大変申し訳ありませんでした。
これからはどんどんお名前を出させて頂きますので、本当みんな是非サイトへ行ってくれ…!もう一回リンク貼っておくからな!(やめい)
岡亭みゆ先生のヒカリシやそのほかの作品は下記のホームページから見られます!







『なんで言い出しっぺが一番へばってるんだ』
『ご、ごめん……』
『ほら、かき氷もう一個食っとけって』
『ごめん、嬉しいけど2つも要らないかな……』
カゲシの肩にもたれかかるヒカリシは、トドケシに差し出された氷の入った器を受け取らなかった。返された青色の氷の山。それをトドケシは、じゃぁもう一個もーらいっ。とスプーンで掬って自分の口へと導く。んまー!と顔を綻ばせるトドケシに、ヒカリシは弱々しい笑顔で応えた。
『カゲシは、暑くないの?』
『暑い』
『でも平気そうに見えるよ』
長袖暑くない?との問いに、長袖じゃないアームウォーマーだと応えになってない返事をヒカリシにするカゲシ。そんな暑さを感じさせないカゲシの頬を伝う汗をみて、ヒカリシは彼に預けていた頭を起こす。
『ごめん。ぼくがくっついてたら余計暑いよね』
そう言って、少し距離を取ろうとするヒカリシの頭をカゲシはぐっと引き寄せて自分の肩にもたれさせた。
『下手に遠慮される方が迷惑なんだ。もう少し休めばいい』
『……あ、ありがとうカゲシ』
もう少しだけ大人しくカゲシに身を預ければ、彼が持つ団扇によって優しい風がヒカリシに届く。ご馳走様でした!とトドケシが手を合わせる音を聞きつつ、ヒカリシは目を閉じた。