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G7も食糧危機警戒か。小麦に言及

※本記事は筆者が経済を見る目を鍛えることを目的としてニュースをシェアし、考察したものです。株式投資の銘柄を紹介する場合もありますが、決して推奨するものではなくあくまでも一個人の見解であることをご理解ください。



食料品の値上げ高騰は沸々と増えており、日本でも食糧危機の懸念の声が上がっています。
今回はG7農相会合のニュース記事の紹介です。

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G7農相会合 ウクライナ支援や食料安全保障を議論、低自給率の日本は対応急務
https://www.sankei.com/article/20220514-BAHFGNLNOFNAXJLHMXZDKWBXQM/?outputType=amp
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本記事では、
ウクライナ情勢の影響で小麦価格は世界的に高騰し、
”穀物価格の状態が長く続くと、価格だけでなく量の危機に陥る可能性がある”
との警戒も示されていました。

小麦といえば、ロシアのニュースメディアでこんな記事がありました。

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В Грузии заявили, что в стране фактически закончилась пшеница
ジョージア、事実上小麦を使い果たしたと発表

https://tass.ru/ekonomika/14618897
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(DeepLによる翻訳)
ジョージアの小麦の備蓄は実際に枯渇しており、小麦粉の輸入を積極的に開始したため、製粉所は今後数日のうちに作業を停止する予定。ジョージア
穀物・小麦粉生産者協会のレバン・シラガヴァ会長は、金曜日にジョージア
の通信社Interpressnewsとのインタビューでこのように述べました。

"数ヶ月前から、小麦に代わる小麦粉の積極的な輸入が行われている。今日、私たちは、以前から蓄えていた小麦が実際に枯渇し、数日以内に製粉が止まるという状況に至っています」とシラガワは言った。

さらに、現在のジョージアの法律では、小麦粉の輸入税はゼロだが、小麦の輸入税は変動制で、現在1トン当たり120ドルである。シラガワによると、国連は各国に少なくとも2カ月分の小麦を備蓄するよう勧告している。

ジョージアの小麦消費量は、年間65万トンにものぼる。自国の穀物供給はわずか15%。残りは輸入品で、その9割以上がロシアからの輸入です。同共和国のオタール・シャムギア環境・農業相は4月、当局は今後数年間で小麦の栽培量を総消費量の15%から50%に引き上げる計画であると述べた。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

上のリンク先の記事を要約すると、
①ジョージアという国の小麦の備蓄が枯渇し、数日以内に製粉所が停止する。
②代替で小麦粉の積極的な輸入を推進する。

です。

今後の株式投資の購入銘柄を考えるうえで、
小麦輸入価格の高騰に向け、国内の小麦関連銘柄へのエントリーを一時期考えていたのですが、この記事から感じたことは、
もし日本も小麦輸入がままならない状況になれば、製粉会社の経営は成り立たなくなるのでは?ということです。
製粉業の大手企業は今は一定のレンジを行ったり来たりの比較的安定した相場ですが、ジョージアの記事を読むに、今後の備蓄状況によっては一気に株価が下がる可能性もあるんじゃないかと思っているので、引き続き動向をチェックしようと思います。
無い袖は振れない。

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